2009/12/31(木)16:56
クリスマスに間に合いそうに無いポインセチア
ど~もポインセチアが肝心のクリスマスに間に合いそうもありません.
フリーダムは問題ないのですが,レッドフォックスの苞葉の成長が遅すぎるのです.
フリーダム(2007年挿し木株)
フリーダム&レッドフォックス(2008年挿し木株)
レッドフォックス
左:2006年挿し木株)
右:2007年挿し木株
やや小型の『2008年挿し木株』は今後一週間で何とか形になりそうですが,大株になっている『2006&2007年挿し木株』は….
レッドフォックス 2008年挿し木株の苞葉
レッドフォックス 2007年挿し木株の苞葉&頂芽付近
う~む~.
早生のフリーダムは短日処理を実質未実施でも(=自然光下で放置していても)十分クリスマスに間に合いましたが,通常種(or晩成種?)のレッドフォックスは早期から短日処理を実施しないと駄目だった様です.
ただし,苞葉の成長が遅いのは短日処理を実施しなかった(10月半ばから実施しましたが,あまり意味が無かった様子)事だけが原因ではなさそうです.
だって短日処理を一切行わなかった今年の挿し木苗は,レッドフォックスもシッカリと苞葉が発色していますから….
2009年挿し木株
右1株:フリーダム
左2株:レッドフォックス
すなわち,どうやら株が大きくなる(枝数が増える)につれて苞葉の成長速度は遅くなるようなのです.
判りやすく書き直すと
株の大きさ(枝数の多さ)
2009年挿し木株<2008年挿し木株<2006年年挿し木株 & 2007年挿し木株
苞葉の成長具合
2006年年挿し木株 & 2007年挿し木株<2008年挿し木株<2009年挿し木株
となります.
しかしこれは『鉢サイズ(根が張るスペース)が地上分に見合ったサイズ』なら問題にはならない事だと思われます.
そうでないと『自然界のポインセチアも成長するにつれて花が咲きにくくなる』って事ですからねぇ~.
断言はできませんが,まさかそんな事は無いでしょう.
とにかく,挿し木から数年が経過した我が家の株(2006年年挿し木株 & 2007年挿し木株)に5号鉢が小さすぎるのは間違いありません.
ちゅ~事で,来年は短日処理開始を早め,年数を経た株は6号以上の大きな鉢へ植え替えれば良いという事になりますが….
6号以上のでかい鉢なんて屋内に置けねぇ~!
かといって屋外に置いていたら12月中に寒さで枯れちゃいます.
そんな訳で来年のレッドフォックスは以下の様に管理していく予定です.
・挿し木から年数を経た鉢も5号鉢で育てる(冬期は屋内に置くため)
・8月下旬の最終剪定(切り戻し)を今年以上に大胆に行う(枝数を8~10本程度まで減らす)
・最終剪定後も枝数が増えすぎないように10月まで新たに出てきた枝を間引き続ける
・最終剪定一週間後(9月初旬)には短日処理を開始する
また,枝数を減らすことで株がスカスカになって不恰好になるようなら,再来年からは矮化剤(ビーナイン水和剤)の使用も検討したいと思います.
ビーナイン 水和剤 1gx5袋
しかしどれだけ頑張っても『早生ではない』レッドフォックスを納得いく草姿にするのは難しいと思われますので,来年以降は挿し木による株の更新は行わず,数年後には育成をやめてしまいたいと考えています.
その代わり,苞葉が赤以外の早生品種の苗を来年のクリスマス前に購入し,再来年からはそれを挿し木で更新していこうと思います.
とりあえず今年の『大株になってしまったレッドフォックス』は,今月上旬に『成育不良の枝』と『頂芽が内部に埋もれた枝』をカットして枝数を減らしてみましたが,それでもまだ10本以上の枝が残っています(あまり数を減らすとスカスカになってみっともない為).
残した枝の苞葉は一体いつ完成するのやら….
尚,赤い苞葉のフリーダムは,今まで通り育てていくつもりです.
だって短日処理なしでも良い事が判っちゃいましたからね.w
こんな手抜きができる品種を手放したくはありませ~ん!
------
ポインセチアのその後の様子はこちら