19歳でアムステルダム・コンセルトヘボーでデビュー以来、大活躍中の
ジャニーヌ・ヤンセンのヴァイオリンでチャイ・コン とてもニュアンス豊かな
表現でこの曲の新たな気づきを感じさせて素晴らしい演奏でした。
そしてアムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団のオーボエ奏者から
指揮者に転進して、まさに
ワールト ワールド・ワイドに活躍中の
エド・デ・ワールト
素晴らしい「アルプス」登山の疑似体験をさせていただきました。
N響楽員の熱演、大奮闘にも拍手!!
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エド・デ・ワールト指揮
NHK交響楽団第1644回定期
コンサートマスター:篠崎史紀
1・チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲二長調
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
アンコール:バッハ パルティータ第2番からサラバンド
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2・R・シュトラウス
アルプス交響曲作品64
2009.4.10.19:00 NHKホール 2-R11-4
1727年ストラディヴァリウス「バレール」を携えてのヤンセンの
得意にしているチャイコフスキーの協奏曲、終始悠然とした
テンポで展開、第2楽章がとても情感豊かで心に染み入る演奏。
休憩後の「アルプス」シンフォニーは18型の巨大編成で
さすがのNHKホールの大きな舞台でも隙間なしの感でオルガン奏者
も舞台上だしウィンドマシンやらカウベル、2台のハープなど
賑やかな編成で指揮者としては下手をすると収拾がつかなくところ
だが、流石のワールトさん、慌てず騒がずの安定したテンポで
スケール豊かにオケをまとめあげた。
弦楽器群の音がくっきり奏でられて鮮やか、オーボエの青山首席
の妙技も光った。
これだけの大掛かりな編成の曲 まさしく生ならではの醍醐味でした。