準・メルクル/NHK交響楽団の定期演奏会Cプログラム2日目に行ってきました。
喧騒の原宿駅、NHKホールは一つ先の渋谷駅でも同じ中間くらいの位置なのですが今日は原宿駅で下車、駅を降りて代々木公園へ向かうと、そこは異次元の世界、若者たちで溢れ返っています。
何と言うのでしょうか、フリルがいっぱい付いたお人形さんのようなコスチュームを纏った少女集団や未だ”ガングロ”(死語ですか!)集団やらにぎやかな人たちの空間を抜けて開演40分前にホールへ入りました。
ロビー・コンサートの開演中でした、ファゴットの菅原恵子さんの姿がわずかに見えたくらいで2階への階段まで沢山の聴いている人たちで他の演奏者の姿が見えません。
なので少し場所を離れてのり2はシャブリの白ワイン(600円)で開演前にのんびり、まったりとしていました。
荘厳ミサ曲、この曲をちゃんと真面目に聴くようになったのは50歳台になってからです、同じくベートーヴェンの弦楽四重奏曲もそうかな、それまでは室内楽、合唱が入る管弦楽、ピアノやヴァイオリンなどの器楽曲もオーケストラ中心の曲に比べ好んで聴く方ではなかったのですが従来の交響曲や管弦楽曲を大音量で”ガンガン”と我が家のオーディオ装置を鳴らすことも最近は無くなりまして少し楽曲の好みが変化してきたように感じます。年の所為かもしれませんね!?(最近はベートヴェンに限らず他の作曲家もそうなりました)
ところでこの荘厳ミサ曲、例の「第九合唱付き」と作品番号が2っしか違いません、この後に作品番号としては第九がくるのですが非常に曲想や構成が類似しており、まさに第九と同じくベートーヴェンの精神性の高みへの極致に達した楽曲と感じます。
わが国のオケ恒例の年末「第九」合戦、たまにはどこぞのオケで「荘厳ミサ」も年末でシリーズ化してくれないかな、そのくらい素晴らしく感動をもたらす作品です。
今日の準・メルクル/N響の「荘厳ミサ曲」も記憶に残る素晴らしいコンサートでした。
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