9月26日から5日間にわたってNHK-FMで放送された
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団特集の最終回5回目の放送から
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
「交響曲 第99番 変ホ長調 Hob.1-99」ハイドン作曲
(25分01秒)
「ホルン協奏曲-開花の時-」 細川俊夫・作曲
(16分04秒)
(ホルン)ステファン・ドール
「交響曲 第8番 ハ長調 D.944」 シューベルト作曲
(51分14秒)
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)サイモン・ラトル
~2011年2月10.11.12日ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~
(ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供)
ラトルの指揮はハイドンもそしてシューベルトの交響曲もいずれも
インテンポで保たれて、他の指揮者との解釈の違いといえば
強弱のコントールの変化くらいか、とても地味で退屈な演奏だ。
まぁスピード感はあったけれど、特にシューベルトの長大な交響曲では。
今回のプログラムで印象的だったのは細川俊夫の世界初演の作品、
細川さんは私の大好きなオーケストラである東京交響楽団の
レジデント・コンポーザーを務めていて東響定期で数々の作品を
聴いいてきたけれど、ホルン協奏曲”開花の時”は東洋的な情感を
たたえながらベルリン・フィル首席奏者であるドールの演奏する
ホルンの音色が尺八風の音色を感じさせるシーンがあったり
とても興味深い作品だ。
ホルン協奏曲の名曲を書いているリヒャルト・シュトラウスの細やかな
パッセージが多い作品と対極的な細川俊夫のホルン協奏曲は
ホルンの楽器を花の開花に見立てた作品ということで曲の進行とともに
伸びやかなホルンの吹奏が繰り広げられホルン好きにはたまらない作品で
さわりだけでも吹いてみたくなりそうな。。。
楽器から遠ざかって40年以上も経つ自分には到底無理な話ですが。(笑)
いつもありがとうございます。♪