nonfiction sisters

夕方少し涼しくなってから、二駅先の家具屋さんまでまるこを自転車に乗せて、私は自転車を押したり時々乗ったりしながら、母と出掛けた。
今までまるこは、バンボと言うイスのようなものをダイニングのイスに乗せてご飯を食べていた。
このバンボは、お尻がスポっとはまりなかなか自分では抜け出せないのだ。
布オムツだったりすると、おしりがモコモコしてさらに身動きを取れなくなってしまう。
そんなこともあり、自分でテーブルからご飯を食べるのにはやや低いと言うこともあり、前から欲しかった子供用イスを見に行ったのだ。
そこの家具屋さんには、近所の知り合いの方が働いていて、うちは実家が引っ越した際にも、姉が結婚した時も、私が結婚した時もそこで家具を買った。

いつも履いていたまるこの靴はこの前砧公園で転んで泥だらけ、洗ったけどまだ乾いていない。
そこで以前義兄が買ってくれたかわいいアディダスの運動靴を履かせた。
最初は今までのファーストシューズより硬い靴に、違和感を感じていたようだが、歩くと足音がトントンするので、タップダンスのように踊りだした。
かなり気に入った様子。
イスはなかなか良いものが、手頃な値段で買えた。
母がミッフィーの座るとブーっと音が鳴る小さなイスも買いたいと言い、それも買ってきた。
座ったり、立ち上がってもブーっと音が鳴る。
その度に、まるこは拍手をして大喜び。

明日は父の誕生日。
生きていたら６３歳になる。