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2022.02.21
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カテゴリ:エンタメ News
初回から視聴率2ケタをキープしているフジテレビの月9「ミステリと言う勿れ」。主演は菅田将暉(29)で、原作は田村由美氏が描く大ヒット漫画だ。


「当初こそ〈イメージと違う〉〈渡部豪太さんに演じてほしかった〉などの理由で、原作漫画ファンからブーイングが出ていましたが、さすが業界内で“天才”と呼ばれる菅田さん。回を重ねるごとに〈どんどん(主人公の)久能整くんに見えてきた〉の声が増えてきています」(在京キー局関係者)


 初回こそ“整くん”としてのセリフ回しが定まっていなかったのか、口調の強さが目立った菅田だが、回を重ねるごとに〈しゃべり方がふわっと柔らかくなってる〉〈イメージしてた整くんっぽい〉なんてコメントも目立つように。評価は高まっている。

 ところが、ある漫画編集者は「ようやく菅田さんの整くんに慣れたというのに、原作ファンとしては、また新たな不安要素が生まれてしまったんです」と話す。


■「恋愛におわせ」はいらない⁉

 不安とは、共演の伊藤沙莉(27)演じる刑事・風呂光が、整に好意があるかのようにドラマ内でにおわせ始めたこと。

「原作ではドラマのようなにおわせ要素はなく、仕事に邁進してこそ風呂光さんなんです。無理な恋愛展開は、実写キャストのイメージの違いより、原作ファンとしてはもっと深刻な問題。あの独特の世界観を壊されてしまうのはつらい」と前出の漫画編集者は表情を曇らせる。


 ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「風呂光さんの“恋愛におわせ”言動を不安に思う声は、私もあちこちで聞きます。今後の展開次第では、それこそ視聴者離れが起きる危険も。お仕事ドラマかと思いきや、開始早々から恋愛要素を入れ込み、〈恋愛要素はいらない〉と視聴者にそっぽを向かれたドラマもありますからね」と指摘する。

 昨年10月期のフジ木10ドラマ「SUPER RICH」のことだ。

「今回の『ミステリ』といい『SUPER RICH』といい、無理やりな恋愛展開については〈フジの悪いクセ〉なんて辛辣な意見もあります。伊藤沙莉さんについては〈好きな役者さん〉という声が圧倒的。それだけに〈沙莉ちゃんは好きだけど、でも……〉と視聴者は複雑な思いを抱いているようですね」(山下真夏氏)


 かつて月9といえば恋愛ドラマがお約束で、大ヒットも続々と生まれたとはいえ、「恋愛縛りから脱却したからこそ枠として復活できた」(テレビ誌ライター)というのもまた事実。恋愛展開だけが視聴者の見たいドラマではないと気づいたはずなのに、また悪いクセが出てきたのか。菅田将暉「ミステリと言う勿れ」好演の足を引っ張る…フジ月9“恋愛縛り”の悪い癖【全文を読む】






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Last updated  2022.02.21 19:00:06
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