|
テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9165)
カテゴリ:2度目の妊娠、そして流産
2度目の妊娠も残念な結果となり、子宮内容除去術を受けた経過を記録として、まとめておきたいと思います。
1月21日 10w0dで稽留流産を告げられ、手術の説明を受け、同意書や入院のしおりをもらう。 胎児の染色体検査をお願いしたところ、E病院ではあまり行っていない検査との事。 検査会社に連絡等を取ってもらい、保険が効かず、自費の検査になるので費用は6万円…。 正直、簡単に出せる値段ではないけれど、新鮮な細胞が必要で手術の時にしか受けれない検査でもあるし、1回目の流産の時、調べなかった後悔も大きかったので、旦那と相談して、検査を受けることにする。 その後、採血や胸のレントゲン・心電図などの術前検査を受けて、¥6050-を支払って帰宅。 入院の保証人が2人必要で、そのうち1人は住所が別の人ではいけないとの事で、義父に保証人になってもらうため、旦那1人で実家に帰省してもらい、私は入院のしおりに沿って、荷物をまとめる。 22時以降は絶飲食ということだったので、22時前に軽い食事を取って、布団に入るけれど眠れない…。 1回目の流産の時は、手術の前日に入院したので、最後の夜を病室でさびしく過ごしたんですが、今回は、旦那と私とお腹の赤ちゃん、そして愛猫マロンと最後の夜を過ごせました。 さびしくは無かったけど、やっぱり眠れない夜でした。 1月22日 我が家に来て最長のお留守番となるマロンの為、たっぷりのえさとお水をあげて、家を出発。 外来は9時からだったのですが、主治医が9時から他の方の手術に入ってしまうということで、少し前に婦人科外来にいって、ラミナリアを挿入。 1回目の流産の時は進行流産に移行しかけていたからか、入れずに手術をしたので、今回がラミナリア初体験。 噂には聞いていた痛みの方ですが、全然というわけにはいかないけれど、予想していたよりは大丈夫でした。 診察後、入院する病棟の方が迎えに来てくれるのを待っている間、いすに座っていたのですが、座面にお尻をつけるように座ると、痛みが強かったので、立ってみたけどそれでも違和感があって、辛い…。 立ったり座ったりを繰り返し、お尻をずらして腰で座ると、少しマシな事に気づき、最後はその姿勢で落ち着きました。 迎えの人と一緒に歩いて病棟に向かったのですが、腰や下腹部が重だるい感じで、そろりそろりとゆっくり歩くのが精一杯。 ひと通り病棟内の説明を受け、ベットに着くなり、すでにどっと疲れが…。 すぐに着替えて、横になり一眠り。 目が覚めた時にはラミナリアは馴染んでいて、重だるさも無くなって、ラミナリアが入っているのを忘れるくらいでした。 ちょうど看護師さんがやってきて、案内されるまま旦那と一緒に相談室に移動。 今回の経過を説明し、熱や血圧を測り、スケジュールの説明。 他の方の手術が順調にいけば、当初の予定通り16時からの手術になりそうとの事でした。 病室に戻り点滴を挿入。 この時点で、10時頃だったでしょうか…。 ここからが長かった…。 点滴のお陰か、喉が渇くということは無かったのですが、とにかくお腹がすいた。 手術までの時間はしみじみと過ごすのかと思っていたのですが、お腹が空き過ぎて何も考えららないという感じでした。 かといって、旦那をつき合わすわけにもいかず、食事を取りにいくよう促して、1人の時間は本を読んでごまかし、帰ってきた旦那に、グチグチ文句を言って気を紛らわせ…。 仕事を休んで、グチグチ文句を言い、甘える私に1日付き添ってくれた旦那には感謝です。 前回の時も思ったのですが、大事な人が苦しんでいるのに、何も出来ずに見守るしか出来ないというのも、また辛いことだろうに…。 500mlの点滴がなくなりかけた頃、予定の時間が来て、看護師さんに点滴を見てもらいながら手術着に着替えました。 1回目の時は、手術室で行ったのですが、今回は婦人科病棟に処置室がありそちらで行うとの事。 点滴をコロコロ押しながら歩いて、処置室に入り、処置台の上で、手術前の筋肉注射を受ける。 10分後位に、主治医の先生と麻酔科の先生が登場。 「病理と染色体の検査があるから、容器を2つ用意して。」と、看護師さんに指示。 どうやら、病棟の看護婦さんがそのまま介助につく模様…。 まだ若い看護師さんだし、仕事とは言え正直見たいものではないだろうし、申し訳ないな~なんて思っていると、麻酔科の先生が頭元から「酸素マスクをつけるので、頭を上げてください。」「注射入れていきますね。」