「のり２・クラシカ」鑑賞日記

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  プラジャーク弦楽四重奏団コンサートを聴く。（ミューズ・アークホール）

  　　　　にほんブログ村　　　　　　　　 　　　今朝はうっすら太陽が覗いてる程度の天気でしたが　午後からは太陽燦燦の良いお天気になりました。　　きょうは3時から地元ミューズでのコンサートを聴いてきました。　チェコ・プラハのプラジャーク弦楽四重奏団演奏会 　モーツァルト：弦楽四重奏曲第17番「狩り」　ドヴォルジャーク：弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」　シューベルト：弦楽四重奏曲第13番「死と乙女」 　アンコール　ボロディン：弦楽四重奏曲第2番から夜想曲　　　　　　　ボロディン：スペイン風セレナード　～2012年5月27日 所沢ミューズ・アークホール～　ストリング・カルテットのコンサートを聴くのはずいぶん久しぶり　のような気がします。　2004年の札幌kitaraでのフィルハーモニア・カルテット・ベルリン以来かも。　本日のプログラムは中学生時代からのお馴染みの作品ばかりで　ここ何十年も聴くことがなかったので大いに楽しめました。　プラジャーク・カルテットの演奏は初めて生で聴きましたが　素晴らしいアンサンブルを奏でて見事です。　端麗な演奏ですがワインに例えると、ただ端麗なだけではなくて　まるでシャブリ・グラン・クリュのように芳醇な香りを感じさせた。　　今日の演奏会はミューズメンバー1500円のスペシャルプライスで　しかも1階16列中央の最高の席で聴けて、まさに至福のひとときでした。　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年05月27日

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  聴いてきました。「マラン・マレの肖像」W・クイケン＆上村かおり＆C・ルセ（所沢ミューズ）

  　　にほんブログ村　今日は強烈な陽射しで暑いくらいでした。　仕事は12時半までで終了、昼食をとりながらビールの小瓶を2本　空けていい気持ちで所沢ミューズへ向かう。　　　　　　　久しぶりのコンサート鑑賞でした。　前半のフォルクレの4曲目ボアソンでいきなり奈落の底 睡魔に襲われるものの　5曲目モンティーニから立ち直りました。　昼間のビールは効きます。（笑）　二つのヴィオールとチェンバロの音楽　ルイ14世になったかのような優雅なひと時を楽しみました。　　「マラン・マレの肖像」　Ａ・フォルクレ：ヴィオール曲集組曲第5番ハ短調　　　　　　　　　　ﾗﾓｰ　ｷﾞﾖﾝ　ﾚｵﾝ　ﾎﾞｱｿﾝ　ﾓﾝﾃｨｰﾆ　ｼﾙｳﾞｧ　ｼﾞｭﾋﾟﾀｰ　サント＝コロンブ：シャコンヌ「ラ・ラポルテ」（二つのヴィオールのための）　Ｍ・マレ：ヴィオーレ曲集第5巻組曲イ短調より　　　　　ﾌﾟﾚﾘｭｰﾄﾞ　ｱﾙﾏﾝﾄﾞ「容易」　ｻﾗﾊﾞﾝﾄﾞ　結婚　大ｶﾞｳﾞｫｯﾄ　ｼﾞｰｸﾞ「反抗」　ﾛﾝﾄﾞ　Ｍ・マレ：ヴィオーレ曲集第1巻二つのヴィオールのための作品より　　　　　　　　　　ｼｬｺﾝﾇト長調　ﾒﾘﾄﾝ氏へのﾄﾝﾎﾞｰ　ｱﾝｺｰﾙ　Ｍ・マレ：ヴィオール曲集第1巻からサラバンド　ヴィーラント・クイケン（ヴィオラ・ダ・ガンバ）　上村かおり（ヴィオラ・ダ・ガンバ）　クリストフ・ルセ（チェンバロ）　～2012年5月19日 所沢ミューズ・マーキーホール～　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年05月19日

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  グリモーのラヴェル：ピアノ協奏曲を聴く。（クラシカジャパン）

  　　　　　　にほんブログ村　　　エレーヌ・グリモーのピアノでラヴェルのピアノ協奏曲を聴く。　ラヴェル：ピアノ協奏曲ト長調　エレーヌ・グリモー（ピアノ）　管弦楽：ヨーロッパ室内管弦楽団　指揮：ウラディーミル・ユロフスキ　　2009年2月1日 シテ・ドゥ・ラ・ミュジック（パリ）　南フランス出身のエレーヌ・グリモーの弾くラヴェルの協奏曲は　度々聴く機会があった。　ミョンフン＆東京フィル（サントリー）や大友直人＆東京響（東京芸劇）など　これらの過去に聴いた演奏も素晴らしい演奏だったが　ラヴェルの協奏曲は、やはり彼女の重要なレパートリーなのだろう　グリモーのピアノは、なめらかなタッチでとても洒脱な演奏であり　やっぱり素晴らしい。　ユロフスキの指揮とヨーロッパ室内管弦楽団も好サポート。　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年05月09日

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  マーラー：交響曲第7番「夜の歌」S・ラトル＆BPO(NHK-FM)

  　　　　　　　にほんブログ村　　今日5月5日はこどもの日　今の世の中、あまり良い未来が待っているとは思えないですが　それでも子供たちにはすくすくと育ってもらいたいものです。　昨日までの雨も止んで嘘のように良いお天気になりました。　家族はみな出かけていますが小生は相変わらずインドア休日です。（笑）　　　4月に放送されたドイツのオーケストラ特集の最後の第５夜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響曲第７番　ホ短調“夜の歌”　　　　　　マーラー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（78分06秒）　（管弦楽）ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団　（指揮）サイモン・ラトル　　　～2011年8月26日 ドイツ・ベルリン　フィルハーモニーで収録～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供）　　マーラーの交響曲の中で小生にはイマイチ感興が沸かないのがこの第7番　生演奏でも多分一度しか聴いたことがない。（沼尻竜典＆東京フィル）　CDもブーレーズ＆クリーヴランドと若杉＆都響の全集で持っているくらいで　自らこの曲を選んで聴くことは稀で、こうして放送されるから無条件に　聴くようなものだが、これはこれで得がたい機会というべきか。　　さて、ベルリン・フィルの演奏だがゴージャスそのものの演奏で　聴いていてひたすら彼らの演奏技術に舌を巻く。　　ラトルの指揮はかなり余裕のテンポでじっくり聴かせる。　第7番「夜の歌」もう少し他の演奏でも聴いてみようか。（笑）　いつもありがとうございます。♪　　にほんブログ村

  2012年05月05日

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  ティーレマン＆ウィーン・フィルのR・シュトラウス「アルプス交響曲」

  　　　　　　　　　にほんブログ村　　　　↑　18歳で上京するまで住んでいた我がふるさと　洞爺湖町（当時は虻田町） いよいよGW突入しましたが仕事の関係で当方は変則勤務で土日は休みですが　30日月曜は半日勤務、5月の3,4日も仕事のスケジュールと世間の休日とは　関係なし。（笑）　　さて、今日は前回に引き続きクリスティアン･ティーレマンの演奏会を鑑賞　NHK-BSで放送されたザルツブルク音楽祭２０１１から　　　　　　　　　　　　　　　　ティーレマン＆ウィーン・フィルのリヒャルト・シュトラウス・ガラ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心安らかに　作品３９第４　　　　　　　　　　　　　　　　　冬の愛　作品４８第５　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たそがれの夢　作品２９第１　　　　　　　　　　　　　　　　アポロの巫女（みこ）の歌　作品３３第２　　　　　　　　　　歌劇“アラベラ”作品７９から　私のエレマー　　　　　　　”アルプス交響曲”　作品６４　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ソプラノ）ルネ・フレミング　　　（管弦楽）ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団　　（指揮）クリスティアン・ティーレマン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年8月 オーストリア　ザルツブルク祝祭大劇場で収録～　　前半のR・シュトラウスの歌曲はフレミングの得意演目でもあり　独特な歌いまわしながら格調のある演奏で流石だ。　メイン・プログラムの”アルペン・シンフォニー”　がこれまた見事な　演奏で、描写的というより純粋にR・シュトラウスの音楽を堂々と表現、　ティーレマンの体型同様に実に恰幅の良いスケール豊かな演奏、　彼の指揮でのコンサートは2003年ウィーン・フィルやその後の　ミュンヘン・フィルとの来日演奏会をホールで聴いているが　決して軸がぶれることのない彼の音楽感には感服する。　そしてウィーン・フィルの巧さと管楽器群の極上な響きも特筆もの。　昨今のオーケストラの技術水準の高さには納得するものの　この演奏を聴くとウィーン・フィルには他のオーケストラを寄せ付けない　特別な魅力を感じる。ドレスデンやコンセルトヘボウもそうだけど。。。　いつもありがとうございます。♪　　にほんブログ村　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012年04月28日

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  北海道から帰りました。＆ポリーニのブラームスP-Con：N0・1他

  　今回の北海道へは19日木曜に仕事を終えてからの出発で　往路は関越道を一路新潟へ、新潟港から新日本海フェリーに乗船　23時半に出航、翌20日夕方に苫小牧港着　復路は小樽港から翌26日の今朝6時に新潟港に着いて　往路同様、関越道をひた走り無事に10時半頃に自宅に到着、　車の走行距離は1600キロの長旅でした。　北海道の桜はまだですが関越道から見た新潟や谷川岳付近は　満開の桜が楽しめました。　車のみの移動だと辛いものがありますがフェリーでの旅はゆったりのんびり　幸いなことに往復とも海上の波は穏やかでフェリー内の大浴場のお湯も　ローリングで浴槽からあふれることもなく（爆！　快適でした。　船内のシアターで観た映画「サマー・ウォーズ」がアニメ映画でしたが　コンピューターのハッカーとの戦いを主題に家族との交流を描いた映画で　とても楽しめました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふるさと　洞爺湖　午後は自宅で一週間ぶりに音楽鑑賞（笑）　マウリツィオ・ポリーニ（ピアノ）　　クリスティアン・ティーレマン（指揮）　　ドレスデン国立管弦楽団演奏会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悲劇的序曲　作品81　　　　　　　　　　　ブラームス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ロマンチックな組曲　作品125　　　　　　　レーガー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ協奏曲第１番　ニ短調　作品15　　　　ブラームス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）マウリツィオ・ポリーニ　　　（管弦楽）ドレスデン国立管弦楽団　　　（指揮）クリスティアン・ティーレマン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年6月11日～13日 ドレスデン・ゼンパーオーパーで収録～　　何とも渋いプログラムですがとても充実した演奏会だったとおもいます。　ポリーニのピアノによるブラームス：二つのピアノ協奏曲（第1＆第2番）　はベームやアバドの指揮によるディスクを良く聴いていますが　今年からドレスデン管の首席を務めるティーレマンとの相性もばっちりで　とても白熱したブラームスの1番でした。　ポリーニさん、老いてもピアノの腕前は相変わらず達者で素晴らしい。　レーガーのロマンチック組曲＆ブラームスの悲劇的序曲も　久しぶりに聴いたけれどどちらの演奏も堪能しました。　ドレスデン管の奏でるオルガンの音色のような和音には参りました。　まさにドイツのオーケストラの真骨頂を感じさせるオーケストラです。　ティーレマン＆ドレスデンのコンビ　オペラも含めて今後の活動に大いに期待です。　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年04月26日

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  スラットキン＆N響定期演奏会から「悲愴」ほか(NHK-BS)

