コロンボについて
昨夜はホームズで今夜は「刑事コロンボ」についてコロンボはホームズに次いで大好きな作品。何と言っても、ホームズの鋭い眼光とは正反対であの恍けた雰囲気が大好き。コロンボが乗っているプジョー403もスチグレ(?)で気に入ってる。あんなボロボロにしたくはないが、コペンもあんな風にずっと乗り続けていきたいと思う。コロンボと言えば小池朝雄さんの吹き替えが一番だが、2代目の石田太郎さんもなかなか味のある吹き替えをされている。たまに原語版で観たりするが、やはりこれも吹き替え版の方がいい。よく聴けばめちゃめちゃ異訳が多いが、そんなことはお構いなしに吹き替え版は面白いのだ。コロンボシリーズは全45作+新シリーズ20数作とかなりボリュームがあるが、その中でも自分のお気に入りは次の作品。 1.別れのワイン 2.忘れられたスター 3.逆転の構図 4.殺人処方箋 5.黒のエチュードどれも犯人役に味があり、同時に事件解決への手順が面白い。コロンボはご存知の通り、冒頭に犯人が犯罪を犯すシーンがあり、その後にコロンボが登場するという、通常の推理番組とは全く異なる手法をとっている。従って犯人探しではなくどの様にして犯人を自白または逮捕にもっていくかを楽しむのである。そこで一番重要なのがコロンボと犯人との会話。そこに全てが集約されていると言っても過言ではなかろう。英会話が堪能であればいいのだが、標準的な日本人の自分はこの会話を楽しむのに吹き替え版が欠かせないのだ。声優といえば「ドラえもん」の声優陣が一新し、若返るという新聞記事があったが我々の世代は、やはり大山信代さんのドラえもんを忘れることはできないであろう。