443914 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

職の精神史

職の精神史

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Archives

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Freepage List

Profile

nao12317556

nao12317556

Calendar

Comments

isaka@ Re:竹山道雄「白磁の杯」(05/28) 突然で失礼いたします。「白磁の杯」は、…
背番号のないエース0829@ Re:ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
takokuro@ Re:ヒトラー「わが闘争」(06/08) 「内心に罪の意識があり、自信がない人間…
しみず ぎすけ@ Re:278.笑顔に勝る化粧なし・・・(04/25) 小さな店舗で、運営を任されている清水と…
Abc@ Re:私の外国語学習(05/21) 頭悪すぎm9wwwwwwwwwwwwwwwwww
2008.07.25
XML
カテゴリ:思ふこと/旅日記

昨日、産経のサイトを見ていたら、脇山さんと杉本さんにぜひ紹介したいページがあった。



こちら



男として、分かるような分からないような…。それはさておき、「ゆかたイベント」もうまくいってほしい。



それにしても、「ユーキャン流行語大賞」のように、ランキングやコンテストで社名を売り込むのは、最近定着した広告手法だと思う。




さて、昨日は朝のうちに読書合宿(第11回)のレジュメがあらかた完成し、来週から始まる「近現代・極秘勉強会」の第1回のレジュメも完成したので、昼から大橋文庫に行った。



およそ半年ぶり。今回はどんなお宝に出会えるのだろうか…。



西鉄福岡駅


まだ行ったことがないという学生のために、今回は西鉄福岡駅からたどっていこう。



ちなみに、去年のサークルのブログ「SELF」でも、「大橋文庫のススメ」と題した記事がある。



当時、西南国際文化4年だったAさんが、ルポライターのようにまとめてくれた有り難い記事だ。



それはこちら



西鉄福岡駅から、特急以外の電車に乗れば、10分以内で大橋に着く。


西鉄の切符


運賃は200円だが、切り詰めて本に換えたいという学生は、自転車でも十分行ける距離だ。


大橋駅西口


大橋駅西口で降り、広場を横切ると、向かいにタバコの自販機がある八百屋さんがある。


大橋の八百屋さん


JCOMショップ


その道をまっすぐ行くと、角にスポーツ用品店が…あったはずだが、J-COMショップに変わっていた。


大橋文庫


大橋文庫2


その角を右折すると、「古本」という看板が見えてくる。それが大橋文庫だ。ちなみに、入口に段ボールが重ねてあれば「営業中」のサインである。



なぜなら、これらの段ボールは普段、店内の通路に置かれてあるからだ。



閉店後も本探しをさせてもらった者しか知らない、この店の秘密だろう。


大橋ブックオフ


ちなみに、八百屋から直進せずに右折すると、1分ほどでブックオフ大橋店もある。



ちょっと立ち寄ったが、良い本はなかった。だが、店の前に珍しいものがあったので写真を撮った。


クレープの自販機


「クレープの自販機」である。最近はラーメンやお汁粉まで自販機で販売されているが、こんなものまで、と驚いた。



大橋文庫の店内は、とても撮影ができるスペースではないので、戦利品だけを紹介しよう。


ラララの袋


ちなみに、本を買うと、なぜかいつも、スーパーの袋に入れてもらう。今回は懐かしの、あの「ラララグループ」の袋だった。袋までリサイクルのようだ。


福沢選集


「福澤選集」

福沢諭吉の重要論文をまとめた選集だ。旧字体の本が欲しかったのだが、300円で見つけたので買った。



ケルゼン


「デモクラシーの本質と価値」

近現代に参加している学生は覚えているだろうが、敗戦後、「国家の無条件降伏」という概念は法的に主張できない、との意見を持った京都大学法学部の田岡良一教授が、ドイツに赴き、ある法学者と会見した。


その学者がチェコ生まれでオーストリア、ドイツで国際法を教えていたハンス・ケルゼン教授であり、教授の見解も「無条件降伏という概念は、軍隊には適用できても国家には適用できない」という見解で田岡教授と一致した。


田岡教授はこの顛末を「ケルゼン会見記」としてまとめたが、既に検閲が敷かれていたわが国では、朝日新聞はこの記事の掲載を拒否した。


本書はケルゼン会見とは関係ないのだが、ケルゼン教授のワイマール共和国時代の経験を基にした本なので、ぜひ入手したかった一冊だ。


ちなみに、100円だった。



かちかち山


「かちかち山・こぶとり爺さん」

わが国の昔話は、大学の授業よりずっと奥が深い。崇高な真理と重要な真実を、子供でも分かるシンボルに置き換えて代々伝承するとは、昔話とは偉大な教材だ。


以前も柳田國男の「日本の昔話」を買ったが、今回見つけたのは、全国のマイナーな昔話も収録した本だ。


また、講義に応用していきたいものである。ちなみに、100円だった。



田沼時代


「田沼時代」

マルクス主義に立脚したわが国の義務教育では、寛政、享保、天保の三大改革、つまり反資本主義的改革を重視し、中でも田沼意次の時代は腐敗と享楽の時代だったと断罪している。


本書は江戸時代の改革を調べた第一人者・辻善之助博士による作品で、田沼時代の真相を当時の資料を駆使して再現した力作だ。


抜粋版しか読んだことがなかったのだが、今回、200円で手に入れることができた。


将来は近現代史よりもさらに遡った時代も調べたいので、今のうちから資料を補充しておきたい。



華夷通商考


「華夷通商考」

これは、去年の「古典の会」(第二弾)で、江戸時代の思想家・石田梅岩の「都鄙問答」を読んだ時、あわせて紹介した長崎の町人学者・西川如見の著作だ。


如見の本は、冬は「町人嚢」を紹介したが、如見は鎖国下の長崎で清国やオランダの事情に通じ、当時としては異例とも言えるほど国際情勢に通じていた。


本書は、そういう町人学者が感じた「西洋」の姿を書き残している。ちなみに、450円だった。



ということで、今回の戦利品は、こんな感じだった。いずれ、講義でも紹介するだろう。



幻邑堂


帰りはそのまま帰るのももったいないので、あと一軒行こうと、薬院の「幻邑堂」に立ち寄った。



大橋文庫の後に来ると、なんと通路が広く、探しやすいのだろうか。



ここでは…



万葉集


「万葉集・上下」

佐佐木信綱校訂の戦前版で、全ての歌を収録してある。



神皇正統記


「神皇正統記」

北畠親房が著した、わが国最初のまとまった通史である。難解だがじっくり読んでみたい。



この二冊を買った。



天神ホルモン


古本屋めぐりは体力勝負なので、天神に戻り、天神ホルモンに行った。



今度は学生を連れて、もっとゆったりと行きたいものである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.07.25 10:02:51
コメント(0) | コメントを書く
[思ふこと/旅日記] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.