ふるさと納税
ふるさと納税…私はまだやったことがありません…かなり遅れている部類と思いますが…結構豪華な返礼品がオトク…というイメージがあります…一方、お国から問題視されている地方自治体もあるようで…。まずは納税者にとってオトクなの…? という疑問から…全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安(総務省)から、大雑把な数字を引き出しますと、自己負担額 2,000円を除いて、ふるさと納税と控除さえる税額が相殺される年間上限は、4人家族の場合、年収 400万円で 12,000円、500万円で 28,000円…つまり、返礼品が 2,000円を上回る場合、この額まではふるさと納税してもオトク…ということとなる…ということ…だと思います…。自治体間のソントクを考えますと…ふるさと納税を受けた自治体はその分税収(位置づけは寄付とのこと)が増える…そのため、ふるさと納税額にかなり近い原価の返礼品を出してもその差額は増収となります…。一方、結果控除することとなった自治体は納税者の自己負担額 2,000円を除いた税収の減…両自治体の合算値で見ると…自己負担額と返礼品の原価の差額が増減となります…。ふるさと納税を受ける側が頑張って返礼品を高価なものにするとその分、全体で見れば減税になる…という仕掛け…。自らの税収を増やすために高価な返礼品を準備するという発想は…税収を奪われるような魅力のない自治体が悪い…取られて悔しいなら取り返せばよい…ということ…? このような発想をする自治体って…行政全般がこういう考え方…と思ってしまいます…スジが通っていなくても実利があればその道に進む…ちょっと怖いような気がします…。私なんぞは、頭が古いので、税金は公的サービスに供される、であれば、事前に目的を明確にするクラウドファウンディングのアプローチの方が余程行政的な発想だと思うのですが…結局こちらにも「リターン」があるのですけれども…。どんな決まりゴトも使う(運用する)人次第で良くも悪くもなるものなので…ふるさと納税って…どうなんでしょうねぇ…。国が泉佐野市と争う姿勢 交付税減額訴訟始まる-大阪地裁(時事通信社)