  　　　　　　　　　　　にほんブログ村　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日の雨で桜もだいぶ散り始めて歩道には桜吹雪とともに　ピンク色の絨毯になってしまいましたが、これはこれで風情があります。　 今日聴いた音楽は今年1月のN響定期演奏会から　エストニアの現代作曲家ペルトの代表作「フラトレス」　コンサートで取り上げられる機会も多い作品で過去に何度も　ホールで聴いているが静謐な中にも情感を感じさせる名作。　　イタリアの女流奏者、ソネンバーグは来日は多いがN響には初登場　相変わらず演奏することの喜びを満面に表情に現しながらの演奏、　まさにヴァイオリン界のアルゲリッチ姐さんのようだ。　指揮のスラットキンはN響には度々客演しているお馴染みの指揮者　「悲愴」の演奏でも非常にコントロールよくバランスの整った　響きをN響から引き出して素晴らしい。　久々にこの曲の万全な演奏を聴いた思い。　それにしても最近、出没しはじめた特定のブラボー・マンの絶叫　にはいささか辟易だ。（爆！　フラトレス（１９７７／１９９１改訂）（ペルト）　ヴァイオリン協奏曲作品１４（バーバー）　　　　　　　ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ(ｳﾞｧｲｵﾘﾝ)　アンコール：ボギーとベスから　　　（ガーシュイン）　交響曲第６番ロ短調作品７４「悲愴」（チャイコフスキー）　管弦楽：ＮＨＫ交響楽団　指揮：レナード・スラットキン　【収録】２０１２年１月２８日／東京・ＮＨＫホール　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年04月15日

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  デュトワ＆Ｎ響第1716回定期演奏会(NHK-BS)

  　　　にほんブログ村　いよいよ4月になりました。　学校や大概の会社でも新年度の始まりになるわけで　別れもあれば新しい出会いもあり　希望に燃えて新天地への旅立ちでもあるわけです。　ひとしく皆さんにとって良い一年になるよう。♪　東京でも昨日桜の開花宣言が出ました。例年より遅めでしたが、　今から花見酒が楽しみです。(笑)　　ブラームス：ヴァイオリン協奏曲ニ長調　　　　　　　リサ・バティアシヴィリ（ｳﾞｧｲｵﾘﾝ）　バルトーク：歌劇「青ひげ公の城」（演奏会形式）　　　　　　　バリント・ザボ（青ひげ公）　　　　　　　アンドレア・メラース（ユーディット）　シャルル・デュトワ指揮ＮＨＫ交響楽団　～2011年12月9日 NHKホール～N響第1716回定期　グルジア生まれのリサ・バティアシヴィリ　日本音楽財団から貸与されたストラディヴァリウスのエングルマン（1709年製）を使用とのことだが、彼女のｳﾞｧｲｵﾘﾝは実に良く鳴るし　その端正な演奏ぶりとは裏腹に濃厚な音楽が再現されて素晴らしい。　「青ひげ公」はコンサート形式での演奏だが昨年松本でのサイトウキネン　の舞台上演も見応えがあったが指揮者デュトワの得意演目でもあり　N響オーケストラが渾身の見事な演奏であり二人の歌手については　松本での二人(青ひげ公：マティアス・ゲルネ 　　　　　　　　　　　　　ユディット：エレーナ・ツィトコーワ)　と甲乙つけがたい出来映え。　いつもありがとうございます。♪　　にほんブログ村　

  2012年04月01日

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  秋山和慶＆神尾真由子＆東響サントリー定期

  　土曜日　朝からの雨も夕方には完全に上がった赤坂サントリーホール 　東京交響楽団第598回定期、今シーズン最後のサントリー定期演奏会　指揮は桂冠指揮者の秋山和慶さん、久しぶりの登場。　プログラムはいずれも秋山さん得意のレパートリーでもあり　どれもが素晴らしく東響オーケストラの絶好調ぶりを実感させられた。　ストラヴィンスキー「うぐいす」での管楽器群の絶妙な音色に　スクリャービン「法悦の詩」では管弦楽のバランスの見事さが　ことさら感じ入った。（ラッパの佐藤友紀（Tp首席）のソロが絶品）　終盤でのコーダのうねるような盛り上がりと　一糸乱れぬトウッティでのフィナーレを決めた　秋山＆東響アンサンブルにBRAVO!　まさに秋山＆東響の長年の信頼に結ばれた成果でありましょう。　ヴァイオリンの神尾真由子さんは出会うたびにお綺麗になって　初めて聴いた頃の（中学生）素朴な初々しさは既になくなりましたが、　ヴァイオリン演奏もしっとりとした情感がより深くなった演奏で　美しくも劇的で見事なコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を披露　してくれました。何度もカーテンコールの歓声がありました。　指揮：秋山和慶　　管弦楽：東京交響楽団　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：大谷康子　ストラヴィンスキー：交響詩「うぐいすの歌」　コルンゴルト：ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35　　　　　　　　（ヴァイオリン）神尾真由子　　　スクリャービン：交響曲 第4番 「法悦の詩」作品54　～2012年3月10日 サントリーホール～　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年03月11日

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  ミューズでオルガン/ベルナール・フォクルール・オルガンリサイタル

  　所沢ミューズでパイプオルガンのコンサートを聴いてきた。　　　　初来日のベルギー・リージェ生まれのベルナール・フォクルール　オルガニストだけにとどまらず、活動はベルギー・モネ劇場の総監督や　フランスのエクサン・プロヴァンス音楽祭での監督も務めて目覚しい活躍の人　プログラムはバッハ以前の作品から自作のトッカータや近現代の作品　そして最後はバッハの作品とオルガンの歴史と作風、音色の違いが　感じられて興味深いコンサートだった。　どの作品も素晴らしい演奏だが現代の作曲家ブスマンスのファンファーレ第2番　が様々な音色を伴ったアグレッシヴな作品で女性のアシスタントが音色のキィを　担当したりとかなりの複雑さを伴う作品だがとても印象に残った。　アンコールが3曲[ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ]　ブクステフーデ：トッカータヘ長調BuxWV156　　　　　　　　：いざ来たれ、異邦人の救い主よBuxWV211　フォクルール：トッカータ(2001)　ブルーナ：聖母マリアのレタニアによるティエント　J・アラン：リタニー　グリニ：オルガン曲集第1番より　ブスマンス：ファンファーレ第2番(1971)　J・S・バッハ：いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV661,660,659　　　　　　　 :幻想曲とフーガト短調BWV542　～2012年3月3日 所沢ミューズ・アークホール～　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村　

  2012年03月03日

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  Ｊ・ノセダ指揮Ｎ響のラフマニノフ：交響曲第3番(NHK-FM)

  　滅多にコンサートでは演奏されないラフマニノフの交響曲第3番　隠れた名曲と言えるでしょう。　多彩なリズムと哀愁を帯びたメランコリックな旋律など3楽章構成ながら　交響曲第2番と並ぶほどの素晴らしい作品です。　　ロリン・マゼール＆ベルリン・フィルのＣＤ盤とライヴ録音（ｶｾｯﾄ）を　日頃愛聴していますが放送されたノセダ＆Ｎ響の演奏は比較しても　決して見劣りしない素晴らしい演奏です。　演奏する方にとってはかなり難しい作品だとおもうのですが　ノセダの精力的な指揮にオーケストラが見事に応えています。　ラフマニノフ：交響曲第3番イ短調　作品44　指揮：ジャナンドレア・ノセダ　　　　管弦楽：ＮＨＫ交響楽団　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：篠崎史紀　～2012年2月23日 サントリーホール ～ 　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年02月29日

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  スダーン＆東京交響楽団サントリー定期演奏会

  　　　　　東京交響楽団第597回定期演奏会をサントリーホールで聴いてきた。　東響の今シーズンのテーマ作曲家であるシエーンベルク・プロジェクト　の最終回はメーテルリンクの戯曲を題材にした「ペレアスとメリザンド」　40分超の作品だが、これがスダーンと東響楽員のすさまじいほどの　集中力にあふれた見事な演奏で、あっという間の時間が過ぎた感じの　素晴らしいもの。熱烈な拍手と歓声の後に　スダーンさんがホール聴衆に語りかけシエーンベルクの息子さんから　楽団に寄贈された楽譜のひとつ「ノットゥルノ」が演奏された。　初期の作品らしいが、とても日本的な例えば武満さんのような叙情性を　感じさせる作品で意外な感じを受けた。とても良い曲です。　最初に演奏された韓国出身の女性ヴァイオリニストのパク・ヘユンの　モーツァルトのヴァイオリン協奏曲「トルコ風」の演奏は　東響の2管・室内楽編成の精妙な伴奏に支えられて伸びやかな演奏で　好感がもてた。　　　モーツァルト　　　ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」　　　　　(ｳﾞｧｲｵﾘﾝ)パク・ヘユン　ｱﾝｺｰﾙ　バッハ：無伴奏ソナタ第3番からラルゴ　シエーンベルク　　　交響詩「ペレアスとメリザンド」　ｱﾝｺｰﾙ　シエーンベルク：ノットゥルノ～ハープと弦楽のための～　指揮：ユベール・スダーン　管弦楽：東京交響楽団　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：グレヴ・ニキティン　～2012年3月25日 サントリーホール～　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年02月26日

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  東日本大震災のためのチャリティ・コンサート・イン･ベルリン(NHK-BS)

  　　　　　　　　　 　1月にNHK-BSで放送された 特選オーケストラ・ライブ　　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと仲間による　東日本大震災のためのチャリティーコンサート・イン・ベルリンを聴いた。　きっかけはピアノのゴランさんから樫本さんへの呼びかけだったそうで　樫本さんがアルゲリッチやマイスキーさんなどへ電話でオファー　豪華な出演陣のコンサートとなった。皆さん、日本でもお馴染みの演奏家　でありいずれも親日家でも知られています。　最初の「赤とんぼ」はゴランさんの作詞朗読の後、　アルゲリッチ＆ゴランのピアノ連弾から始まり　最後の曲目、シューマンのピアノ五重奏まで非常に熱のこもった　素晴らしい演奏ばかりでした。　特にシューマン作品のアグレッシブな燃える演奏は秀逸だった。【出演】　ピアノ…マルタ・アルゲリッチ(1･2･6)　ピアノ…イタマール・ゴラン(1･2･3･4･)　バイオリン…ガイ・ブラウンシュタイン(4･5･6･)　バイオリン…樫本大進(3･5･6･)　ビオラ…アミハイ・グロス(5･6)　チェロ…ミーシャ・マイスキー(3･6)　チェロ…趙 静(4)【曲目】　1･赤とんぼ（山田耕筰）　2･４手のためのピアノ・ソナタニ長調K・381（モーツァルト）　3･ノットゥルノ変ホ長調D・897（シューベルト）　4･ピアノ三重奏曲第２番ホ短調（ショスタコーヴィチ）　5･弦楽三重奏曲ハ長調（ドヴォルザーク）　6･ピアノ五重奏曲変ホ長調（シューマン）　【収録】2011年5月30日 フィルハーモニー室内楽ホール（ベルリン）　昨夜からの雨も上がりました。　これからサントリーホールへ出かけてきます。（東響定期演奏会） いつもありがとうございます。♪　 にほんブログ村

  2012年02月25日

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  ネーメ・ヤルヴィ＆Ｎ響第1713回定期演奏会(NHK-BS)

  　パーヴォ・ヤルヴィのN響定期は珍しくないがお父さんのネーメ・ヤルヴィが　N響定期に登場した。　ネーメお父さんの指揮での生演奏会はエーテヴォリ交響楽団の来日演奏会で　一度だけ聴いたことがあります。（新宿オペラシティで）　相変わらず要所をきちんと押さえた指揮で例えばベートーヴェンの協奏曲では　ソリストの邪魔にならないような細かな配慮をみせたりするが　後半のドヴォ7番では徹底して主旋律を強調して骨太な演奏を繰り広げる。　応えるN響オーケストラも渾身の演奏と指揮者に対して親愛の情を感じさせる　すこぶる熱の入った素晴らしい演奏。　ヴァイオリン協奏曲のソロ奏者のセルゲ･ツィンマーマンは初めて聴く奏者だが　癖のないヴァイオリンで最後までじっくり聴かせてくれた。 尚、N響のゲスト・コンサートマスターに今回はロイヤル・コンセルトヘボウ　のコンマス：ヴェスコ・エシュケナージがトップに座った。　*********************************************************　ドヴォルザーク：スラブ舞曲集作品46から第1番　ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲ニ長調　パガニーニ：24の奇想曲作品1から第9番　　　　　　　セルゲ･ツィンマーマン(ｳﾞｧｲｵﾘﾝ)　ドヴォルザーク：交響曲第7番ニ短調　指揮：ネーメ･ヤルヴィ　　管弦楽：NHK交響楽団　～2011年11月16日 サントリーホール～　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年02月19日

