マーラー
今日は若杉&都響のマーラー:交響曲全集から
交響曲第7番ホ短調「夜の歌」を聴いた。
この作品の標題の「夜の歌」はマーラーの死後に付けられたもので
全5楽章の中で第2、第4楽章に付けられた夜曲に由来すると言われる。
若杉 弘
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マーラー
交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
若杉 弘指揮
東京都交響楽団
(1989年6月7日サントリーホールにおけるライブ録音)
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若杉&都響のマーラー・シリーズ
交響曲第7番「夜の歌」、今年2月に東響定期で飯森範親の指揮で、
さらに数年前には沼尻竜典指揮東フィル定期での2回のみで
滅多に生演奏の機会が少ない作品で多分に性格の異なる楽章表現や
様々な楽器編成など、4楽章ではマンドリンやギターが用いられたりと
ある意味、一筋縄ではいかぬ作品と言えましょう。
若杉&都響の演奏はここでも生演奏、ライブ演奏とは思えぬ見事なもので
管楽器も相変わらずの名人芸で打楽器陣の活躍も見逃せない。
もちろん都響の弦楽器群の素晴らしいアンサンブルに支えられてのことだが。
若杉さんの指揮も交通整理よろしく流石だ。
若杉&都響の演奏、ここでも熱狂的で盛大な拍手が収められている。