マーラー:交響曲『大地の歌』
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ルネ・コロ(テノール)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1972年5月、イスラエル・テルアビブ
バーンスターンの2度目の「大地の歌」の録音
以前のウィーン・フィルとの演奏に劣らず素晴らしい出来映えで
なによりルートヴィヒ&コロの二人の独唱が見事で
事実このお二人はカラヤンやショルティ他の指揮でも同曲を
何度もレコーディングしている。
今回はDVDとCDの2回鑑賞したが、とりわけDVDの方に収録されたリハーサル
は興味深い、ルートヴィヒがバーンスタインと曲の解釈について
丁々発止のやりとりをするシーンなど。
管理人が所持しているDVD&CDともに同じ1972年5月のテルアビブでのライブ盤だが
CD録音のほうが数段音質や音の奥域が見事に表現されている。
カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏も素晴らしい演奏ではあるが、
こと「大地の歌」に関してはブルーノ・ワルター盤を例外として
このバーンスターン&イスラエル・フィルの演奏は
すさまじいエネルギーと情感を感じさせる「大地の歌」マイベスト盤。
ちなみにウィーン・フィルを指揮した演奏(1967年盤)はディースカウが
コントラルトの代わりにバリトンで歌っている変わり種だが
これも捨てがたいライブラリーのひとつになっている。
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