と、色々話しかけてくる。 喉が熱い…そう言えば前回もそうだったな~と、思っていると麻酔が効いてきたのか、頭の中がグルグル回るようなめまいと吐き気。 前回はスッっと寝れたのに、今回は気持ち悪い~と思っているうちに、眠ってしまいました。 気づいた時には、おそらくストレッチャーの上。 意識はあるけど目が開かない感じで目の前は真っ暗のままでした。 ストレッチャーの細かな振動と浮遊感で再び吐き気がする~と思うのと同時に、子宮が収縮するような激痛。 前回は、子宮の中が引っかかれるような鈍い痛みだったので、こういう激しい痛みは初体験。 「お腹が痛いです。」と必死に声を出しても、誰からの返事も聞こえてこない。 酸素マスクのせいか、口の中がパサパサだったし、麻酔が残っていて、自分の声が思うように出ていないんだと、何度も何度もお腹の痛みを必死で訴えました。 すると看護師さんの「部屋に着きましたよ。横のベットに移れますか?」という声が聞こえて、あ、横に人が居てるんだと初めて実感。 体を横に転がすとストレッチャーからベットに移ったような、柔らかい感触がして、布団をかけてくれた看護師さんに「お腹が痛いんです。」と必死に訴えました。 「座薬入れますね。」という声が聞こえて、これで楽になる…と安心したら、眠ってしまいました。 また、激痛で目が覚める。 「お腹が痛い…。」とつぶやくと、「今、薬入れてくれてたで。」と、手術後初めて旦那の声が聞こえました。 うっすら目を開けてもぼんやりとしか見えないし、とにかく子宮が収縮するたびに激痛がする。 ベットの柵をグッと握って、痛みを堪えていると、握りこぶしの中に、旦那が指を滑り込ませてくる。 これじゃ思いっきり握られへんやん。と思いながらも、その心遣いに感謝。 寝たり起きたりを繰り返し、少し痛みも和らいできた頃、運の悪い事に面会時間。 隣の患者さんのところにに入れ替わり立ち代り面会の人が来て、その話し声がすごく耳に障る。 麻酔も冷め切らないし、吐き気もするからもう少し眠りたいのに…。 結局、話し声が途切れる事は無く、寝るのを諦めた私。 グルグルまわる頭を起こし「口の中がパサパサや…。」とつぶやくと、「目が覚めたら水飲んでいいって言ってたで。」と、ポカリを握り締めて旦那が話かけてくる。 ちょうど看護師さんもやってきて、ポカリを飲んで一息。 「大丈夫そうですね。」と看護師さん。 痛みも楽になってきた事を告げ、「点滴が無くなったら抜きますね。」との事。 新しい点滴のボトルになっており、まだまだ先になりそうだ…。 乾燥しきった喉と唇を潤そうと、ポカリを飲んでも飲んでも落ち着かない。 そのうちまた吐き気がしてきて横になっても、隣のベットからの話し声で眠れない。 正直、気分は最悪。もう、うんざりって感じでした。 夕食の時間もまだ吐き気が残っていたので、少し遅らせてもらって、運ばれてきた食事を見てまたうんざり。 丸1日近く食事を取らない状態の上、手術後初めての食事だったので、おかゆぐらいが良かったのですが、思い切り普通の食事。 パサパサ感の残る口に、パサパサのご飯が入っていくわけも無く…。 メインは豚肉のソテーにクリーム系のこってりソース。一口食べて、吐き気が倍増。 結局、汁物とサラダをついばんだ程度しか食べれませんでした。 午前中、あんなに待ち焦がれた食事だったのに…。 そんなこんなしているうちに、意識もはっきりして、落ち着いたのは19時ごろ。 面会時間はまだ1時間ほどありましたが、マロンも心配だったので、旦那をベットの上から見送り、隣の面会人も居なくなって、やっと静かな病室。 やっとゆっくり休めそう…。 なのに、尿意がおかしくて、眠れない。 トイレから帰ってきてもまだ残っている感じがして、30分置きにトイレに行く状態。 消灯前、熱を測りに来た看護師さんに聞くと、「手術後にガーゼが入っているのでその違和感ではないか。」との事。 「尿が出なくなったら教えてください。」と言われ、ちょうど終わった点滴を抜いてもらって、手術着からパジャマに着替えました。 尿意の理由が判ったので安心したのと、点滴も外れた事も重なって、トイレの回数が減って、これで眠れると思ったら、再び空腹に悩まされる…。 もう限界!と、消灯後、廊下の明かりの差し込む薄暗い病室で、旦那が買っておいてくれた菓子パンをこっそり食べ、やっと眠る事が出来ました。 ~続く~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月04日 16時45分37秒
コメント(0) | コメントを書く
[2度目の妊娠、そして流産] カテゴリの最新記事
|