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  マーラー「一千人の交響曲」デュトワ＆N響定期(NHK-BS)

  　今朝放送されたＮ響第1715回定期演奏会を鑑賞、　マーラーの大作、「一千人の交響曲」　Ｎ響定期で取り上げるのは20年ぶりとか、確かにソリストだけでも8人　合唱団の規模もかなりの人数で流石のＮＨＫホールのステージは　立錐の余地のないほどぎっしりの演奏者たち　　　Ｎ響の名誉音楽監督のデュトワさん、毎年12月定期は彼の指定席のようです。　今回はフィラデルフィア管とともに首席指揮者を務めるロンドンの　ロイヤル・フィルのコンマスのダンカン・リデルがコンサートマスター　Ｎ響は時々海外のオーケストラのコンマスをゲストに迎えているが　とても良い試みだとおもう。　ラテン語の聖歌による第1部とドイツ語によるゲーテの「ファウスト」の最終場面　で構成された「一千人の交響曲」、ソリストも一線級を揃え大規模な合唱団　とともに素晴らしい演奏です。　ただ、この曲に関しては生演奏を体験してしまうと　どんなオーディオ機器で聴いても窮屈に感じてしまうのは仕方がないところ　それほどこの「一千人」は生演奏の醍醐味を感じさせる。　　交響曲第８番変ホ長調「一千人の交響曲」（マーラー）　ソプラノ：エリン・ウォール、中嶋彰子、天羽明恵　　　アルト：イヴォンヌ・ナエフ、スザンネ・シェーファー　　テノール：ジョン・ヴィラーズ　　バリトン：青山貴　　バス：ジョナサン・レマル　　　合唱：東京混声合唱団、ＮＨＫ東京児童合唱団　　管弦楽：ＮＨＫ交響楽団　指揮：シャルル・デュトワ　～2011年12月3日　東京・ＮＨＫホール～　いつもありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2012年02月05日

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  ベルリン・フィル・ジルヴェスターコンサート2011(NHK-BS)

  　ベルリン・フィルの年末恒例のジルヴェスターコンサートを鑑賞　芸術監督のサイモン・ラトルの指揮、　2011年のゲストはピアノのエフゲーニ・キーシンが登場、　キーシンのベルリンのジルヴェスターと言えば1988年の　カラヤンの指揮でのチャイコフスキー：ピアノ協奏曲第1番が思い出される。　23年前の少年時代から今は立派な大人に成長したが　いまだ初々しさが感じられて好ましいピアニストの一人だ。　ベルリン・フィルをバックに格調高いグリーグの演奏であり　アンコール演奏が無かったのが残念だ。　他のオーケストラ作品の演奏は流石のベルリン・フィルの鉄壁な合奏能力を　聴かせる。　ホルン首席シュテファン・ドール（火の鳥での）の絶妙な音色には脱帽。　スラブ舞曲集　作品46から　第1番　　　ドヴォルザーク作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響的舞曲　　　　　　　　　　　　　　グリーグ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ協奏曲　イ短調　作品16　　　　　グリーグ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　道化師の朝の歌　　　　　　　　　　　　 ラヴェル作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　楽劇“サロメ”から　サロメの踊り　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バレエ音楽“火の鳥”から　　　　　ストラヴィンスキー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハンガリー舞曲　第1番　　　　　　　　 ブラームス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スラブ舞曲集　作品72から　第7番　　　ドヴォルザーク作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）エフゲーニ・キーシン　　　　　　　　　（管弦楽）ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団　　　　　　　　（指揮）サイモン・ラトル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年12月31日ドイツ・ベルリン　フィルハーモニーで収録～　　　いつもありがとうございます。♪　　にほんブログ村　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2012年01月22日

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  大喝采！「ローマ三部作」飯森＆東響サントリー定期

  　　　東京交響楽団第596回定期演奏会　2012年1月7日サントリーホール　レスピーギ：ローマの噴水　　　　　　　ローマの松　　　　　　　ローマの祭り　指揮：飯森範親　　管弦楽：東京交響楽団　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：高木和弘　今年のコンサート聴き初めは東京交響楽団のサントリー定期　ホールのロビーも華やかな飾り付けで新しい年を迎える雰囲気です。　東響正指揮者の飯森さんは久しぶりのサントリー定期登場でした。　　トスカニーニ　　の尽力により陽の目をみたレスピーギの「ローマ三部作」　繊細な「ローマの噴水」、躍動的な「ローマの松」の演奏、　そして休憩後に演奏された「ローマの祭り」は打楽器陣の精力的な活躍もあり　生ならではの音の坩堝を堪能しました。　ホールからも熱狂的な拍手と歓声で素晴らしいコンサートでした。　東京交響楽団の管楽器セクションは見事な出来映えの演奏を披露、　弦セクションとともに今年の東響、絶好調を予感させるものだった。　　いつもありがとうございます。♪　

  2012年01月07日

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  プレヴィン＆N響第1711回定期公演(NHK-BS)

  　今朝放送された第1711回N響定期公演を鑑賞　以前にFM放送を聴いてブログにも書いたけれど　今回は映像とともに改めての鑑賞　ヴァイオリン協奏曲第１番イ短調作品77　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ショスタコーヴィチ作曲 　　　　（ｳﾞｧｲｵﾘﾝ）チェ・イェウン　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　交響曲第３６番ハ長調Ｋ．425“リンツ”　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モーツァルト作曲 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　歌劇“ばらの騎士”組曲　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（管弦楽）ＮＨＫ交響楽団 　（指揮）アンドレ・プレヴィン　　 　　～2011年10月26日東京・サントリーホール～　　真紅のドレスで登場の韓国出身、チェ・イェウンさんは1988年生まれの　まだ若いヴァイオリン奏者だが達者な腕前で楽器もよく鳴らしており　この曲は彼女に合った作品ではなかろうか。見事な演奏です。　後半に演奏されたモーツァルトとリヒャルト・シュトラウスの作品は　昔からプレヴィンさんの得意とするプログラムでN響楽員も極上の響きで　応えている。　メンバーの変動もあるのだろうが管楽器セクションなどの安定さが顕著で　最近のN響の演奏は往年の輝きを取り戻しつつあるように感じる。　特に「ばらの騎士」組曲のブラス陣のしっとりとした音色や軽妙な　木管の響きなど実にゴージャスな演奏である。　昨日の読響の演奏といい在京オケの切磋琢磨する競い合いは　大いに結構なことであります。　いつもありがとうございます。♪　　

  2011年12月25日

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  下野＆読響のブルックナー：交響曲第4番「ロマンティック」

  　BS日テレで放送していた読売日本交響楽団のコンサートを鑑賞、　読響の正指揮者の地位にある下野竜也がブルックナーを振った演奏会　ブルックナー：交響曲第4番「ロマンティック」（ハース版）　指揮：下野竜也　　管弦楽：読売日本交響楽団　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：藤原浜雄　～2011年7月19日サントリーホール～　下野さんを初めて演奏会で聴いたのは10年以上前に地元所沢ミューズで　所沢フィルによる年末恒例の「第九」だった。　この頃はまだ下野さんは無名に近い指揮者だったが颯爽とした第九の演奏で　あの愛嬌のある風貌とともにとても印象に残っている。　ブルックナーのシンフォニーは決して生易しい指揮ではないはずだが　下野さんの指揮は持ち前の安定したバトンテクニックを駆使して　読響から実にコントロールに満ちた響きを引き出している。　特に各楽章のフィナーレなど見事な着地で決めていてすごい。　もちろん終楽章のフィナーレの後は聴衆からBRAVO!の掛け声が。。。　読響オケ、特に管楽器群はあいかわらずの堅調ぶりを示してお見事。　いつもありがとうございます。♪　

  2011年12月24日

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  河村尚子のベートーヴェン「皇帝」ほかNHK音楽祭2011(NHK-BS)

  　NHK音楽祭2011から　N響の客演でもおなじみヤノフスキさんの指揮する　ベルリン放送交響楽団の演奏会をBS録画で鑑賞　最近生で聴くことが多い河村尚子さんがソリストに登場した　ベートーヴェンの最後の協奏曲第5番「皇帝」　全体に快活なテンポで演奏されたが河村さんの卓越したピアノが見事、　ピアノを弾いている彼女の表情には演奏する喜びとゆとりも感じられた。　アンコールの「きみにささぐ」も素晴らしい演奏。　ヤノフスキ＆ベルリン放送響も誠実な伴奏をつけていたし　後半に演奏された交響曲第3番「英雄」同様にこれぞ正統派ベートーヴェン　演奏と言うべきか。 ベルリン放送交響楽団、これまで聴く機会があまりなかったけれど　意外や合奏力のレヴェルが高いので驚き、ヤノフスキさんとの相性　の良さもあるのでしょうね。　マレク・ヤノフスキ指揮　ベルリン放送交響楽団　ウェーバー／歌劇「魔弾の射手」序曲　ベートーヴェン／ピアノ協奏曲第5番　変ホ長調作品73「皇帝」　アンコール曲：シューマン/リスト編曲　きみにささぐ　　　　　　　　（ピアノ）河村尚子　　ベートーヴェン／交響曲第3番　変ホ長調　作品55「英雄」　アンコール曲：ベートーヴェン／交響曲第8番から第2楽章　　　　　　　：シューベルト／ロザムンデ間奏曲　～2011年10月12日NHKホール～　いつもありがとうございます。♪　　

  2011年12月11日

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  プレヴィン＆N響の「ドイツ・レクイエム」(NHK-BS)

  　 　ブラームスの母の死や恩師シューマンの死などが　ドイツ･レクイエムを作曲した動機と言われる。　7曲から構成され合唱の出来が演奏の出来を左右するが　二期会合唱団の演奏は完璧ではないがブラームスの　死への慈しみへの感情が見事に表現されている。　二人のソリスト、中嶋さんの張りのある声も素晴らしい。　この人のソプラノで次はヴェルディ「レクイエム」を聴いてみたい。　ウィルソン・ジョンソンもこの作品に合った声質と歌唱です。　82歳のプレヴィンさん、ステージには手押し車で登場と　痛々しいが指揮台の特設椅子に座ると流石の指揮さばきで　一時間を超える大作を一分の隙もなく聴かせてくれた。BRAVO!　NHK交響楽団第1709回定期　ブラームス「ドイツ・レクイエム」作品45　（ソプラノ）中嶋彰子　（バリトン）デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン　（合唱）二期会合唱団　指揮：アンドレ･プレヴィン　　管弦楽：NHK交響楽団　～2011年10月15日NHKホール～　いつもありがとうございます。♪　

