カテゴリ:こんな系
「このはし、渡るべからず。」 橋を渡ろうとして、ふと目をやるとこんな立て看板が。 橋の向こうで意地悪そうな顔で笑っている庄屋をみつけるや、いつものように座禅を組み、頭を指でクリクリ。 ポク、ポク、ポク、チーーン! 名案が閃き、意気揚々と「橋の真ん中」を渡り始める。 どうだ見たか!と橋の向こうを見ると、庄屋の悲しそうな顔が。 さらに気を良くし、 「はしを渡るな、と書いてあったから真ん中を渡ればいいんだよ。」 と勝ち誇る。 それを後ろで見ていた、みよちゃん、 「すご~い!」 と言いながら、一休さんに元気よく駆け寄った 瞬間! メリメリメリッ!! と足下から聞き慣れない音が! やばい!と思う間もなく、一瞬にして視界から庄屋の姿が消えた。 川に落ちる音が一つ。 自分はなんとか橋に掴まったものの、さよちゃんは下流へ・・・・ 瞬間、足をつかまれたが、滑り落ちたような、足をバタつかせたときに・・・ような・・・。 気にしない気にしない、ひと休みひと休み。 といつもの台詞で部屋に戻って15年。 最後に見たものは、 「人の善意をどうして・・・」 と、哀れむ顔で見ている庄屋の顔。 今日も珍念さんが 「もーいいーかーい!」 と呼ぶのを、 「まーだだよー」 とかすれ気味な声で、なんとか答えるのがせいいっぱいの、 ○休さん 職業 小坊主・・・・・・だった。 除夜の鐘は、数えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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