2019JFL第７節　ソニー仙台FCvsラインメール青森　プレビュー

2019年05月02日

2019JFL第７節　ソニー仙台FCvsラインメール青森　プレビュー

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カテゴリ：ソニー仙台FC

前節で公式戦連続無敗記録が『11』でストップし、開幕から守り続けてきた首位から降りてしまった、われらがソニー仙台FC。

↑ソニー仙台FC。

今節はホームでラインメール青森を迎える。

↑ラインメール青森。

ラインメール青森と言えば、反則が少なく昨季フェアプレー賞を受賞し、地元の『ねぶた祭り』の掛け声で使われる『ねぶたチャント』など多くの魅力的なチャントや、サポーターたちの親しみやすい市民性など、ラインメール青森に携わる方々に対して非常に高い好感度を抱いている。

↑一体感ある応援を繰り広げるラインメール青森サポーター。

両クラブの通算戦績は６試合戦い３勝２分１敗とソニーが勝ち越している。

では恒例の両クラブの注目選手をピックアップしよう。

過去の青森戦プレビューでは 奥山泰裕 を取り上げてきたが今回ピックアップする青森の注目選手は７番MF太田徹郎。

彼を最初に知ったのは2008年。

お世話になっている多くのモンテディオ山形サポーターや、国内最大サッカー専門誌である『週刊サッカーマガジン』で情報を得てきた。

過去の『週刊サッカーマガジン』の記事から抜粋すると、彼は６才でサッカーを始め、小学５年生より柏レイソルの下部組織に加入し、強靭なフィジカルや攻撃的なポジションならどこでもこなせる万能さを生かして、柏での下部組織を８年間活躍してきた。

プロ最初のクラブとなった山形では徐々に出場機会をつかみ、攻撃的なポジションの他にボランチも任されるようになった。

残念ながら降格してしまったが、21～22才当時の2011年では１部26試合出場３ゴールとレギュラーとして大きな存在感を示した事が大きく印象に残っている。

後に柏レイソルへ完全移籍し、山形で磨かれた多くのポジションをこなせるポリバレントを柏でも発揮し、AFCチャンピオンズリーグなど国際大会も経験した。

自身もベガルタ仙台の応援で対戦相手である山形や柏に在籍していた彼のプレーを実際に４試合観てきた。

↑柏在籍時。

↑同じく柏在籍時。

↑同じく柏在籍時。
2015天皇杯準々決勝ベガルタ仙台でのPK戦、完全アウェーの大ブーイング浴びながらも冷静に決めた。

そして、昨季。

青森へ完全移籍し、昨季は完全なレギュラーとして公式戦全試合スタメン出場するなど存在感を示した。

しかし山形や柏に在籍していた当時より４kg増えており、昨季の対戦ではキレがやや衰えているように感じられたが、まだ20代ながらも１部と２部合わせてＪリーグ120試合出場という豊富な経験を侮ってはいけない。

昨季のユアテックスタジアム仙台での対戦では見せ場をほとんど作れず０－３で大敗したが、今回の対戦では雪辱を果たす為にも、ゴールという結果を残したいと意気込んでいるはず。

一方、ソニーの注目選手は19番DF菅原啓祐。

高校時代は青森山田高に在学していた、守備の職人。

攻撃のポリバレントである太田に対抗して、守備のポリバレントである菅原を今回の注目選手として推薦した。

今回の対戦でスタメン出場を果たせば、リーグ戦では実に約10か月ぶりのスタメンとなる。

昨季は８月以降、メンバー入りすら果たせなかったものの、非常に高いポテンシャルに疑いなし。

今季は４月よりメンバー入りし、前節で今季初スタメンを果たした。

DFやボランチなど、太田とは対照的に守備的なポジションを高いレベルでどこでもこなせるだけに絶対に欠けてはならない大きな存在として非常に期待している。

今回の対戦では太田を封じ込めて、セットプレーから得意のヘディングでゴールを奪い、レギュラー奪取への大きなキッカケとしたい。