山本球の『球音日記』

ダース投手の夏が終わった。

また、終盤での逆転サヨナラ負け。不思議なモノですよね。前から決まっていたかのように、センターが打球を後逸し、打ち取ったはずの当たりが投手と捕手の間で止まり内野安打になったり・・・。

サヨナラの瞬間、ダース投手は崩れ落ちて、グラウンドを叩きましたよね。あの行動、甲子園に対しての感情がむき出しになってしまった。そんな印象を受けたシーンでした。


去年も、終盤に大量点をとられ敗退していますから尚更ですよね。

試合後、彼は笑っていましたがこの敗退のショックが消えるまでは、ちょっと時間が必要でしょうね。

残念なのは、一度も彼本来の凄さを見ることが出来なかったこと。この試練をキッチリ乗り切って上の世界でも活躍できる大きな選手になって欲しい！

おそらく、上位指名する球団は出てくるでしょうから、獲得する球団はじっくり時間をかけて成長させて欲しいです。

関西も、優勝候補の一つに僕は数えていたんですけどね・・・。

女神はついに彼らに微笑みませんでした。

特にダース投手には、心底冷たい女神でした。

残念な剛腕が、一人甲子園を去ってしまいました。