日曜午後2時から放送のNHK-FM海外コンサート
▽ロジェストヴェンスキーの芸術
旧ソ連生まれで今年80歳を迎えたロジェヴェンさんの指揮
ロシア国立アカデミー・カペレとの演奏ではチャイコフスキーのあまり
演奏の機会が少ない作品が取り上げられてとても興味深し。
アカデミー・カペレはロジェヴェンさんが創設した
旧ソヴィエト文化省交響楽団とは違うらしい。
ソヴィエト文化省で思い出したがブラックジョークで
北欧のある国の大臣に”おたくの国には海がないのに何故海軍省が
あるんだい!”との当時のソヴィエトの大臣に対して
”だっておたくのソ連にも文化省があるじゃないか!”
強烈なしっぺ返しですね。(笑)
文化度はともかく旧ソ連、ロシアの音楽の成熟度は間違いなく一級品。
後半はアイスランド交響楽団との演奏会、
シュニトケのヴァイオリン協奏曲第4番は初めて聴いたがシュニトケお得意の
多彩な楽器を用いてのきらめくような曲想だが、やはり難解さは残る。
タコ8番の演奏は至極まっとうな解釈でロジェヴェンさんの以前の
縦横無尽な破壊的な演奏が懐かしい。
「セレナード ハ長調 作品48」 チャイコフスキー作曲
(33分02秒)
(演奏)ロシア国立アカデミー・カペレ交響楽団
(指揮)ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
「序曲“1812年”作品49」 チャイコフスキー作曲
(15分40秒)
(管弦楽)ロシア国立アカデミー・カペレ交響楽団
(管弦楽)ロシア国防省中央軍楽隊の管楽器セクション
(指揮)ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
~2011年4月11日ロシア・モスクワ チャイコフスキー・ホールで収録~
(オルフェウス・ラジオ提供)
「組曲 第1番 作品43」 チャイコフスキー作曲
(42分03秒)
「交響曲 変ホ長調(ボガティリョフ補筆完成版)」
チャイコフスキー作曲
(31分18秒)
(管弦楽)ロシア国立アカデミー・カペレ交響楽団
(指揮)ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
~2011年4月16日ロシア・モスクワ チャイコフスキー・ホールで収録~
(オルフェウス・ラジオ提供)
「バイオリン協奏曲 第4番」 シュニトケ作曲
(34分30秒)
(ヴァイオリン)アレクサンドル・ロジェストヴェンスキー
「交響曲 第8番 ハ短調 作品65」 ショスタコーヴィチ作曲
(64分40秒)
(管弦楽)アイスランド交響楽団
(指揮)ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
~2011年3月10日アイスランド・レイキャビク
ユニバーシティ・シネマで収録~
(アイスランド国営放送提供)
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