昨日のNHKハイビジョン
華麗なるメトロポリタンオペラから
ドニゼッティの「連隊の娘」
ロンドン、昨年のウィーン そして今年 ニューヨークは
メトロポリタン歌劇場での同じプロダクションでの公演
ローラン・ペリーのアイロニーに満ちた演出と
今や最強コンビのN・デセイ&F・D・フローレス
そしてシュルピス軍曹役は2004年グライドボーンでの
「ジャンニ・スキッキ」でタイトル役を見事に演じた
A・コルベルリが演じていて、見事に役者が揃った
素晴らしい公演です。
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歌劇「連隊の娘」 ドニゼッティ作曲
【出演】
フェリシティ・パーマー:ベルケンフィールド侯爵夫人
アレッサンドロ・コルベルリ:シュルピス軍曹
フアン・ディエゴ・フローレス:トニオ
ナタリー・デセイ:マリー
マリアン・セルデス:クラケントルプ公爵夫人
ドナルド・マクスウェル:オルタンシウス(侯爵家の執事)
演出:ローラン・ペリー
(合唱)メトロポリタン歌劇場合唱団
(管弦楽)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
(指揮)マルコ・アルミリアート
NY・メトロポリタン歌劇場で録画 ~2008.4.26~
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大いに楽しみました。笑いとペーソス、見事な演出と演技・歌唱。
デセイの第1幕での男勝りの演技から第2幕での女へと変化していく様、
フローレスの安定した歌唱、例の9度のハイCの見せ場は堂々とした歌唱で
素晴らしい出来、この日は18度のハイCは残念ながらありませんが。。。(笑)
忘れてならないのは F・パーマーとA・コルベルリ 二人のベテランが
見事な演技・歌唱で存在感を示しました。
指揮のM・アルミリアートは終始手堅い演奏で 表にでしゃばらないのが
彼の信条でしょうか。
2004年2月にMETで観劇した「リゴレット」はアルミリアートの指揮
リゴレットにJ・ポンズ 、ジルダにA・ロスト
マッダレーナ M・ドマシェンコ、マントヴァ公爵にF・ロバルドなどの
出演でしたが歌い手にぴったりオケを付ける彼の手腕は流石だと感じました。
そう云えばマッダレーナ役を歌ったM・ドマシェンコが来日中ですね、
ローザンヌ・オペラ来日公演/ビゼー歌劇「カルメン」の題名役で。
残念ながら観劇の予定はありませんが。。。
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明日のブログは フンパーディンクの歌劇「ヘンゼル&グレーテル」のMET公演を予定。