カテゴリ:アッツイ映画
これがゾンビだよ! いや~、ついにこの日がやってきましたよ!ホラーファンのサマーカーニバル! ジョージ・A・ロメロ監督のランド・オブ・ザ・デッド いや~、さすがはゾンビの生みの親。ゾンビとはこういう存在なんだ!というところを見せつけてくれましたよ。 ゾンビ映画というと、色々な作品が出ていますよね。作品には、このロメロ監督の影響を受けたものが結構あるんですよね。 ドーン・オブ・ザ・デッドもそのひとつですけど、この作品も面白かったんですよ。 でも、何かが物足りないんですよ。 それが何なのかを、今回のランド~はハッキリと鮮明に見せてくれたわけですなあ。 それはなにかというと、ゾンビの食いっぷり。 ゾンビが人を食うシーンですよ。ゾンビと言えば人を襲って食い、食われた人間もゾンビになってしまうという設定ですよね。 これが他の監督、特に最近撮影された作品にはほとんどないんですよね。 それはなぜなのかというと、まあ監督自身の想像力の差とも言えるんですけど、あとは作品のスピード感にあるんじゃないかと思うんですよね。 人をムシャムシャと食べるシーンを入れると、その残酷シーンを際立たせようとしてどうしても物語りが止まってしまう。すると、当然スピード感がなくなってしまうわけですよ。 ホラー映画というと、ジェットコースターのようなスピード感覚で見せるないとドロドロになりすぎて、一般人には見るに耐えないものになってしまうことがあるわけですよね。 だからゾンビが人を襲うシーンは、うわ~って襲われて押し流されて次々と消えて行く、みたいな突然襲われる恐怖を前面に押した作品が多くなるのかなあと思ったんですけどね。 だから、ゾンビも猛スピードで走りながら襲ってくるようになったのかなあって。 でも、さすがはロメロ監督。格が違いますわ。 それはそれは美味しそうに、ゾンビが人間を食いまくる。 食いっぷりがホントにいい! 腸を引きずり出して食う。首を引っこ抜く。腐っているはずなのに、やたらと歯が丈夫。 そして、ロメロ監督のすごいところは、そんなシーンが満載なのにリズムが崩れないんですよね。 ストーリーはスピーディーに進んで行くわけですよ。 さらには、個性的なゾンビが次々と出てくるんですよ。 最近の他のゾンビ作品は、ゾンビに個性がなかったんですけど、ロメロ監督はゾンビ自体にも意外性を忘れないんですな。 どんなゾンビが出てくるかは、ぜひ皆さんの目で確認してきてほしいですなあ。 ちょっと嬉しいのは、ロメロ監督が最初のゾンビ作品を制作するときに協力したダリオ・アルジェント監督の娘、アーシア・アルジェントが出演しているところ。 あとは、今回のゾンビは今までと違ってすごく手強くなっているんですよ。 というか、手強くなっていくといったほうがいいのかな。 テーマもなかなか深いですよ。今回のゾンビたちを観ていると、色々と考えさせられるかもしれませんね。 とはいえ、インパクト、恐怖感、すっきり感は他の作品とは群を抜いている感じ。 もう間違いなく、今年一番のホラー映画でしょう! ゾンビ [米国劇場公開版] GEORGE A. ROMERO’S DAWN OF THE DEAD ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀 サスペリア アルティメット・コレクション〈限定生産〉(3枚組) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.28 02:15:41
コメント(0) | コメントを書く
[アッツイ映画] カテゴリの最新記事
|
|