  2011年12月10日

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  鮮やかな「ペトルーシカ」の演奏＠東響サントリー定期

  　東京交響楽団第595回 定期演奏会を聴いてきました。　激しかった雨も午後からはあがりサントリーホールのある赤坂の　夕方の気候はむしろ蒸し暑いくらいでした。　12月の東響サントリー定期も充実した演奏会でした。　シェーンベルク編曲のバッハ作品は縮小版演奏とのことだが　それでもオケは16型編成の管楽器の首席がみなそろい踏みの出演、　不屈のピアニスト舘野さんのラヴェルの協奏曲とアンコールに奏された　アヴェ・マリアも感動的でした。　そして後半の「ペトルーシュカ」は見事な演奏で細やかな表現の　弦楽器群に管打楽器陣が鮮やかな表現で応えて見事な演奏でした。　過去に「ペトルーシュカ」の演奏ではヤンソンス指揮コンセルトヘボウ　の神業に近い名演奏を聴いているけど、日本のオーケストラでここまで　水準の高い演奏は賞賛ものです。　指揮のノイホルトさんはオーストリア生まれ、高名な指揮者ですが　初めて聴きました。　小細工せずの正統派の指揮者の印象ですが、でもそれだけ。　　J.S.バッハ/シェーンベルク　　　プレリュードとフーガ 変ホ長調 BWV.552　ラヴェル　　　左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調　　　　　（ピアノ）舘野 泉　アンコール曲：カッチーニ/吉松 隆編曲：アヴェ・マリア　　　　　（ピアノ）舘野 泉　ストラヴィンスキー　　　バレエ音楽「ペトルーシュカ」（1947年版） 　　　　（ピアノ）尾崎有飛　指揮：ギュンター・ノイホルト　　　　管弦楽：東京交響楽団（ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ）大谷康子　～2011年12月3日サントリーホール～　　いつもありがとうございます。♪　

  2011年12月03日

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  キーシンのショパン:ピアノ協奏曲第1番ほかNHK音楽祭2011(NHK-BS)

  　ＮＨＫ音楽祭2011 華麗なるピアニストたちの競演（4）　　　エフゲーニ・キーシン＆ウラディーミル・アシュケナージ指揮　　　シドニー交響楽団演奏会をBS放送で鑑賞した。　今日の聴きものは何といっても今年40歳の誕生日を日本で迎えた　エグゲーニ・キーシンのピアノ　　思えばキーシンの印象は17歳でカラヤン＆ベルリン・フィルとの　1988年のジルヴェスターでの共演が今でも鮮烈な印象に残っており　チャイコフスキー：ピアノ協奏曲第1番の悠然としたスケールの大きな　演奏に驚いたものである。　そして2004年2月にMETでのオペラ鑑賞の折にカーネギーホールで　初めて生で彼のピアノ演奏に触れたのも懐かしい思い出になっている。　当時のキーシンは少年から青年へと成長した33歳の時だったが　もう40歳を迎えたキーシンのショパン、ワクワクしながら聴きました。　いまだ童顔の面影残るキーシンですが彼のピアノはますます進化を　遂げているように感じます。　いたずらにテンポを揺らすピアノではないので協奏曲ではいくぶん　優等生的な演奏ですがアンコールに演奏されたスケルツォ第2番は　本日の白眉ともいえるような見事な演奏で、これは彼の信条である　たゆまぬ日々の努力・研鑽のあらわれでしょう。　これから10年或いは20年後の60歳ではどんなピアノを聴かせてくれるのか　大いに楽しみだけど、その時こちらは82歳の高齢者、果たして　この世で聴くことが叶うのだろうか、がんばらなくちゃ！（笑）　南半球・オーストラリアからやってきた3回目の来日になるシドニー響　歴代首席指揮者にオッテルロー、フレモー、マッケラス、ワールトなど　実力指揮者の後を継いで首席指揮者を務めるアシュケナージの指揮による　後半の曲目、ラフマノノフ：交響曲第2番も情熱あふれる演奏でした。　アンコールには震災後に作曲された4人のトロンボーン奏者による　「日本にささぐ歌」が演奏された。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ協奏曲　第１番　ホ短調　作品１１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スケルツォ　第２番　変ロ短調　作品３１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「小犬のワルツ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ショパン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）エフゲーニ・キーシン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響曲　第２番　ホ短調　作品２７　　　　ラフマニノフ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「日本にささぐ歌」　　　　　　　　　　　　フェルヘルスト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）シドニー交響楽団　（指揮）ウラディーミル・アシュケナージ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年11月10日ＮＨＫホールで収録～　　　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年11月27日

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  フォーレ：レクイエムほか＠東響サントリー定期演奏会

  　一ヶ月ぶりに赤坂・サントリーホールへ、生憎雨降りの天気でした。　東京交響楽団第594回定期演奏会　10月のジョナサン・ノット指揮の演奏会もよかったけど　11月の音楽監督のユベール・スダーンを指揮にむかえての　定期も素晴らしい演奏でした。　最初のシェーンベルク「期待」は随分昔にNHK-FM放送で　ジェシー・ノーマンの歌唱で聴いたことがあり生演奏で一度は　聴いてみたい作品でしたがまさに期待通りの演奏でした。（笑）　この曲を得意にしているソプラノ歌手、エレナ・ネベラは　オケに声を消される面もありはしたが圧倒的な表現力で魅了しました。　また東響オケの精緻な管弦楽も見事でした。　後半のフォーレ「レクイエム」　古くはジャン・フルネ＆N響の演奏や黒岩英臣指揮の東京カテドラル教会　での演奏などいまだに記憶に残る演奏がありますが　今回の東響は496回定期（2002年10月大友直人指揮）以来、　再び定期演奏会でこの作品をとりあげました。　ヴィオラ、チェロ、コントラバスのフル編成にヴァイオリン群第1第2あわせて　14名と低域音に重点を置いた楽器編成で、ﾊﾞﾘﾄﾝの青山さんはステージ奥の　合唱団の中央に位置してソフトな歌い口の2曲目と確かな表現力を示した　第6曲と若手のﾊﾞﾘﾄﾝ歌手ですが今後も楽しみな歌い手です。　4曲目に登場したｿﾌﾟﾗﾉの森さんは2002年の定期に続き再び登場で　P席奥オルガンの前での立位置と粋な演出　まさに彼女の透明感のある歌唱にふさわしい素晴らしい演奏でした。　そして何といっても東響コーラスが見事な統率力のあるハーモニーを　奏でていて　いつもながら感心します。アマチュア合唱団では最高峰でしょう。　スダーンさんの指揮に演奏者全員で祈りを捧げているかのよう、　傘をさしながらですが幸せな気持ちでホールを後にしました。　　**************************************　シェーンベルク：モノドラマ「期待」作品17　　　　　(ｿﾌﾟﾗﾉ)エレナ・ネベラ　　フォーレ：レクイエム作品48　　　　　(合唱)東響コーラス　　　　　(ｿﾌﾟﾗﾉ)森　麻季　　　　　　(ﾊﾞﾘﾄﾝ)青山　貴　　ユベール・スダーン指揮　　東京交響楽団　(ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ)高木和弘　～2011年11月19日サントリーホール～ 　いつもありがとうございます。♪　

  2011年11月19日

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  ブロムシュテット＆アンスネス＆N響コンサート(NHK-BS)

  　日曜朝に放送されたN響第1707回定期公演を鑑賞　　指揮はN響名誉指揮者のスウェーデン出身のブロムシュテット、　ソリストに同じ北欧はノルウェー出身のアンスネスのピアノで　ラフマノノフの協奏曲第3番、　今月はじめにFM放送で清水和音のピアノで聴いたばかりだが　アンスネスの演奏は彼の人柄同様の飾りのない　むしろ素朴な解釈であり　それが却ってラフマニノフの叙情性を浮き彫りにした　新しい発見の演奏だった。　こんな演奏を聴くとラフマニノフの第3番がますます好きになる。　後半に演奏されたのはチャイコフスキーの交響曲第5番、　ブロムシュテッットさんのチャイコフスキーは珍しいように思うが　N響を見事にコントロールした指揮をみせて　オーケストラも端麗な響きながら白熱した演奏。　第2楽章のホルン・ソロもお見事だったが　それに寄り添うように木管・ソロも素晴らしいハーモニーで応えている。　ブロムシュテットさんの定番・両翼配置だがチャイ５ではコントラバスが　下手側から聞こえてくるのは結構効果的な響きで新鮮でもあった。　もっとも昔はムラヴィンスキー＆レニングラードなど両翼配置の　オケは多かったけれど。　この日NHKホールで聴いた皆さん、　幸せな気持ちでホールを後にしたことでしょう。　ブロムシュテットさんも満面笑みの表情でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ協奏曲第３番ニ短調　作品30　　　　ラフマニノフ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　叙情小曲集第５集　作品54から　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第2曲“ノルウェー農民の行進曲” 　 グリーグ作曲　　　　　　　　　　　　（ピアノ）レイフ・オヴェ・アンスネス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響曲第５番ホ短調　作品64　　 チャイコフスキー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ＮＨＫ交響楽団　　　　　　　　　　　　（指揮）ヘルベルト・ブロムシュテット　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年9月16日ＮＨＫホールで収録～　　　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年11月13日

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  プレヴィン＆N響のモーツァルトとリヒャルト・シュトラウス

  　第１７１１回Ｎ響定期公演の生中継をFM放送で聴いた。　典雅な響きのモーツァルト”リンツ”の演奏はまさにウィーン風　そして”ばらの騎士”組曲はこのオペラの初演が行われた　ドレスデン歌劇場のオケのような渋さを併せ持った見事な演奏で　今すぐでもオペラを鑑賞してみたくなるところだが　今日は西武VS日ハムのファーストステージ第2戦があるのでお預け（笑）　　ところで”ばらの騎士”は初演から今年で100年を迎えるそうな。　首席客演指揮者の地位にあるプレヴィンさんが指揮台に立つとN響の　演奏はまるで万華鏡のような多彩な響きを醸しだしてお見事。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヴァイオリン協奏曲第１番イ短調作品77　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ショスタコーヴィチ作曲　　　　（ｳﾞｧｲｵﾘﾝ）チェ・イェウン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響曲第３６番ハ長調Ｋ．425“リンツ”　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モーツァルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌劇“ばらの騎士”組曲　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ＮＨＫ交響楽団　（指揮）アンドレ・プレヴィン　　　～2011年10月26日東京・サントリーホールから中継～　　いつもありがとうございます。♪　　　　　

  2011年10月30日

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  パッパーノ＆チェチーリア管の「悲愴」ほか(NHK-BS)

  　指揮：アントニオ・パッパーノ　　管弦楽：ローマ聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団　　　ヴェルディ　　　　歌劇「アイーダ」　シンフォニア　　リスト　　　　ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調　　　　　　(ﾋﾟｱﾉ)ボリス・ベレゾフスキー　　　サン・サーンス/ゴドフスキー編曲　　　　白鳥　　チャイコフスキー　　　　“四季”から10月秋の歌　　　　チャイコフスキー　　　　交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」　　プッチーニ　　　　歌劇“マノン・レスコー”から間奏曲　　　　　　　　ポンキエルリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌劇“ジョコンダ”“時の踊り”から　　　　　　　　　～2011年10月3日NHKホール～　パッパーノさんの指揮するコンサートは過去に1回だけサントリーホールで、　東京芸大のオーケストラを相手にメイン曲目「幻想交響曲」を熱演して　くれましたが、今日のNHK音楽祭でのローマ聖チェチーリア管との演奏でも　情熱的な演奏を披露してくれました。　正直、昨日生演奏で聴いた新日フィルに比べて今日のイタリアのオケの技量は　格段に落ちるのですが何よりパッパーノの強烈な情感のこもった指揮に　精いっぱい寄り添った演奏で心に響く演奏を繰り広げています。　リストを演奏したベレゾフスキーは何度もオーケストラとの協奏曲や　諏訪内晶子とのデュオ・リサイタルのコンサートなど馴染みの深い　ピアニストですが、彼の演奏にはまったくブレが感じられない　稀有な演奏家でありアンコールに演奏された小品でもテクニックだけではない　リリシズム・歌心が感じられます。　メイン曲目である「悲愴」ではオーケストラが時には破綻寸前になりながらも　パッパーノの指揮に献身的な演奏をみせて感動的です。　　まさに昨日のメッツマッハーとの指揮者の格の違いを演奏を聴いていて、　ことさら感じさせられた。　　いつもありがとうございます。♪　

  2011年10月23日

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  メッツマッハー＆新日本フィル演奏会(すみだトリフォニー)

