|
カテゴリ:【連載】気まま夫婦ののったりそったり人生
なまけもの読書会のメルマガに連載中のコラムです
この連載、前回までの内容はこちらです☆ 「気まま夫婦の のったりそったり人生~♪」 ふたりのきまま人生を書いてゆきますが、 今しばらくは、夫との出逢いについて、連載中・・・☆ (いちばん上には今回のものが載っていますが、 スクロールして下にゆくと、以前のものが見られます) ~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~ 式まであと3ヶ月。両親との顔合わせも終わり、 式場との打ち合わせが、いよいよはじまる。 家族だけの、とてもこじんまりした 挙式&会食会。 とはいっても、やることは、規模の大小に関わらず、 ひと通り、おんなじ。あれこれオプションをつけてゆくと、 けっこう費用がかかることに改めて気づく・・・ でもこれも、おそらく一生に一度のできごと。 せっかくだから、ウエディングドレスも着ることに・・・☆ 女の子だったら、一度は憧れるであろう、ウエディングドレス。 ただ私は、あんまり憧れがなかった。(と思っていた。) ところが、いざ、ドレス選びが始まると、 「これじゃない!いや、これでもない!!」 案外、自分自身、こだわりがあることに気づく。 「一度にあれこれ着てしまうと、ワケがわからなくなって しまいますから、1回に、4,5着にしておきましょう。 ご家族だけの会ということですから、会場の広さも考えて、 レストランウエディング用の 裾の広がっていない、 動きやすいドレスがいいですよ」という係りのお姉さんの言葉に、 おすすめのドレスを何着か着てみるものの、衣装合わせ 1回目、2回目とも、まったくぴんと来るものがない。 記録用にと撮った、ドレスの写真ばかりが、増えてゆく・・・ 家族だけの小さな会、それもお色直しなしの一着だけ、 だというのに、なかなか決めることのできない私に、 係りのお姉さんも、ちょっと参ってきたよう・・・ 衣装合わせ、3回目ともなると、「もうこの際、10着でも 何着でも、気の済むまで着てみてください・・・」と、 裾が大きく広がった豪勢なドレスまで、 あれこれ、引っ張り出してきてくださった。 ふんわり裾の広がった、お姫様みたいなドレスを見た瞬間、 「私が着たかったのは、そうそう!!こういうのなのよ~!!」 初めて、びびっと来た。 今まで、お姉さんが選んでくれたドレスが、 どれも全くぴんとこなかったのは、このせいだったんだ・・・・ 私がこれ!と思った何着かの「お姫様ドレス」は、 裾がかなり広がっているので、なんといっても、場所をとる。 小さな会場の会食には、まったくふさわしくない、ドレス。 しかも、衣装合わせ、3回目ともなると、もうほとんどの人が、 メインのドレスとお色直しのドレスを、最終的に決定する頃。 私の場合、着るのはたった一着だけだというのに、 ようやく自分の好みが見えてきたかな・・・というところ。 ただ、かなりの数、見てしまったので、頭がすっかり混乱。 この日も最終的に、保留状態で終わる。 式まで残すところ、あと1ヶ月半。次回で決めないと、 間に合わない!!さすがの私も焦ってきた。 家に帰るとさっそく、今まで撮ったドレスの写真、 30着ばかりを机に並べ、自分自身、どんなドレスが好みなのか、 どんなところにこだわっているのか・・・徹底的に分析してみた。 ・・・と、だんだん、自分の理想とするドレスが見えてきた。 ふんわりお姫様ドレス。これは譲れないところ、らしい。 そして、胸元はレース仕立て。 しかも、肩があいた、大人っぽい感じのドレス。 これまで買った結婚雑誌も、あれこれ、引っ張りだしてきて、 自分の理想のドレスに近いものを、探し出す。 そうそう!胸元はこんな感じ! ふんわり感は、これよ~♪ イメージにあった写真を、どんどん切り抜いていった。 そして、だんだんと・・・・ 自分のイメージにぴったりの、写真や切抜きが抜粋されてきた。 目にみえる形でイメージ化すると、さらに夢は、 ふくらむ、ふくらむ・・・☆ 私には、あまり憧れでなかったはずのドレス、なのに・・・ いざ、イメージをふくらましていったら、 実は、自分の理想のイメージというのが、かなり鮮明にあって、 それもかなり事細かに出てきて、自分でもびっくり!!! 最終的に、ドレスの雰囲気・・レースはじめとする、詳細はもちろん、 小物、ブーケのお花の形や色、お化粧の雰囲気にいたるまで・・・ 自分のイメージがはっきりと浮かびあがり、とうとう、 スクラップブックが1冊、できあがってしまった!!! イメージをしっかり持ってのぞんだ、衣装合わせ、いよいよ第4回目。 さすがに担当のお姉さんも、お手上げ状態、だったらしく・・・・ この日は、衣装係 大ベテランの、年配の女性が姿をあらわし、 「さあ、お嬢さん!今日で決めないと、式に間に合いませんからね!」 私にしっかりと、何度も念をおすような言葉から、衣装合わせが始まる。 自分自身のイメージもしっかりできあがり、今まで着た30着ほどの ドレスの中で、どれが着たいかも、そして小物はどんなものに するのかも、しっかり心に決めていた私。 ところが・・・よりにもよって、肝心のドレスが、その日はなかった。 まさに、その日の挙式に使われていたのだった!! 式が終わるまでには、まだ、1時間以上あった。 「こうなったら・・・待 ち ま しょ う 」 ベテラン女性が、ぽつりぽつりと、言葉を 静かに言い放つ。 衣装合わせ最終日、ということで、岩渕サンも、 忙しい合間をぬって、衣装合わせに一緒に来てくれていた。 ・・・が、私のドレスに合わせる小物も、岩渕サンの衣装も、 全部、ウエディングドレスが決まらないと、決定できず・・・ ただひたすら、待 つ の み。 長い待ち時間を経て、ようやく式がおわり、ドレスが戻ってきたとたん、 衣裳部屋がたちまち賑やかになる。衣装係のみなさんが、 手際よくドレスを整えてくださり、いまの今まで花嫁さんが着ていた、 まだふんわりあったかなドレスを、最終試着!! うん。やっぱりこれだ。初めて、すとーーんと腑に落ち、 ようやく、最終決定・・・☆ そこからは、ティアラ、ネックレス、イヤリング・・・ ものすごい勢いで、小物の打ち合わせが進む。 そして最後の最後。新郎の衣装。 私のウエディングドレスに合ったデザイン、しかも、 岩渕サンのサイズに合う衣装、というのは、2着だけだった。 ささっと両方を試着して・・・ ものの5分とかからず、決まってしまった。 「花嫁さんが主役ですからね。 新郎さんはこんなものですよ・・・」 衣装係のみなさんも、岩渕サンも、ただただ、苦笑い・・・ 式場のひとは、なぜか花嫁のことを、「お嬢様」と呼ぶ。 ドレス選びを通じて、自分は、う~~~ん、ほんとうに “お嬢様”な性格なんだなぁ・・・と思った。 (続く) ~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~ 夫とともに発行している「なまけもの読書会のメルマガ」 バックナンバー&メルマガ登録はこちらからどうぞ♪ なまけもの読書会HPと連動して、スピリチュアルな話題、 イベント情報をお届けします。精神世界、癒し、 ヒーリング、のんきな人生等もりだくさん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.02 14:57:03
コメント(0) | コメントを書く
[【連載】気まま夫婦ののったりそったり人生] カテゴリの最新記事
|