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自然のリズムとともに ゆったりと・・・☆

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2010.04.02
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なまけもの読書会のメルマガに連載中のコラムです手書きハート

この連載、前回までの内容はこちらです☆
「気まま夫婦の のったりそったり人生~♪」

ふたりのきまま人生を書いてゆきますが、
今しばらくは、きらきら夫との出逢いきらきらについて、連載中・・・☆

(いちばん上には今回のものが載っていますが、
スクロールして下にゆくと、以前のものが見られます)


~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~


式まであと3ヶ月。両親との顔合わせも終わり、

式場との打ち合わせが、いよいよはじまる。



家族だけの、とてもこじんまりした 挙式&会食会。

とはいっても、やることは、規模の大小に関わらず、

ひと通り、おんなじ。あれこれオプションをつけてゆくと、

けっこう費用がかかることに改めて気づく・・・

でもこれも、おそらく一生に一度のできごと。

せっかくだから、ウエディングドレスも着ることに・・・☆



女の子だったら、一度は憧れるであろう、ウエディングドレス。

ただ私は、あんまり憧れがなかった。(と思っていた。)



ところが、いざ、ドレス選びが始まると、

「これじゃない!いや、これでもない!!」

案外、自分自身、こだわりがあることに気づく。



「一度にあれこれ着てしまうと、ワケがわからなくなって

しまいますから、1回に、4,5着にしておきましょう。

ご家族だけの会ということですから、会場の広さも考えて、

レストランウエディング用の 裾の広がっていない、

動きやすいドレスがいいですよ」という係りのお姉さんの言葉に、

おすすめのドレスを何着か着てみるものの、衣装合わせ

1回目、2回目とも、まったくぴんと来るものがない。

記録用にと撮った、ドレスの写真ばかりが、増えてゆく・・・



家族だけの小さな会、それもお色直しなしの一着だけ、

だというのに、なかなか決めることのできない私に、

係りのお姉さんも、ちょっと参ってきたよう・・・

衣装合わせ、3回目ともなると、「もうこの際、10着でも

何着でも、気の済むまで着てみてください・・・」と、

裾が大きく広がった豪勢なドレスまで、

あれこれ、引っ張り出してきてくださった。



ふんわり裾の広がった、お姫様みたいなドレスを見た瞬間、

「私が着たかったのは、そうそう!!こういうのなのよ~!!」

初めて、びびっと来た。



今まで、お姉さんが選んでくれたドレスが、

どれも全くぴんとこなかったのは、このせいだったんだ・・・・

私がこれ!と思った何着かの「お姫様ドレス」は、

裾がかなり広がっているので、なんといっても、場所をとる。

小さな会場の会食には、まったくふさわしくない、ドレス。



しかも、衣装合わせ、3回目ともなると、もうほとんどの人が、

メインのドレスとお色直しのドレスを、最終的に決定する頃。

私の場合、着るのはたった一着だけだというのに、

ようやく自分の好みが見えてきたかな・・・というところ。

ただ、かなりの数、見てしまったので、頭がすっかり混乱。

この日も最終的に、保留状態で終わる。



式まで残すところ、あと1ヶ月半。次回で決めないと、

間に合わない!!さすがの私も焦ってきた。

家に帰るとさっそく、今まで撮ったドレスの写真、

30着ばかりを机に並べ、自分自身、どんなドレスが好みなのか、

どんなところにこだわっているのか・・・徹底的に分析してみた。

・・・と、だんだん、自分の理想とするドレスが見えてきた。



ふんわりお姫様ドレス。これは譲れないところ、らしい。

そして、胸元はレース仕立て。

しかも、肩があいた、大人っぽい感じのドレス。



これまで買った結婚雑誌も、あれこれ、引っ張りだしてきて、

自分の理想のドレスに近いものを、探し出す。

そうそう!胸元はこんな感じ!

ふんわり感は、これよ~♪

イメージにあった写真を、どんどん切り抜いていった。



そして、だんだんと・・・・

自分のイメージにぴったりの、写真や切抜きが抜粋されてきた。

目にみえる形でイメージ化すると、さらに夢は、

ふくらむ、ふくらむ・・・☆



私には、あまり憧れでなかったはずのドレス、なのに・・・

いざ、イメージをふくらましていったら、

実は、自分の理想のイメージというのが、かなり鮮明にあって、

それもかなり事細かに出てきて、自分でもびっくり!!!



最終的に、ドレスの雰囲気・・レースはじめとする、詳細はもちろん、

小物、ブーケのお花の形や色、お化粧の雰囲気にいたるまで・・・

自分のイメージがはっきりと浮かびあがり、とうとう、

スクラップブックが1冊、できあがってしまった!!!



イメージをしっかり持ってのぞんだ、衣装合わせ、いよいよ第4回目。

さすがに担当のお姉さんも、お手上げ状態、だったらしく・・・・

この日は、衣装係 大ベテランの、年配の女性が姿をあらわし、

「さあ、お嬢さん!今日で決めないと、式に間に合いませんからね!」

私にしっかりと、何度も念をおすような言葉から、衣装合わせが始まる。



自分自身のイメージもしっかりできあがり、今まで着た30着ほどの

ドレスの中で、どれが着たいかも、そして小物はどんなものに

するのかも、しっかり心に決めていた私。



ところが・・・よりにもよって、肝心のドレスが、その日はなかった。

まさに、その日の挙式に使われていたのだった!!

式が終わるまでには、まだ、1時間以上あった。



「こうなったら・・・待 ち ま しょ う 」

ベテラン女性が、ぽつりぽつりと、言葉を 静かに言い放つ。



衣装合わせ最終日、ということで、岩渕サンも、

忙しい合間をぬって、衣装合わせに一緒に来てくれていた。

・・・が、私のドレスに合わせる小物も、岩渕サンの衣装も、

全部、ウエディングドレスが決まらないと、決定できず・・・

ただひたすら、待 つ の み。



長い待ち時間を経て、ようやく式がおわり、ドレスが戻ってきたとたん、

衣裳部屋がたちまち賑やかになる。衣装係のみなさんが、

手際よくドレスを整えてくださり、いまの今まで花嫁さんが着ていた、

まだふんわりあったかなドレスを、最終試着!!

うん。やっぱりこれだ。初めて、すとーーんと腑に落ち、

ようやく、最終決定・・・☆



そこからは、ティアラ、ネックレス、イヤリング・・・

ものすごい勢いで、小物の打ち合わせが進む。

そして最後の最後。新郎の衣装。

私のウエディングドレスに合ったデザイン、しかも、

岩渕サンのサイズに合う衣装、というのは、2着だけだった。

ささっと両方を試着して・・・

ものの5分とかからず、決まってしまった。

「花嫁さんが主役ですからね。

新郎さんはこんなものですよ・・・」

衣装係のみなさんも、岩渕サンも、ただただ、苦笑い・・・



式場のひとは、なぜか花嫁のことを、「お嬢様」と呼ぶ。

ドレス選びを通じて、自分は、う~~~ん、ほんとうに

“お嬢様”な性格なんだなぁ・・・と思った。



(続く)


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Last updated  2010.04.02 14:57:03
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