風と黒板
風が強いザンス。風の音を聞くと高校時代の一シーンを思い出すことがあるのでありますよ。 その時歴史は動いた、ではなく世界史の授業中。私は同級生から教えてもらったフォークソングを口ずさんでいました。「プラタナスの枯葉舞う冬の道で~♪」とかなんとか。 するといきなり私は胸倉をつかまれて引きずり出され、黒板(本当は緑色なのだけど黒板。靴が入っていても下駄箱というが如し)に顔面から投げつけられました。 勿論世界史の教師がやったことです。私も柔道を長いことやっていたので、逆らおうと思えばなんと言うことは無かったのですが、何せ教師と生徒では立場が違う。ったって、今の時代では生徒の方が強いかもしれにゃいけどね。 ではなぜ私はそんな目にあったのか??どうもその教師は、クラスの連中に説教をたれていたらしい。であるにもかかわらず、顔のでかい態度のでかい、口ずさんだつもりが周りの連中に聞こえちゃうほど声のでかい、ちんぽの小さい奴が鼻歌を歌っていたので激怒したらしい。 して、驚くのはその話が当日学校をサボっていた奴にまでその日のうちに伝わり、翌日には同じ学年の半数以上が知っていたのだ。別に数を数えたわけではないので半数以上というのは何の根拠も無いのですが話の都合上。まあ、それほど話は早く広まったということでんす。 で、風が吹くと今でも時々そのことを思い出すということなのかな。