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テーマ:DVD映画鑑賞(14209)
カテゴリ:好きな映画・・ヒューマン系
現在・過去・未来~あの人に会ったなら~なんていう昭和の名曲
真知子さんの歌が聞こえてきそうな・・ そういう映画でした。 「過去のない男」 2002年 フィンランド/ドイツ/フランス 監督 アキ・カウリスマキ あらすじ ↓ ある日列車に揺られ、夜のヘルシンキに流れ着いた一人の男。 公演のベンチで夜明けを待っていた彼は突然の不幸に襲われる・・・ 感想 ↓ 「昭和エレジー」という響きが なぜか好きです。 母親が好きでよく歌っていた「湯の町エレジー」などのイメージなのでしょうか。 この映画を見始めて少しして映画の色というか、空気にそういうものを感じました。 ちなみに、亡き母はめちゃくちゃ歌が上手でした。特に演歌。 アラシといわれるほど(のど自慢あらし)。強いこぶしを回すのではなく、 さらーっとやんわりと歌うタイプでした。 そんなことを考えながら見ていたら、途中で本当に優しく歌い上げる、 歌の上手なおばちゃんが登場するではありませんか。 もう、個人的に大好きな映画になりました。ストライクゾーンに決められた感じです。 演歌ほどドロドロしてなく、ちょい哀だけれど基本は優しさ。 映画の中ではキリスト教の奉仕の精神を描いている部分も多くありましたが、 個人的には、後ろのほうに絶対、お地蔵さんがいるんだと思います~(笑) フィンランド映画、もしかして日本に通ずるところがあるのでしょうか? それともこの監督さんだからか? 人に優しくするって・・本来はこんなに自然でいて、あたりまえのことなのかもしれないです。 ネタバレになってしまうといけないので書きませんが、 やっぱり~日本人っぽい!ほらほら!ね! なんて確認できたシーン、個人的に泣けました。 良い映画でした。本当に~ 犬が登場するのですが、控えめなバイプレイヤーぶりが最高でした。 日本人なら血の部分でこの映画の良さを感じられるような気がします。 この映画に賞を贈ったカンヌって・・ もしかしたら日本にあるのかもしれませんよ! って冗談ですが~ 追記・・ ヨーロッパ映画にお詳しいracquoさんから聞いたのですが、 この犬(映画の中の名前も最高なんですが~) カンヌ映画祭でパルム・ド-ルならぬパルム・ドッグを受賞したそうです。 可愛いかったです~(^0^) 洒落た賞ですね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.06.21 08:37:19
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