読んでも無駄な禁煙話 1
煙草の値上げを期に吸い始めるなんて、そ、そんな冗談でしょ?と思っていたら、お茶目で愉快なH氏が、マジで吸い始めたようなの。おいおいやめときなさいよ~。世の中やめるのに苦労している人がたくさんいるというのに。 あ、あのね、もしも煙草依存になって、その後やめなければならない状況になったとき、そのイライラやストレス解消を酒に求めるようになったら、ますますどっちもやめられなくなっちゃうかもよ。アンチテーゼもいいけど、そんときゃ苦しいのはご自身だけだし、つまらんから依存する前にやめときんしゃいね。 ◆ それが、あまりに唐突に始まってしまったものだから。それで、こんな根性なしの私がまさか、まさか続くとは思わなかったものだから、巫病(魂の知恵熱)の時のように、何も記録を残していない。ちょっともったいなかったかななんて思っている。何日目にどうなったとか、細かいことはあまり覚えてない。せっかくブログを書いているのにね。なにせ、そう何回も経験できないし、何度も経験しないほうがいいんだから。でも、やめたくてもどうしてもやめられない人の参考になるようなことは、何一つせずにとりあえず1ヶ月になろうとしている。つまり、「私はこれでやめました」というものがなく、言うなればただ吸うのを我慢しているだけ。ブログに書いても仕方ないかもしれない。だから私はこうだけど、あなたはどうだろうってことばかりだと思う。それと、まだまだ禁煙途上であって、この状態がいつ解消されてもどってしまうか、まったくわからないのが今の状態。この先、パソコンを修理に出すけど、テレビを観ない私はその退屈をどうやってすごそうかなんて、それを考えただけでもうネット依存だし、その期間にあまりの手持ち無沙汰で吸ってしまうかもしれない。どうしようかと迷ってはいたけど、 ヨシ!今からやるぞ!なんて、何も考えなかった。ただ最後の1本が夜中になくなっただけ。11時頃だったかな。ここは歩いて数分で、24時間営業のコンビニもあるので、いつもならそんな時間に煙草が切れても、どうということはなかったし、だいいち、それまでは切れないように買っていた。思えば、切れることがわかっていて買っておかなかったことが、気の抜けたゴー・サインだったのかな。この10月からの値上げを、私は9月後半になって知った。そう、テレビも新聞も見ていないので、全く知らなかったのだ。しかも、あんなに高くなるとは…。このこと自体がプラスに作用したと思う。否応なしの青天の霹靂だったからだ。 知ってから、実際に値上がりするまでに期間が短かったため、ああだこうだと吸い続ける言い訳を考える時間がなかった。喫煙者は、煙草が何一つ良いことがないのを承知で吸っている。それからもう一つ、私は成人認証ICカード「タスポ」を持っていない。吸わない方はご存じないでしょうけど、2008年から自動販売機では、このタスポがないと買うことができなくなった。私は手続きが面倒くさくて、カードを作らなかった。カードがあれば、歩いて1分もしない場所に販売機があるのだ。 夏の鬱の真っただ中、あらゆることに気力がなかった。このブログの開設だって、やっとこせと言う感じで実行した。初めての記事が開設から9日後だったのも、更新する意欲がなかったからだ。 あらゆることがしんどくて、生きてるだけで精一杯。2010年10月29日夜、煙草を買いに行くのが、ただただ面倒くさかった。そんな理由で、私の禁煙は唐突に始まったのだった。 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド/身も心も