アレクサンドル・ラザレフ指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
1・ハチャトゥリアン
バレエ音楽「スパルタカス」から
2・グリエール
コロラトゥーラ・ソプラノと
管弦楽のための協奏曲
(ソプラノ)幸田浩子
3・ラフマノノフ
ヴォカリーズ
(ソプラノ)幸田浩子
4・チャイコフスキー
交響曲「マンフレッド」
~2009年10月18日東京芸術劇場~
今朝のNHK-BSで放送された日フィルの演奏会録画を早速鑑賞した。
日フィルのシェフ、ラザレフさんの指揮した演奏会は
読響との2008年6月のサントリー定期での生演奏が
最後ですが(今のところ)
ラザレフ読響742回サントリー定期
相変わらず、深いスコアの読みとオーケストラへの卓越したドライブ手腕は
見事なものです。今日はどのプログラム作品も素晴らしい演奏でした。
幸田さんのソプラノ独唱によるグリエールの作品は初めて聴きましたが
叙情的な美しい作品で、幸田さんのコロラの技巧を堪能しました。
「ヴォカリーズ」も感情豊かな素晴らしい歌唱でした。
この曲を聴くと大昔にプレヴィン&ロンドン響来日公演でアンコールで
演奏された時のことを思い出してしまいます。
チャイコフスキーの交響曲「マンフレッド」は第4番と第5番シンフォニーの間に
作曲された作品で、交響曲と言うよりは長大な交響詩的な意味合いの作品ですが
描写的というよりラザレフさんの指揮は逆にシンフォニック的な面を強調した
クールな表現、日フィルも久しぶりにテレビですが楽員さん達を拝見して
懐かしいです。管楽器も打楽器も大健闘で素晴らしい演奏でした。
コンマスはお馴染み 木野雅之さん
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