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プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』
この作品は、中国風のメロディとオリエンタルな雰囲気が特徴のスケールの大きなオペラ。
演出の浅利慶太が「中国まで行って、歴史背景を調査して舞台美術の参考にした」という舞台は見た目の派手さよりも写実的美しさが特徴。シンプルな中にもこだわりが感じられる舞台になっています。
カラフが歌う『誰も寝てはならぬ』はテノールが歌うアリアの中でも最も人気のあるアリアの一つ。この舞台でカラフを歌うのは1941年イタリア生まれのベテラン歌手ニコラ・マルティヌッチ。キャリア豊かな名テノールが思いをこめて歌う名アリアは必聴です!
[ストーリー] 伝説の時代の北京が舞台。カラフは皇帝の娘トゥーランドットに一目惚れ。彼女を手に入れるため、命を懸けた謎解きに挑むが・・・。
[演出・衣装・舞台]浅利慶太
[照明]吉井澄雄
[出演]
アレッサンドラ・マーク(トゥーランドット)
ニコラ・マルティヌッチ(カラフ)
クリスティーナ・ガイヤルド=ドマス(リュー)
アンドレア・パピ(ティムール)
カルロ・レポーレ(ピン)
マリオ・ボロニェージ(ポン)
セルジョ・ベルトッキ(パン)
レナート・カッツァニーガ(皇帝)
ジュゼッペ・リーヴァ(大官)他
[指揮]ジョルジュ・プレートル
[演奏]ミラノ・スカラ座管弦楽団及び合唱団(合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ)
[収録]2001年6月30日ミラノ・スカラ座 (ミラノ)
(約2時間20分)
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↑ はクラシカ・ジャパンからの引用
歌手の皆さんは そこそこですがリュー役のクリスティーナ・ガイヤルド=ドマス
が歌唱的には最高のパフォーマンス。
題名役(トゥーランドット)のアレッサンドラ・マークは歌唱はともかく
演技は大根(!)
結局、このオペラは指揮のプレートルとミラノ・スカラ座のオケの底力を
楽しんだ。 プレートル、ゆったりとしたテンポと歌手に対しては
絶妙なリズム感を併せ 見事です。
劇団「四季」の浅利慶太の演出は北京でのズビン・メータ指揮チャン・イーモウ演出
のプロダクションといい勝負か、
舞台装置とパフォーマンスではチャン・イーモウ、所作と歌舞伎のような様式(間)
では浅利慶太 つまり、どちらも演出的には甲乙つけがたいけど。。。
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個人的には(歌手の総合力を優先すると)総合的にはズビン・メータ指揮の方か、
フリットリのリューも捨てがたいし。。。
それにしてもプッチーニの異国(東洋の)風の音楽(旋律)もなかなかです。♪