ポンコツ日記(43)
先日、ちょっと高級そうな冷凍食品、「牛肉の赤ワイン煮」を食べました。そのお肉が少し硬く奥歯で噛んで、一応美味しくいただきました。次の日から何やらその奥歯が痛みだし、日々痛みが強くなってきました。舌でその奥歯のあたりを探ると、どうも以前の歯の感触と違います。いよいよこれは虫歯になったかと、慌てて歯医者さんに連絡をしたところ、幸いにもその翌日に予約が取れました。いつもの歯医者さんで1年ぶりです。「どうされました?」「虫歯になりました。」診ていただいたところ、「虫歯は見当たらないです。」「歯茎がとても腫れています。何かが挟まっているかもしれません。」そこで歯石取りが始まりました。その歯の周りを入念に行われた後、前歯の裏もされました。この前歯の裏がけっこう痛かったです。処置はそれだけで様子を見ることに。何を治されたかはわかりませんが、その日のうちから痛みはとれ、何か暗示にかけられたかのように、日を追うごとに痛みは減りました。googleマップの口コミは確かで、この先生の腕はとても凄いです。余計なことは一切せずに、見立てが的確で最短で治します。ただ忙しさと華美さはありません。いつも予約時間どおりに診療が始まり、他の患者さんと出会うことも少なく、処置が早いことも確かです。予約してもかなり待つ医院が多いなか、患者にとってはきわめて合理的です。受付と助手を一手にこなす方と、先生の2人しかいないことも、人件費がかからないでしょう。クリニックのホームページを見ると、往年の開院当時の写真が載っています。この写真を見て来院するとその違いに、びっくりするかもしれません。さまざまにおいて変わり古びています。こどもや若い人は長く続かないでしょう。いろいろと信念があると見受けますが、自分も続けるのが難しくなりました。自分に合う歯医者さんを見つけるのも、本当に難しいのですが仕方ありません。歳をとって自分の拘りも増せば、お医者との関わりも変わるものです。外来の患者と音楽のレッスンは似ていて、人と人との関わりが基本にあります。お医者の世界も変わらないものを感じ、いちいちいろいろ気になるのも確かです。