柳生街道
今日は前から気になっていた柳生街道へ。近鉄奈良駅からバスで破石へ向かい、そこから新薬師寺などを横目に歩き出す(拝観料がいるので見ていない)。舗装路を大体20分ばかし歩いた先が滝坂道。いかにも街道っぽい雰囲気があるいい道。右手に能登川を眺めながら木漏れ日の中を歩く。4、50分ほど歩いた先が首切地蔵この辺りは少し開けていて、トイレと休憩所がある。休憩所は先客がいたので、そのまま先を目指す。もう少し行ったら峠の茶屋があるはずだし。峠の茶屋には客は誰もいなくて、代わりにネコが3匹日向ぼっこをしている。ココで休憩、と靴と靴下を脱いで少々一服、草もちと熱いお茶が美味い。さて出発、店の親父さんから「円成寺はあと1時間半くらいはかかるからね」と聞いたのでお昼はお寺でいいかな。茶屋を出て、しばらくは集落を歩き、その後林道へ。やっぱり土の道は歩きやすいなぁ、足への負担がぜんぜん違う。気持ち良く林道を歩いて目指す円成寺へ到着。大体この辺りの行程で9km、のんびり歩いているとはいえ3時間かかっている。円成寺を見てお昼を茶店で済まして時間は14:00・・・後大体6kmとして柳生の里に着くのは16:00頃、まぁいい時間かね。後は帰りのバスの時間次第か。で、その先の大柳生で道標通りに歩いていると、なんか道間違ってんじゃねえか?と不安に感じるくらい里の中をぐりぐりと歩きまわされる。たまたま見つけたお爺さんに「柳生の里へは・・・?」と聞くと「この道を後1km程まっすぐ行ったら、右に折れる小道があるのでそこを右へ向かいなさい。柳生へ行く途中南明寺と言うお寺を見ていくのも良い」と慣れた口調で答えてくれた。・・・つかみんな迷ってるんですね?言われたとおり進むと、確かに柳生行きの道標が出ている。少しの上り下りを超えると南明寺、おふじの井戸と史跡を過ぎて、最後の峠道。ココまで、少しばかりは足を残してきたのだけど、ココで一気に使い切った。登りはじめたら、オソロシイ急勾配、一気に登りきって平坦な場所で一息ついたらその先にまたしても急勾配が・・・。ようやく柳生の里に辿り着いた。その後は一刀石を見に行ったり十兵衛杉を見に行ったり後、家老屋敷(時間外で閉まってた)や芳徳禅寺を見に行ったり。で、そろそろかなぁとバス停へ向かったら、目の前でバスが走り去ったところでした。今の時間は17:06 次のバスは18:50・・・オイオイ2時間近く待つのかよ・・・。仕方が無いので、と言うかココまで来たら当然と言うか、錦生酒造へ行って酒の試飲でもさせてもらうか。中には先客がいて、店のおばさんと話をしている。その中をお邪魔させてもらって、酒を飲み比べつつおばさんやお客さんと話していると、なんとなんと、帰り道だからとJR奈良まで送っていただけると。ありがたいコトですなぁ、こいったのもひっくるめて歩き旅は面白いね。因みにガイドブックはコレ ↓を使いました。