飯森
先日の日曜夜のサンデークラシックから
- 山形交響楽団 第197回定期演奏会から -
「なき王女のためのパヴァーヌ」 ラヴェル作曲
(7分41秒)
「スペイン交響曲 ニ短調 作品21」 ラロ作曲
(38分05秒)
(ヴァイオリン)滝 千春
「交響曲 第2番 イ長調」 カリンニコフ作曲
(41分53秒)
(管弦楽)山形交響楽団
(指揮)飯森 範親
~2009年5月17日山形テルサホールで収録~
1曲目のラヴェル、フランスのオケだったら軽やかな音色のホルンだけど
山響のホルンは渋い音色で聴かせるが贅沢は言うまい。
サラサーテに献呈されたラロの「スペイン交響曲」全5楽章
チューリッヒ音楽大学で学ぶ滝 千春のヴァイオリン独奏による演奏、
以前に演奏会で聴いた松山冴花の独創的な解釈が未だ記憶にある所為か
何とも平凡な印象、技術的には申し分ないのだけれど。
山響の伴奏も淡白。
これは後半のカリニンコフの交響曲第2番にも言えることだけど、
スコアに従う演奏で精一杯の感じで、飯森さんも歯噛みしながらの
指揮だったのでは。
まぁ第1番にくらべると魅力に乏しいシンフォニーではあるが。(個人的に)