化学の予備校講師　ノーイチ．コム

センター試験の出願が14日，締め切られました。大学入試センターによると、14日の午後５時までに到着した願書は５３万３１０２人分で、昨年の締め切り日の夕方より９９２６人分減ったそうです。全体的な集計はもう少し時間がかかるのかな。

　志願者の内訳は、現役高校生が４１万９５４５人（前年度比６７９７人増）で、高校既卒者などが１１万３５５７人（同１万６７２３人減）。ここ３年連続減少ということになります。今年は新課程初年度ということもあって，易化傾向になるのかな。前の課程変更（平成９年度）のときは，数学で新課程２Bと旧課程２の平均点が２０点以上差がついてその後，得点調整が取り入れられたというように波乱含みでした。（実際に得点調整が行われたのは，平成１０年度地歴公民です）今回は新旧課程が入り交じっている教科が多くはないので，浪人生が不利ってことはないと思われます。

また，今回から導入されるリスニングの試験のトラブルについても懸念されています。一度再生し始めると止まらないので，誤った操作をしてしまって試験がダメになる可能性が大きいです。

　入試センターは、トラブル防止のため何重もの対策をとっているようです。プレーヤーは、１台１台腰の高さから落とした後に作動することを確認してから会場に運ぶそうです。また「電源」→「確認」→「再生」の順番にボタンを押さないと作動しないように設定されているため、再生中に「電源」を押しても電源は落ちません。再生ボタンは１秒以上押さないと問題音声は流れないように、昨年９月の試行テストでの指摘を受けて改良しています。

でも，機械の操作には慣れが必要です。模試で練習ができますので，必要な方は必ず練習してくださいね。