木製フェンス デザイン決め、塗装から柱立て
フェンスのデザインは、あれこれ考えてずっと決めきれずにいたのだった。ある程度の視線をさえぎりたいので高さが本当は140cmくらいほしかったが、目隠し度が上がれば、日光もさえぎり、冬場は野菜に日が当たらなくなってしまう。また強風による風圧に耐えかねてしまうかもしれない。おまけに、ブロックに柱用に開いている穴は、最長2m間隔。アルミフェンスならいいけど、木製にはちょっと長すぎるピッチである。それに費用だって抑えたい。延べ26m。正直長い。隣地の竹やぶにもときどき下草を刈りに行かねばならない。(もちろん、地主は了解済み)悩んで、結局、牧場なんかにあるような横に丸棒が2,3本あるようなフェンスに落ち着きそうだった。が、丸太フェンスはすごく頑丈で柱間2mのピッチでは施工できそうもないし、値段もかなり張った。それで、落ち着いたのが、ほぼ2x4材と同じ4mの横桟を三本角柱に取り付けること。桟のピッチは、私がなんとか通過できる幅(37.5cm)にした。柱の高さは、110cm。なんかみんなハンパな寸法だけど、これがオーダーのいいところ。柱は、4cm角のアルミ角柱を、ほぼ2x4材と同じ規格の木材で両側から挟んで作られている。施工しやすいように、桟を固定するための切り欠きも作ってくれていてる。ポストキャップは、木製のものを提案してもらっていたのだが、他の構造物との統一性と耐候性の点から金属製のものを別途購入。微妙に規格が合わないが、柱の両側を2mmくらいずつ削ってキャップが治まるようにした。届いた木材をデッキと同じ塗料を購入して、パパと二人で塗装。デッキ材の時に比べたら、楽な量である。それでもおわれば、「やっぱり疲れたね、やれやれ」という気分にはなるくらいの仕事量。このあと、二週続けて週末は大荒れの天気。4mの横桟は、長すぎて軒下にも入れられず、塗装はしたものの雨ざらしのまま、庭に鎮座。二月の三連休でようやく、次のステップへ。柱は、ブロックの穴にモルタルで埋め込むわけだが、20cm入れるところ、2cmほど深さが足りないところが多かった。これはブロックの高さが20cmたらずで、下の段のブロックにモルタルを普通に詰めるとちょっと足りなくなってしまうのである。これをなんとかクリアしなくてはならないので、当初は、振動ドリルをホームセンターからレンタルしてきて、掘り下げようと思ったのだが、長いビットが思いのほか高かったのと、長いビットは当然なら、太めで、ブロックを壊してしまうかもしれないと思えた。結局購入したのは、ローテクの「たがね」。削ったえんぴつの形をしたノミのようなもので、かなづちでたたいて使う。あとは、ブロックを施工してから三年ほどたっていたので、雨水がたまっていたり、コケのようなのが付いていたり、落ち葉やどろがたまっていたりしていることだった。これをきれいにするには、高圧洗浄機以外に適当なものはないだろう。しかし、近所のホームセンターにはレンタル品はなかった。外壁や玄関アプローチその他の庭のものや車の洗浄にも使えそうなので、この際購入することに。店員さんに聞いて、あまり安くはないが、そこそこの機能をいう製品を購入。20000円以上した。水道から一番遠いフェンス穴までの距離よりも付属ホースの長さが短いので、別途水道のホースを購入。パパと二人がかりで、洗浄器を組立て、ホースをつないで、スイッチオン。(と書くと簡単そうだが、ココまでたどり着くにも一もんちゃく。)やや可愛げのある「ごぉーっ」といいう音と手ごたえとともに水が吹きだす。気持ちよいくらいきれいになる。タワシでこすってもこんなにきれいにはならないだろう。それが、ホースで水を当てるだけで汚れたブロックがもとの灰色に近い色になっていく。穴に残った水は絞った雑巾を突っ込んで取り除く。その後、タガネでモルタルをはつる。これがなかなか根気のいる仕事で、思うようには削れない。深さもあるので、掘り進めるほどに、角度をつけることが出来ず、面倒になるし、何度もたがねを持つ手をたたいてしまう。遅々としてすすまず、ボランティアのパパは次第にやる気がうせてきたらしい。タガネは一個しかないし、ちょうど昼食時になったので途中で抜けてもらった。かなりがんばったつもりだけど、すべての穴を深さ20cmまではほれなかった。予定の深さより5mmほど短くなるが、それでよしとすることにした。その穴にモルタルを入れて柱を建てる。水平器で傾きを確認して調整。初日は2,3本柱を立てて終了。疲れた・・・。腰も痛くなるし。