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2006年07月07日
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カテゴリ:読書案内(?)
ツーことで、今も月刊少年マガジンで連載している曽田正人の「capeta」について触れましょう。コミックはこれまで11冊でており、去年の秋にはテレビアニメになっていたみたいですが、その当時は全く見ていなかったので知りませんでした。曽田正人は一昨昨日に触れた「め組の大吾」の他に去年の1月にも「昴」取り上げていました。あと、ここではまだ触れていないと思いますが、「シャカリキ」というのも好きで、何度か読み返したりしています。ツーか、この4つしか知らないんですね(^^ゞ でも、ケッコウ読んでみると引き込まれる作品ばかりですね。

平勝平太(カペタ)は幼稚園の頃母親をなくし、イカリ舗装という道路工事の中小企業で働く父親・茂雄(シゲ)の男手一つで育てられた、車が大好きな子供だった。正直裕福とはいえない、どちらかといえば貧しい暮しながらも、カペタはシゲのことを思いやり、普通の子供なら駄々を捏ねそうなことも『ウン、だいじょーぶ』と言って我慢してることすらもシゲに感じさせていないような子供だった。何一つカペタに贅沢させていないことを気にかけていたシゲはカートの練習場で廃棄されていたカートのフレームなどを貰い受け、仕事場の工具を借りて修理し、使えるようにしようとしていた。毎晩のように仕事を終えてから修理に励んでいたために帰りが遅くなったシゲのことが気になって仕事場を覗きに行ったカペタはカートを見つけ、それを坂の上まで運び上げてはこれに乗って駆け下りることを繰り返した。しかし、このカートには心臓部に当たるエンジンがなかった。シゲはオーナー社長に頼み込み古くなった発電機のエンジンを貰い受け、漸くカペタのカートは完成した。

カペタたちはカートの練習場で試乗するが、素人が見よう見まねで作り上げたカートなので、水平がキチンと取れておらず、実際に走らせてみるとまともに走らせることができない。が、カペタはシゲが作ってくれたカートだからと、あれこれ工夫しながらまともに走れるようにしてしまう。そしてせめて1台だけでも抜き去ってやろうという気持ちになり、1台のカートにくらいつく。必死に工夫して抜き去ろうとし、あわやと言うところまで行ったが、最後は大きく突き放されてしまった。そのカートを運転していたのは源奈臣(ナオミ)という、カペタよりも1歳年上のカートの実力者だった。ナオミの母親でレーシングチームのオーナーでもある奈々子は手作りのまともでないカートで、初めてコースを走ったというのにナオミをその気にさせたカペタに注目し、自分のチームに誘うが、カペタは『自分にはチームがある』と断る。シゲたちと一緒にやって行きたいというのだ。そして、圧倒的に不利な条件下にありながらも初めてのレースでカペタは勝利をもぎ取る。

カートというのは金食い虫である。カートにハマってしまったばかりに借金に苦しむ家族も少なくない。もちろんカペタやシゲに金があるわけがない。カートで勝つためには年間に1000万円はかかるというのにカペタたちは切り詰められるものは切り詰め、周りからの支援でどうにか乗り切ってきた。カペタたちをサポートするのは幼馴染のモナミとノブ。大口の資金援助はイカリ塗装のオーナー社長。奇跡的なカート初戦での勝利から5年が経ち、カペタたちは中学3年になっていた。カートのフレームは劣化が激しいので精々もって1年なのだが、カペタたちは1年使われた中古品を騙し騙し2年も使っていた。が、それも限界を超え、新しいフレームを買う資金もないカペタたちは新たなフィールドを目指すことにする。最初の出会い以降一度もまともに勝負をすることさえなかったナオミが進むことになっているフォーミュラカーの世界だ。FSRSというスカラシップさえ獲ってしまえば資金のことは考えなくてすむ。が、チャンスは一度しかない。四輪車を運転したことすらないカペタはぶっつけでチャレンジしたが…

ツーのがここまでのお話です。ほとんどネタバレになっちゃいましたが、でも、孤高の天才ナオミと泥まみれの原石カペタの本格的な争いはこれからですから、ある意味これまではプロローグと言ってもいいんじゃないかって気がしないでもないですね。昨日でた今月号で一段落したような感じなので、これから読み始めても十分楽しめるんじゃないかと思います。もし機会がありましたら手にとってみてください。





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最終更新日  2006年07月09日 13時54分56秒
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