妊娠成立までの治療経過のまとめ『漢方薬について一言』
不妊症&不育症もちの私。過去に2度の流産を経験しましたが、今回3度目の妊娠を迎えることができました。そんな妊娠も、オルガランの自己注射という不育症治療のお陰で、現在7ヶ月と最長記録更新中です。私の治療経験が何か参考になることがあれば…と思い、今回の妊娠経過をまとめてみたいと思います。3度目の妊娠は、H先生のところに転院して4度目の周期でした。当時受けてた治療は、PCOに対しメルビンを内服し、卵胞チェックをしながらフォリアミンとゴナピュールを打ち分けながら卵胞を育て(ちなみにH先生は24mmを越えてから排卵させないと妊娠率が下がるとのお考えでした)、ある程度の大きさになったらゴナトロピンを打ちタイミングを取って、高温期に入ったらルトラールを飲むと言う感じでした。あと、不妊症がらみでは潜在性高プロラクチン血症に対してカバサールも飲んでました。(ちなみに、不育症がらみでは、バファリン81とペルサンチン、ビオスリーにフォリアミン、当帰芍薬散料を飲んでました。)あぁ薬漬け… そして今回、私的に「コレが妊娠に繋がったのかも」と思っていることが1つ。それは当帰芍薬散料の飲み方です。PCOなので昔からずっと生理不順だった私。過去に漢方外来で「婦人科系の疾患に効果があって生理不順にも効くから」といわれ、当帰芍薬散料を飲んだ事はあったんですが、私の生理不順は治りませんでした。なので「あんまり効かない漢方やな~」と言うのが正直な印象。そこで飲むのを辞めてたんですが、このたび不育症の治療を始める際に「血流が良くなり、流産を予防する」という事で再び飲み始めてたんです。元々生理不順だったのに、2度目の流産後からは不思議と30日前後で生理が来るようになってました。なのに、不育症の治療を始めたらまた生理不順になり、婦人科に通わないと無排卵に…。始めは、不育症の治療を始めたからには早く妊娠したいと言う焦りや、専業主婦を辞めパートを始めたストレスから来るものかな…と様子を見てたんですが、あまりにも不育症の治療を始めた前後では月経周期が違いすぎるそこで、処方してくれたF先生にも、通院してるH先生にも内緒で、低温期だけ当帰芍薬散料を辞め、変わりに2度目の妊娠の際に飲んでた加味逍遙散料を飲んでみる。(高温期は当帰芍薬散料に戻しました)ちなみに2度目の妊娠は加味逍遙散料だけで、排卵誘発剤の注射もせず自己排卵できてた、私的には信頼できる漢方薬すると、なんと低温期に当帰芍薬散料を飲んでた頃は、排卵まで平均4~5回排卵誘発剤を打ってたのに、加味逍遙散料にした周期に打った排卵誘発剤は2回だけ。で、そのまま妊娠成立偶然ちゃうのと言われれば、そうかもしれませんが、私的にはコレきっかけとしか思えないくらい変化がありました。漢方薬は副作用が無いとか、作用が穏やかとか色々言われますが、「なんかいいらしいよ」位で漫然と飲み続けるのは危険だな~と思います。ちなみに、温経湯と言う漢方も「体を温めて婦人科系にいい」と言われ、昔婦人科で処方された事があったんですが、漢方に詳しい別の婦人科の先生に言わせると「温経湯はLHホルモンの分泌を高めるので、低温期にLHが多すぎて排卵を妨げるPCOの人には逆効果」らしいんです。詳しい事はわかりませんが、当帰芍薬散料も流産を防ぐって位だからLHに強く作用するんじゃないか?と言うのが私の仮説です。(加味逍遙散料は逆に流産しやすくするので妊婦には禁です)もし、不妊治療をしながら、あまり漢方に詳しくない先生から処方された漢方を飲んでる方がいらっしゃったら、私のように逆効果になってることもありえると思いますで、気をつけて欲しいなと思う今日この頃です。