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テーマ:体当たり園芸(680)
カテゴリ:ポインセチア
9本あるポインセチアの内,今シーズンディスプレイしなかったレッドフォックスの親株を予定通り先週末に切り戻しました.
切り戻し前 切り戻し後 う~ん,スッキリ! しばらくの間はみすぼらしい姿になりますが,4月になれば本格的に新芽が現れ,5月にはそれなりの姿まで復活しているでしょう. その頃には乱れた樹形を整える為に剪定が必要かな~. その間 何もせず放置するわけではなく,3月末には一回り大きな鉢へ植え替え(4号→5号),緩効性固形肥料による施肥も開始したいと考えています. さて,残りの8株は未だディスプレイ継続中. 2月にポインセチアを飾っていると季節外れって気もしますが,他に屋内に飾る物もないですしねぇ~. 2006年の挿し木株(左:レッドフォックス,右:フリーダム) 右上:2006年の挿し木株(フリーダム) 中央左:2006年の挿し木株(レッドフォックス) 下:2007年の挿し木株(レッドフォックス2株&フリーダム2株) 最近下葉がドンドン落葉していますが,まだこれくらいならディスプレイしていても罰は当たらないでしょう. 尚,フリーダムの赤い苞葉の色が悪いと前回hanasakiさんから指摘を受けましたが,これは株が成長を再開した結果です. 実はポインセチアの開花期(苞葉が色付く時期)は株の休眠期に当たります(だから施肥は不要). 短日条件が一定期間続くと株の成長は止まり,花芽が出来ると共に苞葉が色付く(緑の葉が出ずに発色した葉(=苞葉)が花の回りに出る)のです. ところが,短日処理を中途半端に行ったり,夜間も明るい場所でディスプレイしたり,自然条件が長日条件になったりすると,十分な温度が確保されている場合は成長を再開して赤い葉が黒っぽくなってしまいます. これは成長の再開により,赤い色素で成長するよう準備されていた苞葉に通常の葉の色である緑色が入り込んでしまうからです(色の三原色:赤+青+黄=赤+緑=黒). これを防ぐには,新たに苞葉が出てこなくなるまで徹底的に短日処理をするか,ディスプレイ中も短日処理を続ける(夜間はディスプレイしない)か,成長に必要な温度以下で管理する,のいずれかの対策をとるしかないでしょう. 但し最後の方法は根腐れで枯死してしまう危険性をはらんでいます. そして前者二つはほぼ同義でしょう. ちゅーことで,今まで10月に終了していた短日処理を来シーズンは11月半ばまで続けてみようと思います(短日処理開始は月末). それにそれだけ長期間短日処理を実施すれば,今シーズン失敗したピンクの苞葉のレッドフォックスも間違いなく発色してくれるでしょうしね.w ------ ポインセチアのその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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