  　土曜の午後はひさしぶりに錦糸町まで、意外や、ここから　東京スカイツリーが間近に見えるんですね。　（携帯のカメラが故障中で写真アップはありませんが）　すみだトリフォニーで新日本フィルの演奏会を聴いてきました。　かれこれ50年来の友人のお誘いで、招待席の絶好なポジションの席で　楽しんできました。　新日フィルのオケはよくコントロールされた響きですが　指揮者の所為かバランスに物足りなさを感じたりして　いまいち訴求力に欠ける演奏で感動にはちと遠かったけど。　　 J.S.バッハ（シェーンベルク編）　　　前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552「聖アン」　シェーンベルク　　　管弦楽のための変奏曲　ブラームス　　　交響曲第1番 ハ短調 　　インゴ・メッツマッハー指揮　　　新日本フィルハーモニー交響楽団　～2011年10月22日すみだトリフォニーホール～　終演後は友人と居酒屋で一杯、昔話に花が咲き5時間以上も飲んだくれ。（笑）　楽しいウィークエンドを過ごしました。　いつもありがとうございます。♪　

  2011年10月22日

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  ウィーン・フィル生中継(NHK-FM)＆角のハイボールを飲みながら・・・

  　　職住接近の恩恵でしょうか、仕事を終えてから　19時からのウィーン・フィル来日演奏会の生中継をNHK-FM放送で聴いた。　FM放送なので音質はともかく生中継の臨場感は感じますね、　まるでサントリーホールで聴いているような感覚です。　　　　　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１・「ピアノ協奏曲　第１番　変ホ長調」　　　　　　　　リスト作曲　　（ピアノ）ラン・ラン　　　アンコール曲　1･「慰め」第2番　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リスト作曲　2･小組曲から小舟で　3･小組曲からバレエ　　　　　　　　　　　　　　 ドビュッシー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２・「交響曲　第２番　ハ長調　作品６１」　　　　 シューマン作曲　３・「皇帝円舞曲　作品４３７」　　　　　ヨハン・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団　（指揮）クリストフ・エッシェンバッハ　　　～2011年10月13日東京・サントリーホールから生中継～　　今や世界で引っ張りだこのラン・ラン君、ちょっと仕事のしすぎじゃないかな　と感じるほど今日の演奏は思ったより精彩に欠ける演奏に感じたし　後半の私の大好きなシューマンの交響曲第2番についてはエッシェンバッハ　さん、相変わらずやってくれる不自然なアゴーギクは　（特に第1楽章のあのテンポは）普段ならのけぞるとこですが　今日のわたくしはサントリー角瓶ハイボールで気持ちよく酔っているので、　またやってくれたか程度の感じで逆にニヤリ！。　それにしても今日のウィーン・フィルの演奏はなんだか全体に精彩に欠ける　演奏の印象で、しかも　最後のプログラムの曲目の「皇帝円舞曲」は（殆ど最後のところで）　放送がお終いになるし、いささか欲求不満で終わりました。　それでもアンコールで演奏されたラン・ランとエッシェンバッハの　ピアノ・デュオ（連弾）は楽しい演奏でしたよ。　今夜の演奏会は11月にBSで放送されるらしい。　今度は素面で鑑賞したいとおもいます。（笑）　いつもありがとうございます。♪　　　　　　

  2011年10月13日

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  カティア・ブニアティシヴィリ（ライジング・ピアノ・スター）

  　ヴェルビエ音楽祭2011から 　カティア・ブニアティシヴィリのコンサート放送を鑑賞(NHK-BS)　ブニアティシヴィリ　　は1987年グルジアのトビリシ生まれの今年24歳の若手ピアニスト　ホロヴィッツ国際ピアノ・コンクール優勝や　ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第3位という　輝かしい経歴の持ち主で現在ウィーンでカラヤン時代に馴染みのピアニスト、　オレク・マイセンベルクに師事、　最近はギドン・クレーメルやマルタ・アルゲリッチとの共演も多い。　前半はネーメ・ヤルヴィの指揮でラフマニノフのピアノ協奏曲第3番　の難曲中の作品をを難なく弾きとおすのも凄いが、　何より彼女のピアノの弱音の豊かさに眼を瞠った。　これは後半のリストのロ短調ソナタにも言えることで、すでに彼女は　自分の世界を確立している感じを受ける。　デビューした頃のアルゲリッチのように。　　ヴェルビエ音楽祭2011　”ライジング・ピアノ・スター”　1･ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第3番　2･リスト：愛の夢第3番　　　ネーメ・ヤルヴィ指揮ヴェルビエ・フェスティバルオーケストラ　～2011年7月18日サル・デ・コンバン（スイス・ヴェルビエ）　1･リスト：ピアノ･ソナタロ短調　2･ショパン：バラード第4番へ短調　3･ストラヴィンスキー：ペトルーシカからの3章　4･リスト：メフィスト・ワルツ第1番　5･ショパン：前奏曲作品28第4ホ短調　～2011年7月26日ヴェルビエ教会（スイス・ヴェルビエ）　いつもありがとうございます。♪　

  2011年10月12日

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  「ダフニスとクロエ」全曲版合唱付き・J・ノット＆東京響演奏会

  　ひさしぶりのサントリーホール　9月の東響定期は気乗りがしなくてキャンセル、　職住接近の所為か最近は都心に行くのが億劫になっています。（笑）　今回はダフニスの全曲演奏にﾌﾟﾗｽ合唱付きということで重い腰を　上げて出かけました。　チケットを無駄にするのもモッタイナイ（爆！　　東京交響楽団第593回定期演奏会　1･ドビュッシー：「夜想曲」より シレーヌ**　2･シェーンベルク：ピアノ協奏曲 作品42*　　　（ﾋﾟｱﾉ）小菅　優　 アンコール曲　武満徹：雨の樹の素描1 　3･ラヴェル：ダフニスとクロエ（全曲）**　合唱：新国立劇場合唱団**　指揮：ジョナサン・ノット　　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：大谷康子　　～2011年10月7日サントリーホール～　ジョナサン・ノットは2006年にバンベルク交響楽団との来日公演で　未完成＆ベト７などのプログラム（ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙ）を聴いたが 正直楽しめなかった。　ただアンコールに演奏されたリゲティ「ルーマニア協奏曲」の躍動感あふれる　演奏にむしろ彼の資質を感じて近現代の作品ならどうだろうか、　程度の印象だった。　いやぁ重い腰を上げて大正解でした。　小菅さんのシェーンベルクのピアノ協奏曲も素晴らしかったが　やはり新国立の合唱団を加えた「ダフニスとクロエ」が今夜のハイライトで　第1部の序奏から引き込まれてしまった。おおよそ50分超の長い時間を　忘れるほどだった。　ノットさんの指揮は精力的で一歩間違えるとヤバイ棒振りなのが　またスリリングだけど・・・テンポも相変わらずスピード感充分（笑）　　東響オケは依然絶好調でうれしい限り。　今シーズンから2階のオーケストラ下手側で聴いているのですが　終曲の全員の踊りでは物凄い音圧を感じてすきっ腹に堪えた。（爆！　早くも東響の来シーズンの定期会員の継続案内が来ているけど　こんな見事な演奏を聴かされるとサントリー通いもやめられぬわ。　　いつもありがとうございます。♪　

  2011年10月07日

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  豪華アーティスト達による饗宴・ヴェルビエ音楽祭2011(NHK-BS)

  　　　　　　　　　　　8月にNHK-BSで放送された番組　”現代を代表するトップアーティスト　奇跡の競演”　スキー・リゾート地で有名なスイス・ヴェルビエで　毎年夏に開催される音楽祭　アルゲリッチを中心に豪華なメンバーが集った室内楽コンサート　どのプログラムも今世界で活躍中の一流アーティストたちの　素晴らしい演奏であり、　なかでもイスラエル出身の89歳のイヴリー・ギトリスの演奏が　興味深いものだった。演奏されたのはヴァイオリン小品だけだったが　前半2曲の伴奏ピアノはユジャ・ワンとカティア・ブニアティシヴィリ　の若いピアニストとの微笑ましい共演、そして　後半のクライスラーの2曲はギトリスの19歳年下　今や70歳になったアルゲリッチとの まさに本日の祝日である”敬老”コンビ　ギトリスのヴァイオリン技術は今や滑らかさは消えたが　自身のこれまでの波乱に満ちた人生を全て包み込むような 慈愛に満ちた演奏で　私にとってはイチバンの白眉の演奏だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「バイオリン・ソナタ　第８番　ト長調　作品３０第３」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベートーベン作曲　　　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）ルノー・カプソン　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）マルタ・アルゲリッチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ビオラ・ソナタ　変ホ長調　作品１２０第２」　ブラームス作曲　　　　　　　　　　　　　　　（ビオラ）ユーリ・バシュメット　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）エフゲーニ・キーシン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「シチリア舞曲」　　　　　　　　　　　　　　　パラディス作曲　　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）イヴリー・ギトリス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）ユジャ・ワン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「なつかしい土地の思い出　作品４２から　メロディー」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャイコフスキー作曲　　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）イヴリー・ギトリス　　　　　　　　　　　（ピアノ）カティア・ブニアティシヴィリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「美しいロスマリン」　　　　　　　　　　　　クライスラー作曲　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）マルタ・アルゲリッチ　　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）イヴリー・ギトリス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「愛の悲しみ」　　　　　　　　　　　　　　　クライスラー作曲　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）マルタ・アルゲリッチ　　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）イヴリー・ギトリス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「幻想小曲集」　　　　　　　　　　　　　　　　シューマン作曲　　　　　　　　　　　　　　　（チェロ）ゴーティエ・カプソン　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）マルタ・アルゲリッチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ピアノ三重奏曲　第２番　ハ短調　作品６６から　　　　　　　　　　　　　　　　　第３楽章　第４楽章」メンデルスゾーン作曲　　　　　　　　　　　　（バイオリン）レオニダス・カヴァコス　　　　　　　　　　　　　　　（チェロ）ゴーティエ・カプソン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）ユジャ・ワン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「バレエ音楽“ラ・ヴァルス”」　　　　　　　　　ラヴェル作曲　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）マルタ・アルゲリッチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ネルソン・ゲルナー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「２つのバイオリンのためのソナタから　第１楽章」　イザイ作曲　　　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）ジョシュア・ベル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レオニダス・カヴァコス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「チャールダーシュ」　　　　　　　　　　　　　　モンティ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）デニス・マツーエフ　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）ジュリアン・ラクリン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ロビー・ラカトシュ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ピアノ四重奏曲　第１番　ト短調　作品２５から　第４楽章」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブラームス作曲　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）エフゲーニ・キーシン　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）ヴァディム・レーピン　　　　　　　　　　　　　　　（チェロ）ミーシャ・マイスキー　　　　　　　　　　　　　　　（ビオラ）ユーリ・バシュメット　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「パガニーニの主題による変奏曲」　　　　　ルトスワフスキ作曲　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）エフゲーニ・キーシン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マルタ・アルゲリッチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年7月スイス・ヴェルビエ　サル・デ・コンバンで収録～　　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年09月19日

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  ワルトビューネ2011・シャイー＆BPO(NHK-BS)

