|
カテゴリ:★楽しいお産★(体験記♪)
お産がおわり、ひと段落! そのあとは、太陽の光がうっすらさしこむあたたかなお部屋の中、 先生と私たち夫婦、そして産まれたばかりの赤ちゃんの4人で へそのをを切るセレモニーが行なわれました。 赤ちゃんにとって、それまでずーーとお母さんとつながっていた、 命綱であったへそのを、それを切るということは、まさに 新しい世界への旅立ちの儀式・・・そう思って、 大切にしたいなと思っていた私たち。 とりわけ夫は、「へそのをは僕が切るんだ!!」と ずいぶん前からはりきっていました。 そして、実際は・・・ 先生が赤ちゃんのへそのを2箇所をクリップで留め、 そのあいだの部分を指さして、「はいご主人、ここを切って。」 と指示がありました。意外とさっぱりした先生の指示でした。 いっぽう、赤ちゃんはへそのをを切る準備が分かったのか、 泣いていました。私は赤ちゃんの腕をしっかりおさえて、 大丈夫だよ!!と声をかけていました。夫も大丈夫だよ! とやさしく言いながら、へそのをを切りました。 へそのをは思ったより太い、白っぽいゴムのような感じの もので、夫がよいしょ、よいしょと力を入れて やっと切れた感じでした。 セレモニーというわりには案外早く終わったのですが、 以前から大いに盛り上がっていた夫は、思いをはたせて とてもうれしかったのではないでしょうか。 「次は、カンガルーケア(※)をしましょう」と先生が言いました。 あったかくした床に寝っころがり、着ていたTシャツを脱いで 胸の上に赤ちゃんを抱き、その上から毛布をかけてもらって 2時間ほど、そのまま過ごすことになりました。 赤ちゃんは私の胸の上にうつぶせに置かれると、 首を左右に動かしながら何かを探しているようでした。 そうです、おっぱいをさがしているのです。 え~?!もうそんなことが分かるの? それは、赤ちゃんにとっては当然の、本能的な行動なので しょうけれど、私にとっては驚きでした。生命(いのち)って 不思議だな!すごいな!!深く感動しました。 しばらくすると、冷えていた赤ちゃんの身体があったまって きました。赤ちゃんの肌と私の肌がぴったりくっついて、 ぬくぬくとして、それはなんともきもちよく・・・ 愛しい赤ちゃんとの、それはそれは幸せいっぱいのひとときでした。 いつまでもいつまでもこうしていたいな、そう思いました。 (その感覚にひたりきっていたので、2時間近くのあいだ、 夫がどうしていたのか、ぜんぜん覚えていなかった私。 ずいぶん日が経ってから、急にその時のことをふっと思いだし、 「そういえばあのとき何してたの?」と聞いてみると・・・ 夫は、“産まれました報告”をするために、あちこちに 電話をしていてくれたそうです。あらそうだったの? それはありがとう!今さらだけど・・・(笑)) 長かったような短かったようなその幸せいっぱいの時間が おわると、自分の部屋へと移ることになりました。 自分ではぜんぜん平気~!と思っていましたが、意外にも、 立とうとしたらクラクラしたので、廊下を這って、 お部屋へと移動しました。 そのあとは、先生がお昼におにぎりを用意してくださり、 おいしくいただきました。でも、朝から何も食べていなかった わりには案外量は食べられず、おにぎりを2個食べたら、 あとは、それより何より寝たい!と思いました。 短時間で終わったとはいえ、お産という一大イベントを終えたあと、 それまでは気を張っていたから気づかなかったけれど・・・ やっぱり疲れていたのでしょう。 それから夕方までのあいだ、オムツがえの時間以外は、 赤ちゃんも私もそれはそれはぐっすり!ひたすら眠っていました。 (次回へつづく。) ・・・次回からは、助産院に入院中のお話です・・・・・ ~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~ ※カンガルーケア 出産直後、産まれたばかりの赤ちゃんを、お母さんが胸の中に 抱いて2時間ほどすごす。カンガルーがそうしているところから この名前が付いたようです。これによって、母子の絆が深まる、 母性が目覚めるという意味合いがあるそうです。 今、カンガルーケアについて調べてみたら、どうやらこの カンガルーケア、へそのをがついたまま行なうのが本当らしい です!!たしかにへそのをを切ることは赤ちゃんにとっては 大きなショックですから、しっかり母子の絆ができてから 行なったほうがいいのでしょう・・・なるほど! 私は 今初めて知りました。では第二子の時はそうしましょうか(笑)。 また、このケアの時におっぱいを吸わせるのが大事!と 書かれたものもありました。へぇ~これも初めて知りました。 おっぱいの分泌がよくなるんだそうです。あらあら、 これも次回に持ち越しですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.15 21:50:44
コメント(0) | コメントを書く
[★楽しいお産★(体験記♪)] カテゴリの最新記事
|