韓国ドラマ「冬のソナタ(冬の恋歌)」20話
父から、ジュンサンと兄弟であることを告げられたサンヒョクは、サンヒョクは、ジュンサンに、ユジンから手を引くように迫る。できないと最初は、拒むジュンサンだが、サンヒョクの熱意にほだされ、それを認める。サンヒョクの父は、サンヒョクに、ジュンサンとサンヒョクが兄弟であることを告げた意味が、何もしてやれなかったジュンサンが、ユジンと愛し合っていることを重視し、サンヒョクに手を引くように諭すためだったと説得するが、すでに、サンヒョクは、ジュンサンに手を引かせたところだ、と反論する。ユジンを呼び出したジュンサンは、あらためて、最後にしようと伝える。しっかり食べて、しっかり寝て、いつでも強く生きろ、と。最後の海の思い出をとっておこう、もう会わないでおこう、と。ジュンサンがアメリカに出発する当日。ジュンサンは、サンヒョクのラジオ局に、ユジンを頼む、と別れの挨拶に訪れる。サンヒョクならば、安心してまかせられる、と言うジュンサンの誠実で真摯な言葉に、サンヒョクは、ユジンを奪われたくなかったから、ウソをついていた、と謝罪する。そして、アメリカに行くことをやめるように、ジュンサンに言うが、ジュンサンの意志は固く、そのまま、去ってしまうのだった。サンヒョクは、家にかかってきた病院からの電話で、ジュンサンの危険な病状を知る。そして、なぜ、ジュンサンが、アメリカへ発つのか、その意味も知ることになる。あわてて、ユジンに、ジュンサンとサンヒョクが兄弟であること、病状が深刻だから、何も言わずに、アメリカに今日、発つこと、そして、手術が成功しても視力を失うかもしれず、死ぬかもしれないことを告げ、空港へ向かうが、10分前に飛行機は離陸していた。ユジンがフランスに出発する日、サンヒョクは、ニューヨーク行の飛行機のチケットを渡す。受け取ったユジンだが、最後の海での思い出を胸にしまおうという、ジュンサンの言葉を思い出し、結局、パリへと旅立っていった。3年後、ヨングクとジンスクは、結婚し、歩いて泣く元気な娘が一人誕生している。サンヒョク、ヨングク、ジンスク、チェリンで、ユジンの下宿で、同窓会をするところ。ユジンは、ポラリスに職場復帰している。ジョンアが持ってきた建築雑誌に取り上げられていた「不可能の家」を見て、ユジンの図面とそっくりだ、と言い出す。ユジンは、場所を調べ、現地に向かう。そこには、視力を失った、ジュンサンが、介護付きで生活をしていた。キム次長が、ユジンの模型を、デッサンしたジュンサンの意思をついで、建築したようだ。壁には、キム次長がプレゼントした、お城の絵が描かれたパズルが飾られている。ジュンサンも、つい最近、帰国したばかりで、日本への出張の準備中だった。ユジンが、不可能の家に着くと、門にはカギがかかっていなかったため、中に入って、バルコニーから海を見ていたところに、盲目のジュンサンが戻ってくる。そして、あまりの感動に声を発することができないユジンよりも先に、「ユジン」と呼びかける。2人は、再会に涙し、夕暮れのバルコニーでキスをして、抱きしめ合うのだった。悲劇的で残酷なお話です。最後には、元放送部の仲間たちは、友情を取り戻し、さらに、高度な次元で高めあいます。ジュンサンは、交通事故の後遺症で、視力を失います。そんなジュンサン=ポラリスを見つけ出した、ユジンは、これから、誰にも妨げられることのない、愛を育むだろう、という雰囲気を残しつつ、ドラマは終わります。私、天罰を受けるでしょうね、というユジンの言葉がありましたが、13年の年月、交通事故の後遺症による、ジュンサンの失明という悲しい出来事を経て、最後は、結ばれる、ということになりました。ラストがあっさりしている、という声もあるようですが、これで、十分な気がします。高校時代は、長髪だったユジンが、10年後は、短髪、また、3年後は、長髪になっているのも、時間の経過を、わかりやすく表現しています。たくさんの人が、苦しみましたが、真実が何かをしっかり、把握し、それを、みんなが祝福する、という意味では、ハッピーエンドかもしれません。ただ、今後の、ユジンとジュンサンの生活には、苦労も多いかもしれませんが、それでも、2人で、乗り切っていくことでしょう。そう思わないとやり切れません。私用で仕事に穴をあけまくる、ジュンサン、ユジン、サンヒョクの仕事のフォロー、大変だっただろうなぁ。キム次長、ジュンア、ユも、みんな、いい人だし。カギをかけないというのが韓国の文化、風習なのか、人の家の中に、どんどん入っていくし。「冬のソナタ」は、制作の途中で全22話になるはずが、残り2話でまた全20話と決定されたそうです。前半の揺れ動く恋愛心理から、中盤の短い安定期を経て、後半のウソと誤解の迷走劇に続く流れは、シナリオがよくできていて、演技も、演出もうまいので、しっかりと見ることができます。1回目に見た時よりは、衝撃が少なくはなりますが、2回目以降は、もう少し、冷静に見ることができるでしょう。2009年には、アニメ版の「冬のソナタ」が日韓共同で制作されるようです。ペ・ヨンジュンも、声優として登場する、とか。こちらも、楽しみです。また、明日。不朽の名作韓国ドラマ「冬のソナタ」最新情報