天皇献上品「珊瑚花(さんごばな)」 弐
左:珊瑚花(さんごばな)=9マルキの一元 右:7マルキの一元昔から職人間でいい伝えられてきたもので、どこの産地が発祥なのか命名者は誰なのか?などは未だにわかっていないものです。 今回のこの復刻・珊瑚花にはモデルがありました。昭和47年(1972)年 昭和天皇・皇后両陛下が2回目の奄美大島行幸の折りに、この珊瑚花のもととなる商品が献上されました。作成者不明の逸品は、究極の職技法「9マルキの一元」で構成されており、その製法は、文献・図柄ともに資料が残っておらず、長くまぼろしの紬とされてきました。 通常なら先輩の織り手に教えてもらいながら、織っていくのですがこの商品については布切れから分析していくものですから、織り手はかなり苦労します。1疋織るとなると24M以上ありますから、途中で絣の不揃いがあったりすると不合格品となってしまい、高額な原料代と開発料が無駄になってしまいます。もう少し若かったら、この織りに挑戦してみたかったです。 本場奄美大島紬専門店 奄伽樂(あまから) 人気blogランキングへ □□□■■■------------------------------- 奄伽樂(あまから)は機織り職人"のぶおばぁ"を応援します! http://www.amakara.jp -------------------------------■■■□□□