  　　　　ベルリン・フィルのワルトビューネ・コンサート２０１１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ジャズ組曲　第２番」　　　　　　　　ショスタコーヴィチ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「バレエ組曲“道”」　　　　　　　　　　　ニーノ・ロータ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響詩“ローマの噴水”」　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響詩“ローマの松”」　　　　　　　　　　　レスピーギ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“ムツェンスクのマクベス夫人”組曲から　アレグレット」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ショスタコーヴィチ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「バレエ組曲“シバの女王ベルキス”から　戦いの踊り」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レスピーギ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ベルリンの風」　　　　　　　　　　　　　　　　　リンケ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団　　　　　　　　（指揮）リッカルド・シャイー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年8月23日ドイツ　ベルリン・ワルトビューネ野外音楽堂で収録～　　　ベルリン郊外の森の中にあるワルトビューネ野外音楽堂での　ベルリン・フィルによる毎夏恒例のピクニック・コンサート　音楽堂まで徒歩で10分以上かけてたどり着くまさにピクニック感覚　7月の開催が豪雨で延期されたそうで、なるほどいつもなら日差しが　ある中での開始でコンサートが進むごとに闇が濃くなるのですが　今年の開催は8月も後半の時期でしたからコンサート開始から　陽が落ちかけていました。　プログラムはショスタコーヴィチとイタリアの作曲家ニーノ・ロータ　この二人は映画のためにたくさんの音楽を書いています。　そしてもう一人のイタリアの作曲家レスピーギの作品はお馴染み　ローマ三部作からローマの噴水とローマの松が演奏され　今回登場したイタリア出身の指揮者リッカルド・シャイーお得意の　選曲でもありベルリン・フィルの名手達との見事な競演。　　こちらもワルトビューネに集った聴衆たちと同じにリラックスモード　もちろんワインとともに(笑)　日曜の昼下がり、大いに楽しみました。　　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年09月18日

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  ダムラウ(S)&メストレ(Hp)　ジョイント・リサイタル　(NHK-BS)

  　　　めずらしいハープの伴奏でのソプラノ・リサイタル　先ごろのメトロポリタン歌劇場来日公演で出産間もないお子さんを　連れて来日したドイツの名花ディアナ・ダムラウ　3･11後は外国人アーティストの来日キャンセルが相次ぐ中、　彼女の決意と行動には驚きとともに感動を覚えたものです。　ウィーン・フィルの楽員でもあるグザヴィエ・ドゥ・メストレ　のハープとのジョイント・リサイタル　　ドビュッシーとフォーレのフレンチプログラムも大変良かったですが　やはり後半のシューマンとリヒャルト・シュトラウスの　ドイツ・リートが格段に素晴らしい演奏でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「星の輝く夜」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「リラ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「麦の花」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「はなやかうたげ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「マンドリン」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「美しい夕暮れ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「まぼろし」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「アラベスク　第１番」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドビュッシー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集作品７から　夢のあとに」　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集作品４６から　月の光」　　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集作品３から　トスカーナのセレナード」　　　　　　　　「歌曲集作品２３から　ゆりかご」　　　　　　　　　　　　　　「“ある日の詩”作品２１から　別れ」　　　　　　　　　　　　「歌曲集作品２３から　ふたりの愛」　　　　　　　　　　　　　「即興曲　変ニ長調　作品８６」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フォーレ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品２５“ミルテの花”から」　　　　　　　　　　　　　・ズライカの歌　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・くるみの木　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・花嫁の歌“おかあさま、おかあさま”　　　　　　　　　　　　・花嫁の歌“あの人の胸に”　　　　　　　　　　　　　　　　　・はすの花　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「“子供のための歌のアルバム”作品７９から　時は春」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シューマン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品１０から　知らず」　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品４８から　なつかしいおもかげ」　　　　　　　　「歌曲集“素朴な歌”作品２１から　胸の思い」　　　　　　　　「歌曲集　作品４１から　子守歌」　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品１０から　夜」　　　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品２７から　あすの朝」　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品４８から　鐘の響き」　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品１７から　セレナード」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「アヴェ・マリア」　　　　　　　　　　　　　　　　バッハ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　グノー編曲「歌曲集“ミルテの花”作品２５から　きみにささぐ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シューマン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ソプラノ）ディアナ・ダムラウ　　　　　　　　　　　　（ハープ）グザヴィエ・ドゥ・メストレ　＜アラベスク第１番、即興曲変ニ長調　作品８６はハープのみ＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～ドイツ　バーデン・バーデン祝祭劇場で収録～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜収録：2009年1月27日＞　　いつもありがとうございます。♪　　　　　　

  2011年09月11日

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  アシュケナージ＆N響第1704回定期演奏会(NHK-BS)

  　NHK交響楽団第1704回定期公演　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　組曲“３つのオレンジへの恋”作品33ａ　　プロコフィエフ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ協奏曲第2番ト短調作品16　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プロコフィエフ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”ヴォカリーズ”　　　　　　　　　　　　ラフマニノフ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゾルターン・コチシュ編曲）　　　(ﾋﾟｱﾉ)アレクサンダー・ガヴリリュク　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響詩“大洋の女神”作品73　　　　　　　シベリウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響曲第7番ハ長調作品105　　　　　　　　シベリウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ＮＨＫ交響楽団　　　　　　　　　　　（指揮）ウラディーミル・アシュケナージ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年6月3日ＮＨＫホールで収録～　　　N響の前音楽監督のアシュケナージさん一年ぶりのN響定期登場、　プログラム最初のプロコフィエフの喜歌劇「3つのオレンジへの恋」　組曲の演奏からアシュケナージ＆N響コンビは快調な出だしで　20代若手テクニシャンのガヴリリュクのピアノでの2番協奏曲、　そして後半はシベリウスの後期のニ作品と玄人好みのプログラムを　いずれも手堅くまとめたアシュケナージの指揮にまずはBRAVO!　決して格好の良い指揮振りではないが　何よりN響との相性がいいのだろう。　そして　非常にまとまりのある響きをかもし出す最近のN響の演奏、　特に管楽器群の（世代交代もあるのだろうが）安定した音色は　最近のいくつかの定期演奏会を聴くたびに実感する。　3つのオレンジのシャープな切れ味の演奏、　ガヴリリュクとの一体感を保ちながらファンタジーを感じさせる演奏、　　　後半のプログラムでの　シベリウスのとりわけ交響曲第7番の密度の濃い演奏はどうだろう、　終楽部での重厚な金管のコラールを経ての鮮やかなフィナーレは　10年前のブロムシュテットが指揮した演奏以来の感動だった。　ガヴリリュクのピアノは超絶的な技巧はもちろんだがポエムを併せ持つ　今どきの若手の中では稀有な存在、　今年27歳のこれからの活動が大いに楽しみなピアニストである。　アシュケナージと同じウクライナ出身。　　　　　　　　　　　　　　　　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年08月14日

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  リスト「ファウスト交響曲」小泉 裕＆日本センチュリー響(NHK-FM)

  第160回日本センチュリー交響楽団定期演奏会　　　～リスト生誕200年～　リスト：ピアノ協奏曲第2番イ長調 (ﾋﾟｱﾉ)河村尚子　 　リスト：ファウスト交響曲　指揮：小泉 和裕　　　(ﾃﾉｰﾙ)福井 敬　 (合唱)ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団　　　　びわ湖ホール声楽アンサンブル 　～2011年4月21日大阪ザ・シンフォニーホール～　この4月から大阪センチュリーから名称を日本センチュリー交響楽団に　変えての最初の定期演奏会の放送を聴いた。　音楽監督の小泉和裕さんの指揮でリストの大作「ファウスト交響曲」　滅多に演奏されない作品であるが　リストの生誕200年のまさに記念碑的な素晴らしい演奏で　センチュリー響の楽員は個々の技量も優秀であり　オケの編成的にパワー不足は否めぬが　十分に作品を堪能できた。　前半のピアノ協奏曲第2番は河村さんのダイナミックなピアノに　センチュリー響も負けずに応戦、これも聴き応え十分の熱演。　大阪府からの補助金を打ち切られて苦しい立場のオケ団体だが　名称変更を機に東京その他へ進出して頑張って欲しいオーケストラだ。　いつもありがとうございます。♪　　

  2011年08月10日

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  ティーレマン＆ウィーン・フィルのベートーヴェン交響曲全集(NHK-FM)

  　7月4日から8日にわたりNHK-FMで放送された　クリスティアン・ティーレマン指揮　　ウィーン・フィルのベートーヴェン交響曲全曲演奏会、　既にDVDでも発売されているウィーンのムジークフェラインザールではなく　パリのシャンゼリゼ劇場で2010年11月に収録された演奏会の実況放送　ウィーンでの録音と同じブライトコップ版を用いての演奏のようで　昨今の演奏の傾向にみられる押し付けがましい演奏ではなく　あくまでウィーン・フィルの持つ美質をティーレマンの柔軟な指揮により　まさにベートーヴェン演奏の王道のような名演奏を披露している。　どれも素晴らしいが特に奇数番号の　第1番、第3番「英雄」、第5番、第7番そして　（ｿﾌﾟﾗﾉ）アンネッテ・ダッシュ・（ﾒｿﾞ・ｿﾌﾟﾗﾉ）藤村実穂子　　　　　　　　　　　　　　（ﾃﾉｰﾙ）ピョートル・ベチャーラ・（ﾊﾞｽ）ローベルト・ホル　をソリストに迎えた第9番「合唱付き」などの演奏が　殊のほか巨匠の風格を感じさせる堂々の演奏と感じた。　（尚、第九の合唱団はフランス放送合唱団）　ティーレマンの指揮は随分前になるがウィーン・フィルとの　ブルックナーの交響曲第7番と「トリスタン＆イゾルデ」前奏曲と愛の死　その後のミュンヘン・フィルとのブラームス交響曲第1番ほかの演奏と　2回生で聴く機会があったが、　確かに当時から巨匠風の堂々とした演奏解釈を感じてはいたが　今回のベートーヴェンの交響曲全集を聴いてみてまさに並みの　指揮者ではないなと感じる。　ミュンヘンを離れたが次のドレスデン歌劇場のシェフとしての今後の　ティーレマンの活躍に注目したい。　　　ドレスデン国立歌劇場　いつもありがとうございます。♪　　　

  2011年08月07日

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  見事な演奏のシェーンベルク「浄夜」スダーン＆東響定期演奏会

  　一ヶ月ぶりのサントリーホール　半ドンでの仕事を終えて東京メトロ「六本木１丁目」駅まで直行　ホール付近で開演時間までのんびりと、ビール＆ワインとともに（笑）　開場直前のサントリーホール　　　東京交響楽団第591回 定期演奏会　指揮：ユベール・スダーン　　ヴァイオリン：ライナー・キュッヒル　　ヴィオラ：西村眞紀　　モーツァルト：交響曲 第25番ト短調 K.183　モーツァルト：ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364 　シェーンベルク：浄夜 作品4 （弦楽合奏版）　～2011年7月16日サントリーホール～　先ごろN響定期に登場したウィーン・フィルのコンサート・マスター　ライナー・キュッヒルが今度は東響定期にゲストで登場　モーツァルトで東響ヴィオラ首席の西村さんと華麗な競演のあと　後半のシェーンベルク「浄夜」ではコンマス席に座り　東響ストリングスを引っ張り見事な演奏をみせた。　16型フル編成の弦楽合奏版で8人のコントラバスはステージ後方に横並びで　ウィーン・フィルのスタイル。　協奏交響曲では華麗な奏法のキュッヒルさんに対して西村さんは　どっしりとした構えで見事に相方の役割を果たした。　特に第2楽章のカデンッアが素晴らしかった。　この日はソロ・コンマスの大谷さんを除いてニキティン＆高木両コンマスに　廣岡、田尻フォアシュピーラも参加のフルメンバーで　音楽監督のスダーンさんの指揮と彼の吐き出す大きな息とをあわせ（笑）　力演であった。　あらためて東響の弦セクションの素晴らしさを再認識させられた一夜。　いつもありがとうございます。♪　

  2011年07月16日

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  BRAVO!　エルガー・交響曲第3番＠尾高＆N響定期(NHK-BS)

