カテゴリ:勉強
今日の新聞で,富山県の公立高校で高3生,全員の単位不足が発覚という記事がありました。
これは,学校側の落ち度以外,なにものでもありません。それに付き合わされる生徒は可哀想な事です・・・でも補講しないと卒業できないですから,やるしかありません。 と,言ってはみたものの,学校の卒業要件は複雑で難しいです。また単位と実際の授業が全然違うということも良くあります。理科総合Aと言いながら,本当は化学だけとか。 これは,文科省が定める授業内容と受験などで必要とされている知識に差があるからです。現在の日本の教育は内容をできるだけ簡単にしようとしています。しかし大学入試で求められる知識は昔とさほど変わってはいません。(問題の難度は下がりましたが)ということは,現在の教科書では大学入試を突破できないということです。 予備校に限らず,学校の先生も教科書をほとんど使わず,独自に授業を進めているのが現状です。教科書の意味が全くありません。逆に,僕らのような指導側の立場がとても参考になるのです。 でも,そんな教科書,意味ないですよね? 日本の教育の一番の悪は教科書検定があることですね。これに縛られているから,どの教科書も似たり寄ったりになってしまいます。教科書検定がなければ,出版社側が売れる物をつくるだろうし,内容の向上にもつながるはずです。 教育再生会議では論議しているのだろうか?愛国心なんて話ばかりで,学力の向上には関心がないのかも知れませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 25, 2006 04:00:10 AM
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