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職の精神史

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2008.06.22
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純一 そして、夜に屋台や居酒屋に行けば、「課長の野郎、なめやがって!」とか、「部長に今度会ったら、辞めるって言ってやる!」などと息巻いています。


でも、また会えば相変わらずペコペコしています。


しかし、心配する必要はない。


入社してもまともな仕事をしていないんだから、「おまえはもう、辞めている」のです。仕事とは何かという前提、つまり職業観が間違っていれば、就職したって仕事はできないのです。


つまり、この人の仕事は、今も就活で止まっているんです。どうせ、学生の頃から、知名度や規模しか尺度がなかったんでしょう。頭の使い方を間違えると、本当に恐ろしいものです。



(亘、冷や汗)



純一 皆さんも、社会人がスーツを着て名刺を持っているからといって、みんなが「仕事」をしていると思ってはいけません。


人は皆、仕事をやっているのではなく、「自分が仕事だと思っていること」をやっているのです。


そして、仕事とは、先ほども話したように、外においては自分の得意分野をもって相手の不得意分野を解決し、悩みを喜びに変える営みで、内においては怠慢を真面目に変える営みです。


だから、まじめにやれば、楽しくないわけがない。


仕事が楽しくないなんて言う人は、「怠け者」です。


就活が楽しくないなんて言う学生も、「怠け者」です。


所詮、頑張ったのは受験勉強ごときで、自分の頭を使ったことは一度もないんでしょう。



(学生たち、集中)



純一 ですから、会社を発展させたければ、仕事を成功させたければ、就活を成功させたければ、その答えは至って単純です。


それは、「仕事とは何か」という職業観を正しく確立し、共有すればいいのです。


「相手の喜び」を基準に自分の言動を修正し、相手の要望に基づいて、悩みを喜びに変えていく過程に、努力を集中させればいいのです。そうすれば、失敗する方が難しい。



(麻衣、美里 集中)



しかし、世の中の、特に「ミーハー」と言われる連中は、こういう素朴な事実が理解できない。フリーターにもそういう人が多いのです。


人前では強がって、家に帰ればウジウジ。最後は社会を恨んで、過去を恨んで、他人を妬んで、「本当の自分は、こんな自分じゃない!」などと言い出すもの。


「型にはまらないのが魅力」とか言う人ほど、見事なまでに「負け犬の型」にはまる。


職業観がずれていれば、最初から終わっています。そうして、惨めな現実を受け入れまいと虚勢を張る。その、虚勢を張って時間を浪費している今の自分が、「本当の自分」なんです。



(亘、ショックで青ざめる)



純一 だから、資源の最適化を目指す、つまり「目標達成に向けて現実の自分の落差を埋める」という点においていえば、就活も立派な仕事です。「活動」とは成長が伴う継続的な行動です。


「オレももう社会人か。いつまでもこんな生活できないな」と思って悪習慣を断つ。


あるいは「将来の成功のために、公認会計士の勉強をしよう」と思って習慣的な勉強を始める。


または、「早起きに慣れよう」と思って、新しいイベントを生活に組み込む。


そういう地道な行動を続ければ、未来と過去の展望が変わり、現実に良い影響を与えます。「自分と未来の見え方が変わる」、成長とはこのような変化を指すのではないでしょうか。



(麻衣、美里 集中)



純一 だから、就職活動とは、「自分を成長させる営み」であって、「成長した自分を伝達する技術」ではありません。


学生の中には、自己分析、エントリー、筆記試験、書類提出、面接などを「就活」と呼ぶ人も多いですが、これのどこが「活動」ですか?


夜、家で二十社エントリーして、良い汗をかきますか?履歴書を書いて、感動の涙が流れますか?流れないでしょう。


これらは所詮「手続き」に過ぎません。活動と手続きは厳密に区別されるべきです。目に見える手続きだけを「活動」だと誤解しないことです。


そして、根本において職業観が欠落し、小手先の対策ばかりに躍起になって、手続きを活動と呼んで本質をごまかす就活を、「就活ごっこ」と呼びます。


皆さんが今からやろうとしていることは、活動と手続き、就活と就活ごっこのどちらですか?


ごっこで失敗した人を見たければ、ハローワークにでも行けばいい。相変わらず、条件や待遇を重視し、書類や面接で勝負が決まると思っている大人に会えます。


つまり、職業観が存在しない人は、年を取ろうが同じ悩みに苦しみ続けるということです。



(亘、凝視)



純一 ですから、このサークルに入ることで「就活に有利になる」とか考えている人は、来なくてよろしい。就活サークルなんて、最近はいっぱいあるようだから、それにでも行けばいいでしょう。


僕はそんな「ごっこ」には何の興味もない。


僕は学生の味方ではなく、頑張る若者の味方でありたい。素朴なことでも、未来を信じて誠実に生きる現実を分かち合い、将来、そんな過去を笑顔で回想できる仲間でありたい。


お互いの職分を誠実に守り、仕事において自己表現と社会貢献を行い、そうして尊敬しあいたい。だから、今、職業観を鍛え抜きたいのです。


(亘 悟る)





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Last updated  2008.06.23 03:45:57
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