  　今朝NHK-BSで放送された5月のN響定期　エルガー（ペイン補完完成版）の交響曲第3番を聴いて再び感動した。　5月にFMで実況中継を聴いたときにもブログに書いたけれど　エルガー・交響曲第3番＠尾高＆N響定期(NHK-FM)　映像をまじえての再度の鑑賞だったが　やっぱり素晴らしい演奏です。　弦楽群が細やかなニュアンスを奏でれば管楽器、とりわけ金管部隊が　輝くしくも当時の大英帝国の栄光と斜陽のハザマを映しこむような響きを　感じさせる。　植松氏のテンパニを筆頭にN響打楽器陣も大活躍。　最近のN響の定期に、特に管楽器メンバーにトラで様々な方が　登場しているが（いずれも優秀な演奏だが）　そろそろ世代交代の時期・兆しなのでしょうね。　良い意味でこのところのN響の演奏はとても音楽の喜びがあふれていて　とてもうれしく思います。　ところでヴィオラ・トップの店村槇積さんが5月で退団され　6月から東京都交響楽団に転出されたとのこと。　　個人的な意見を言わせてもらえばコンマス・トップの堀さんにこそ　定年退団して欲しい。（爆！　演奏中のあの表情には、ふてぶてしさはあれど　音楽の喜びが全く感じられないのだ。（笑）　N響もソロ・コンマスにキュッヒルさんを迎えればいいのにね、　奥さんは日本人女性で彼も日本での演奏会は好んで来日しているようだし。　ウィーン・フィルのコンマスに定年はないのかな？　N響の楽員は60歳定年だけど。。。　尾高忠明指揮　　　NHK交響楽団第1701回定期公演　ｹﾞｽﾄ･ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：ライナー・キュッヒル　　　 　ウォルトン 　　　チェロ協奏曲　ｱﾝｺｰﾙ：鳥の歌　　　　　(ﾁｪﾛ）スティーヴン・イッサーリス　　　エルガー 　　　交響曲 第3番（ペイン補筆完成版）　～2011年5月13日NHKホール～　いつもありがとうございます。♪　

  2011年07月10日

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  尾高＆N響の見事な演奏/R・シュトラウス「英雄の生涯」

  　N響第1700回定期公演をBSで鑑賞した。　今やN響定期ではお馴染みになった尾高忠明さんの指揮で。　前半は若くして亡くなった尾高さんの父、尚忠（ひさただ）さんの　作品、ウィーンに留学して作曲を学んだだけあり従来の日本人作曲家と　一線を画すスケール豊かな作品で2楽章の未完で終わったのは残念。　後半の「英雄の生涯」、ゲストコンマスにウィーン・フィルのコンマス　キュッヒルさんを迎えた所為かN響の弦が繊細な響きで美しい、　もちろんキュッヒルさんのヴァイオリン・ソロもお見事、　そして管楽器がそれに負けじと素晴らしい音色で応えて最近小生が聴いた　ライブ演奏では出色の演奏。　それにしても相変わらず尾高さんの作品に対する真摯な姿勢には敬服する　とともに誠実に向き合ったN響楽員たちにもBRAVO!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響曲第１番作品35」　　　　　　　　　　尾高尚忠作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響詩“英雄の生涯”作品40」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ＮＨＫ交響楽団　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（指揮）尾高忠明　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年5月7日ＮＨＫホールで収録～　　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年07月04日

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  ベリリン・フィル・佐渡＆ラトルの演奏会(NHK-BS)

  　　武満 徹　　　　「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（パーカッション）ラファエル・ヘーガー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シモン・レスラー　　　　　　　　　　　　　　　　　　フランツ・シンドルベック　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヤン・シュリヒテ　　　　　　　　　　　　　　　　　ウィーラント・ウェルツェル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ショスタコーヴィチ 　　　交響曲第5番ニ短調作品47（管弦楽）ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団（指揮）佐渡 裕　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年5月20日ベルリン・フィルハーモニーホールで収録～　************************************************************　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラフマニノフ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　交響的舞曲　作品45　マーラー　　　　　交響曲第1番「巨人」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団（指揮）サイモン・ラトル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2010年11月24日シンガポール　エスプラネード・コンサートホールで収録～　佐渡さん、念願のベルリン・フィルの指揮台に立ちましたね。　しかも定期演奏会のステージですから、格別でしょう。　彼の師匠のバーンスタインはベルリン・フィルとの共演は　確か一度だけの機会でしたが　（マーラー：交響曲第9番の歴史的名演のライヴが残されています）　師匠バーンスタインの弟子の中でも今や長老格である小澤征爾さんは　ベルリン・。フィルとは何度も共演、親密な関係を結んでいます。　残念ながら現在の小澤さんの健康状態を考えると再びベルリンで　指揮をするのは難かしいかも知れませんが。　今回の佐渡さんとベルリン・フィルとの公演、　二日間・6時間の短いリハーサル時間での本番でしたが見事でした。　おそらく作品に賭ける佐渡さんの思いは実現できたことでしょう。　ベルリン・フィルの楽員も誠意と熱意で応えていました。　果たして佐渡さん、2度目の定期演奏会に呼ばれるのかはわかりませんが　意外と何年かあとにジルヴェスター・コンサートの指揮に　登場するかも知れませんね。　ホールから歩いて帰れる距離に住んでるらしいですから、佐渡さん。　是非とも小生の存命中に夢がかなう事を望みます。（笑）　後半放送されたのはシンガポールでのコンサートで　ベルリン・フィル音楽監督であるサイモン・ラトルの指揮　ラフマニノフ、マーラー作品といずれもラトルの言わばアイ・コンタクトで　通じるような親密性を感じさせる演奏で、特にマーラー「巨人」の演奏は　以前に放送された本拠地のベルリンでの演奏よりも完成度が高い熱演だ。　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年06月19日

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  天才若手指揮者出現・ウルバンスキ＆東京交響楽団サントリー定期

  　一ヶ月ぶりの赤坂・サントリーホール。　ポーランドの若き俊英指揮者クシュトフ・ウルバンスキ　　28歳の若さながら既にヨーロッパの主要オーケストラの指揮台に　上がっており、小生もFM放送で名前を耳にしていたこともあり　楽しみにしていたが予想以上の彼の力量におどろきであった。　最初に演奏された故国の作曲家であるルトスワフスキの小組曲から　ただならぬ緊張感をはらんだ演奏で引き込まれ、さらに　諏訪内をソリストに迎えたシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第2番　ではソリストを支える見事なオーケストラ掌握術も披露、　休憩後の　タコテン　ショスタコーヴィチの10番では　明快な右手のリズムに感情豊かな左手での表現と指揮裁きも見事、　28歳の若さで今夜の全てのプログラムを暗譜で指揮するという、　（リハーサルでも暗譜で指揮したらしいが）離れ業であった。　東響オケも相変わらずの熱演で好調なコンデションである。　諏訪内さんのシマノフスキ第2番、5月の東響定期に登場したテツラフ　の超名演を過去に聴いているが、優るとも劣らずの円熟した演奏で　久しぶりの彼女の実演に接して円熟ぶりを実感した。　全てのプログラムの演奏にブラヴォ！の賛辞をおくりたい。　　東京交響楽団第590回 定期演奏会　指揮＝クシシュトフ・ウルバンスキ　　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：グレヴ・ニキティン　ルトスワフスキ：小組曲　シマノフスキ：ヴァイオリン協奏曲第2番作品61　（アンコール）バッハ：パルティータ第3番からアンダンテ　　　　　　　　　（ヴァイオリン）諏訪内晶子　　　　　　ショスタコーヴィチ：交響曲第10番ホ短調 作品93　～2011年6月11日サントリーホール～　いつもありがとうございます。♪　

  2011年06月11日

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  ベルリン・フィル・2つのコンサート(NHK-BS)

  　ベルリン・フィル　ヨーロッパ・コンサート2011　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「狂詩曲“スペイン”」　　　　　　　　　　　　シャブリエ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「アランフエスの協奏曲」　　　　　　　　　　　ロドリーゴ作曲　　　　　　　　　（ギター）カニサレス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響曲　第２番　ホ短調　作品２７」　　　　ラフマニノフ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団（指揮）サイモン・ラトル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2011年5月1日スペイン　マドリード・レアル劇場で収録～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベルリン・フィルのワルトビューネ・コンサート2010　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響詩“はげ山の一夜”」　　　　　　　　ムソルグスキー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“ルサルカ”から“月に寄せる歌”」　　ドボルザーク作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“ダリボル”から“このはやる気持ち”」　　スメタナ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“カプリッチョ”から“最後の場”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“リエンチ”序曲」　　　　　　　　　　　ワーグナー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“死の都”から“わたしに残されたしあわせ”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コルンゴルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌曲集　作品１０　第１“献身”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「愛のあいさつ」　　　　　　　　　　　　　　　　エルガー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“ボエーム”から“さようなら”」　　　　プッチーニ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“ボエーム”から　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　“ミュゼットはみずみずしい唇に美しい歌を”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レオンカヴァルロ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“ボエーム”から“ミミ・ピンソンは金髪娘”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レオンカヴァルロ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“トゥーランドッド”から“氷のような姫君の心も”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プッチーニ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「幻想序曲“ロメオとジュリエット”」　　チャイコフスキー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ホラ・スタカート」　　　　　　　　　　　　　　ディニク作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“ジャンニ・スキッキ”から“わたしのおとうさん”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プッチーニ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ベルリンの風」　　　　　　　　　　　　　パウル・リンケ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ソプラノ）ルネ・フレミング　（管弦楽）ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団（指揮）イオン・マリン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2010年6月27日ドイツ　ベルリン・ワルトビューネ野外音楽堂で収録～　　土曜の夜中に放映された番組、　もちろん録画後の日曜にゆったりと鑑賞です。　ワインとともに。（笑）　ラトルのラフマニノフの交響曲第2番、　重心の低い、どっしり感のある揺るぎないハーモニーを聴かせました。　3楽章は感傷的なメランコリーはあまり感じられず　ひたすらベルリン・フィルの優れた合奏能力を堪能。　それにしてもラトルの指揮は見ていて無駄な振り方が多い。　後半は昨年のワルトビューレ野外音楽堂でのコンサート。　アメリカが誇る世界の歌姫、ルネ・フレミング　プログラム構成をみると、世界のベルリン・フィルを伴奏に従えた　まるで彼女のリサイタルの趣。　リヒャルト・シュトラウスやコルンゴルトの作品は流石の絶品の歌唱。　指揮のイオン・マリンは先ごろN響定期に登場、小生はBS放送で鑑賞して　非常に興味を持った指揮者でしたが、　「はげ山の一夜」原典版は既にベルリンで演奏していたのですね。　ホールの違いもあるでしょうけれどN響の細やかでレスポンスのあるサウンド　の方に軍配です。　マリンさん、今やウィーン国立歌劇場のお抱え指揮者のような活躍ですが　フレミングとの絶妙なタイミングの呼吸の合わせは見事です。　いつもありがとうございます。♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2011年06月05日

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  久しぶりの学生オケ・明治学院大学管弦楽団演奏会

  　　　　大学オーケストラを聴いてきた。　明治学院大学管弦楽団 第７７回定期演奏会　２０１１年６月３日(金）文京シビック大ホール　 　曲目　サンサーンス：死の舞踏　グノー：歌劇「ファウスト」からバレエ音楽より　ドボルザーク：交響曲第７番　指揮　　汐澤安彦　管弦楽　明治学院大学管弦楽団　学生オケを聴くのはずいぶん久しぶりです。　明治学院大学のオケ演奏会は過去に何度も足を運んでいるが　常任指揮者汐澤先生のもと全員一丸の熱のこもった演奏でした。　特に女子だけのホルン隊が大健闘でドヴォルザークの7番では　素晴らしい和音を響かせていました。　それとメイガクのヴァイオリン群はもともと伝統的に優秀なのですが　今回もきっちり全体を纏め上げる大きな役割を果たしていた。　アンコールにはシュトラウスのトリッチ・トラッチポルカが　颯爽と演奏されてホールも大いに盛り上がった。　会場では東日本被災者の方々への義捐箱が設けられており　小生も貧者の一灯を捧げてホールを後にしました。　終演後に後楽園近くの中華居酒屋で飲んでたら東京ドーム帰りの　ジャイアンツ・フアンの団体が乱入、あまりに喧しくて早々と退散。（爆！　いつもありがとうございます。♪　

  2011年06月03日

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  スダーン＆東京交響楽団の英雄交響曲ほか＠サントリー定期

