大島紬　機織名人“のぶおばあ”の　のの織り日報

[のの織り日記] カテゴリの記事

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  絣の細かさ

  経糸と緯糸の柄がぴったりと合う様に数ミリ単位での、柄合わせが必要になりますので、とても神経を使います。目も疲れます。機織りは目が悪くなる人も多いです。 左：【緯糸】絣糸　柄を出す「白色」と地部分を出す泥染の「黒色」右：【緯糸】地糸　地の部分ですので全て泥染めされた「黒色」経糸と同じく緯糸も絣糸と地糸を交互に織り合わせていきます。【絣の細かさ比較】この絣が細かくなればなるほど、織りにも技術が必要とされます。全て人の手と織手の技量で大島紬は出来上がってきます。 人気blogランキングへ□□□■■■-------------------------------本場奄美大島紬専門店　奄伽樂（あまから）　　　http://www.amakara.jp 　　-------------------------------■■■□□□

  2005年07月29日

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  絣（かすり）の配列

  竹物語　純泥染め・７マルキ式　「デザインコンテスト受賞」今は２反目の「カタス式の７マルキ」を織っています。「カタス」とは数字の『１』を表すもので、絣糸（模様のある糸）と地糸（無地の糸）の配列は、絣糸１本、地糸３本、この配列が続きます。経糸の配列は【１・３・１・３・１・３･･･】緯糸の配列は【絣糸２、地糸２の２・２・２・２・２･･･】で織られます。地糸三本の陰に隠れてしまい、≪Ｔの字≫になります。表では≪逆さＴの字≫になり、裏では≪Ｔの字≫になります。 経糸です。上が「絣糸」柄の出る「白部分」と柄の出ない地の「黒」部分があります。下が「地糸」泥染めの「黒」１色です。この経糸の交差と緯糸が織り合わさって、少しずつ柄が出来上がっていきます。『マルキ』のはなし 人気blogランキングへ□□□■■■-------------------------------本場奄美大島紬専門店　奄伽樂（あまから）　　　http://www.amakara.jp 　　-------------------------------■■■□□□

  2005年07月28日

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  一心同体の「はたむん」

  今日は私の身体の一部ともいえる、大事な「はたむん」を紹介します。シマでは機織り機のことを「はたむん」と呼び、昔は各家庭に自分専用で１台置き毎日機織りするのが、シマの風景でした。この「はたむん」に何度乗り、何反のはたを織って来た事でしょう…。これからも御世話になる「はたむん」です。 織杼です。「ひ」で昔は【ヒズキ】とも言っていました。機織りにな欠かせないのがこの「杼」です。織物は経糸と緯糸の組み合わせで構成されますが，機にかかる経糸を開口させた時，経糸の間に緯糸を通すときにこの「杼」が使われます。この「杼」も「はたむん」とともに何十年も私の機織りを支えてくれている大事なものです。黒ずんでいる手の跡も私の今までの機織りの歴史だと、誇りに思っています。 人気blogランキングへ□□□■■■-------------------------------本場奄美大島紬専門店　奄伽樂（あまから）　　　http://www.amakara.jp 　　-------------------------------■■■□□□

  2005年07月27日

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