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カテゴリ:メンタルヘルス
昨日 各地で観測された 皆既日食 日本やインドや、各地での観測に挑む姿勢・様子など テレビの特集で、所々見ていました
太陽が欠ける・消える
宇宙の原理を知らない古代の人々にとっては これは大変な、神の怒り にも見えたのでしょうね
今、科学の時代に 原理は分かっていても、祈らずにはいられない 宇宙の神秘
古代の人々は、太陽を神と仰ぎ 太陽信仰が中心でした 太陽が隠れた暗闇では一切の色彩を失うのです 試行錯誤で現実と戦いながら 神々しいほどの洞窟壁画や武器装飾品を 世界遺産として残しました その中から 太陽と色彩の関係を 人々は追及し続けたのですね
人類が最初に色彩を意識していた記録として 約7万年前 第2氷河期の最後 アジア、アフリカ、ヨーロッパの広範囲に渡って住んでいた 現代人の祖先ともいうべき ホモ・サピエンス、ネアンデルタール人が 埋葬の時に 遺骨をレッド・オーカー(赤褐色)やブラックで飾った というエピソードがあります ( 色彩の宇宙誌―色彩の文化史― <城一夫著> より)
「死」という人間にとって厳粛な事実が初めて認識され 生命の証である血の色「赤」を 墓碑や遺骸に塗ることによって生命の再生を願望したと推測されています
のちに中世になって光と色彩の発展に大きな影響を与えたのは キリスト教 でした 様々な文化圏がありますが 詳細に触れると膨大な歴史になってしまいますので省きますね
バラの歴史と文化史 の視点で見ても 13世紀、ゴシック様式で建てられた 教会堂正面につけられた窓の、円形バラ状のステンドグラスに注目です 特に有名なのが フランス、シャトル大聖堂のステンドグラス ( 「バラ窓」とよばれている )
ステンドグラスの重要な目的は 「神の光」 を、どのように再現して地上に啓示するか 「神の光」 を、どう表現するか に全てがあったようです
中世のステンドグラスの特徴は ガラスの中に気泡や不純物が含まれている為に 光が色ガラスを通過するだけでなく ガラス内に留まる光が発光して 窓そのものを宝石のように輝き照らし出す のだそうです
キリスト教においては 「神は光」 であり 「全ての人を照らすまことの光」(ヨハネ福音書1:9) 「光は闇の中に輝いている」(同1:5) のであり ビザンチン帝国や中世の教会にとって 光そのものが神であり、神である光の輝きを具現した金色を 表現する事が重要であった ( 色彩の宇宙誌-色彩の文化史- <城一夫著> より) そうです
キリスト教のみならず 古代社会、ケルト、ギリシャ、ローマ、メソポタミア、ペルシャなど 脈々と流れる 太陽信仰 が人類に大きな影響を与えてきたの訳ですね
カラーセラピーで ブルーを 「母性愛」 の象徴としているのも キリスト教で ブルーは 「聖母マリアの色」 とされているところから発端があります
やがて 多くの色彩研究家や科学者、画家たちの研究によって 太陽 と 色彩 光と色彩のメカニズムが立証されていく訳です
今日はちょっと思考を変えたブログにしてみました~ 反響が良ければ またこのバージョンで進んでみますが 悪ければ~~~ また、元のずっこけRozemama に戻るかも~~
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Last updated
July 23, 2009 09:54:25 AM
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