  　ユベール・スダーン指揮　東京交響楽団第589回定期演奏会 ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：グレヴ・ニキティンシェーンベルク　　　室内交響曲 第2番 変ホ短調 作品38メンデルスゾーン　　　ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調　　　　　(ｳﾞｧｲｵﾘﾝ）クリスティアン・テツラフ　　　 　　　(ﾋﾟｱﾉ）児玉 桃ベートーヴェン　　　交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」～2011年5月14日・ 6:00p.m.サントリーホール～ 　 4月の東響定期で演奏された室内交響曲第1番から33年を経て書かれた室内交響曲第2番は後期ロマン派風の香りが感じられ思いのほか楽しめた。　(2管14型編成)次のメンデルスゾーンのヴァイオリン＆ピアノと弦楽のための協奏曲はめったに演奏されない作品とのことで初めて聴いたが有名なヴァイオリン協奏曲の第2楽章の旋律を髣髴とさせるメロディがあったりロマン色豊かな作品だがｳﾞｧｲｵﾘﾝ、ピアノ共にかなりの技巧を要求される作品であり、あまり演奏されない理由がそのへんにあるのかも。テツラフのｳﾞｧｲｵﾘﾝと来日を辞退したロンクィヒの代役で登場したピアノの児玉桃の二人の知的で熱い演奏は賞賛ものだろう。　(2管12型編成)児玉桃さんはたびたびコンサートでお目にかかっているが、テツラフさんは随分前にブーレーズ＆ロンドン響来日公演でのシマノフスキのコンチェルト以来2回目、相変わらずのシャイな表情と風貌は以前と変わらない。休憩後のベートーヴェン「英雄」、指揮者スダーンの最近のアプローチであるノン・ビブラートでの演奏でおこなわれた。奥田首席の硬いマレットでここぞと強打するティンパニが強烈だがスダーンの速めの殆どインテンポでの指揮に東響楽員は整然且つ目の覚めるようなアグレッシヴで引き締まった演奏をみせて素晴らしいベートーヴェンを堪能した。なかでもオーボエ首席の荒絵里子の妙技が光る。　(2管16型編成)あいかわらず東京交響楽団の均一で統制の取れたハーモニーは健在で日本最強のオケに位置するのは間違いないだろう。　いつもありがとうございます。♪　

  2011年05月14日

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  エルガー・交響曲第3番＠尾高＆N響定期(NHK-FM)

  　尾高忠明指揮　　NHK交響楽団第1701回定期公演Cプログラム　ｹﾞｽﾄ･ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：ライナー・キュッヒル　 　ウォルトン 　　　チェロ協奏曲　ｱﾝｺｰﾙ：鳥の歌　　　　　(ﾁｪﾛ）スティーヴン・イッサーリス　　　エルガー 　　　交響曲 第3番（ペイン補筆完成版）　～2011年5月13日NHKホール～　今やイギリス音楽を得意にしている尾高さん、　特にウォルトンとエルガー作品は自家薬籠と言ってもいいプログラム　本日はペイン補筆による交響曲第3番が見事な演奏で感心した。　何年か前に札幌交響楽団の東京公演をホールで聴いていて　大いに感動したものだが、正指揮者の地位にあるN響とは既に　エルガーの交響曲第1番、第2番と定期演奏会で取り上げていて　いずれもN響から普段以上の熱演を引き出して見事な演奏だったが　ウィーンからキュッヒルさんをゲストコンマスに迎えての弦楽群の　透明感と管楽器の音色の絡みが何とも極上の響きで素晴らしい。　尾高さんとN響との相性もいよいよ蜜月状態になってきた模様で　正指揮者からそろそろN響音楽監督にならないかなぁ。　もちろん音楽監督を務める札響から離れることは困るけど。（笑）　イギリス出身のチェロのイッサーリスも見事な演奏であり特に　アンコールに奏されたカタロニア民謡「鳥の歌」が心に染みた。　～5月13日午後7時からのNHK-FM実況中継から～　　いつもありがとうございます。♪　

  2011年05月13日

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  久々のサントリーホール＠東響定期演奏会

  　　約一年ぶりのサントリーホール　東京交響楽団のサントリー定期会員に復帰しました。　今の自分の身の丈にあった座席ランクでの再開ですけどね。（笑）　東京交響楽団第588回 定期演奏会　指揮：大友直人　　クラリネット：ポール・メイエ　　シェーンベルク：室内交響曲第1番ホ長調 作品9b（オーケストラ版）　モーツァルト：クラリネット協奏曲イ長調 K.622 　ラヴェル：ボレロ　～2011年4月16日サントリーホール～　座席はステージ下手側の2階最前列、楽員さんを斜めから見下ろす位置、　指揮者は良く見えますのでとても新鮮です。（笑）　東京交響楽団の今シーズンのテーマはシェーンベルクということで　プログラム最初は斬新な感覚の室内交響曲第1番が演奏されましたが　曲の途中から夢の中。。。　休憩後のモーツァルトのクラコンが素晴らしい演奏で　メイエの妙技が光りました。　でもステージ下手へ帰るときの彼の表情が暗いのが気になった。　アンコールに第2楽章が再び演奏される。　ラヴェルの「ボレロ」はこのオーケストラでサントリーや所沢ミューズで　何度も聴いているが相変わらず手堅い演奏で見事な盛り上がりを見せた。　終演後はこれも久々に、サントリーホールお隣の　ANAｲﾝﾀｰｺﾝﾁﾈﾝﾀﾙHTLの馴染みのバー2軒をはしご。（爆！　いつもありがとうございます。♪　

  2011年04月16日

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  プレヴィン＆N響・北米公演2011(BS-hi)

  　首席客演指揮者のアンドレ･プレヴィン＆NHK交響楽団の北米公演2011　ニューヨーク州立大学パーチェス校でのコンサートが放送された。　この演奏旅行に旅たつ前日の3月11日に大震災があり　団員には近親者が被災した2名を除き予定通り12日にツアー出発、　悲しみをたたえながらの演奏旅行であったが　その演奏内容は実に聴き応えのある素晴らしい演奏だった。　　プログラムの最初には今回の被災者を悼んで　バッハのG線上のアリアが演奏された。　N響のエルガー：チェロ協奏曲は過去にロバート・コーエンとの　名演奏も（尾高忠明指揮）あるが、ドイツの若手チェロ奏者の　ミュラー・ショットの悲劇性を感じさせながらも大らかで伸びのある　チェロの響きが見事であり　後半のプロコフィエフのシンフォニーはN響団員の個々の技量の高さが　発揮され、特に木管・金管楽器とも鮮やかな演奏表現をみせた。　弦楽群も終始精緻なアンサンブルでありプレヴィンの的確な指示　のもと、N響の演奏は鮮やかな素晴らしい演奏を聴衆に　印象づけたと思う。　今回のカメラワークは団員のアップばかりで肝心の指揮者プレヴィンの　映像がわずかであり、珍しい映像収録だった。　武満 徹　　　　グリーン　エルガー 　　　　チェロ協奏曲 ホ短調 作品85　　　　　　(ﾁｪﾛ）ダニエル・ミュラー・ショット　プロコフィエフ 　　　 交響曲 第5番 変ロ長調 作品100　　　　　　　　指揮：アンドレ・プレヴィン　　チェロ：ダニエル・ミュラー・ショット　　管弦楽：NHK交響楽団　～2011年3月20日ニューヨーク州立大学パーチェス校　　　　　　　　　パフォーミング・アート・センター収録～　ホールへ足を運んで聴きにくれた聴衆のインタビューで印象的な　”幸運を祈ります　　皆さんの危機への対処は　誇るに値する　どうか　それを続けてください　日本の皆さんが示した品格と勇気はとても大切です”　の言葉　勇気付けられます。　がんばろう！「ニッポン」　　　いつも応援ありがとうございます。♪　

  2011年03月27日

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  ゲルギエフのストラヴィンスキー「春の祭典」

  　しばらくブログ更新がご無沙汰でした。　通勤時に音楽は毎日聴いていましたが、疲れがたまっていたようで　中々ブログ更新までの意欲が起きませんでしたが　このままではサボり癖が持続してしまうので。。。　過去にも2,3回ありましたから、（笑）　と言うわけで久々の今日のブログは　　　　世界で最も多忙な指揮者のひとりワレリー・ゲルギエフ　が指揮した2007年のNHK音楽祭でのコンサートから　ストラヴィンスキー：バレエ音楽「春の祭典」を聴いた。　オケはキーロフ歌劇場管弦楽団（マリインスキー歌劇場）　NHK-BShi放送をデジタル音声でHDDへﾀﾞｲﾚｸﾄ･ｲﾝで録音したもの　ゲルギエフ指揮の「ハルサイ」は　以前に東京都響での名演も体験しましたが、　さすがにオケの力量の違いもあって　今回の演奏は更に凄みを増して強烈な音のパワーが凄い。　　打楽器の驚異的な炸裂音、パワー溢れる金管、独特な低音の強調　そして　そのパワーに負けず劣らずの弦楽器たちも含めての見事な饗宴を堪能。　普段聞いているFM放送のコンサート録音も悪くないのですが　衛星ハイビジョンのデジタル録音によるコンサート放送との　音質の違いは歴然です。　ゲルギエフの指揮は細かい指先の動きで　めりはりの効いた音楽を奏でますから　聴き慣れた音楽でも実に新鮮、おっ！こんなとこでこんな副旋律が　みたいな新しい発見をもたらせてくれます。　まさにコンサートの実演ならではの醍醐味です。　2007年11月18日NHKホールでの実況録音です。　実は小生も同じ日にここで聴いていましたが、　ふたたび感動がよみがえりました。♪　　CD（1999年）も破壊力抜群の凄い演奏です。　併録のスクリャービンの交響曲第4番「法悦の詩」も素晴らしい。　いつも応援ありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2011年03月03日

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  オットマール・スウィトナー＆N響のモーツァルト交響曲第39・40・41番ｼﾞｭﾋﾟﾀｰ

  　昨年1月に87歳で亡くなったオーストリア・インスブルック生まれの　名指揮者オットマール・スウィトナーさん　　（1922年5月16日 - 2010年1月8日）　1960年にドレスデン国立歌劇場、1964年からはベルリン国立歌劇場の　音楽監督に就任、　この時期から東ドイツに活動の軸足を移し1964年から1967年には　バイロイト音楽祭に初出演「タンホイザー」「さまよえるオランダ人」　「ニーベルングの指環」を指揮するなど輝かしい経歴を重ねるが　この当時日本にはスウィトナーさんの情報は殆ど無くて、　初来日した1971年にNHK交響楽団を指揮したコンサートを幸運にも　聴けたおかげでコンサートの真の素晴らしさ、感動を教えてくれた　小生にとって言わば恩師のような存在のスウィトナーさん　当時ホールで聴いたベートーヴェン、ウェーバー、ワーグナーなど　本当に鳥肌が立つほどの衝撃的な演奏だった。　その後まもなくＮ響の名誉指揮者となり度々指揮台に登場しているが　1989年がN響との最後の年となった。　　今日聴いた演奏は1984年1月11日NHKホールでのオール・モーツァルト　のプログラム・コンサートだが実は小生もこの場で聴いていた。　当時のスウィトナーさんの年齢は61歳で今の私の年齢と同じ、　当時小生は34歳で親子ほどの年の差だったが（笑）　12型2管編成でありながら巨大なNHKホールに実に芳醇な（決して流麗な　とは言いがたいが）音楽を聴かせてくれた。　実に奏でる音楽が自然で、聴いていても後味の良い音楽を奏でる　数少ない指揮者の　一人でした。　モーツァルト　　　交響曲第39番変ホ長調　　　交響曲第40番ト短調　　　交響曲第41番ハ長調「ジュピター」　（指揮）オットマール・スウィトナー　（管弦楽）NHK交響楽団　～1984年1月11日NHKホール～　　いつも応援ありがとうございます。♪　にほんブログ村

  2011年02月20日

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