|
カテゴリ:マイ・オピニオン
フジVSライブドア、新展開ですね。
ニッポン放送が新株予約権をフジテレビに発行するそうです。 これって平たく言うと、第三者割当増資のことですよね。平たくねえか。 エート、第三者割当増資が認められる条件ってなんだったっけ? 昔、勉強したんだけどな・・。 なんか、増資によって得られる資金で、企業価値を増大させる設備投資などを行う場合に認められる・・とかじゃなかったっけ。 とすれば、問題は今回の増資でニッポン放送が、どれだけ企業価値を高められるかを証明できるかに掛かってきますね。 果たして、フジサンケイグループに吸収されることが、自社の価値増大の理由となりえるか、どうか。 個人的には、ライブドアに吸収されると、実質、自社価値の著しい減退に結びつくから、それを防ぐためには必要という見解は成り立つと思うけれども・・・。 まぁ、当然ライブドア側としては裁判所に異議申し立てを行うことになりますよね。 「筆頭株主たるライブドアの不利益になることは明白だ。」つー理由で。 お前が言うな、とライブドアの既存株主は言うでしょうが。 裁判所の判断は正直、予測つかないです。 ライブドアの主張が認められる可能性もけっこうあると思う。 いずれにしても白熱してきました。 これからしばらくは、展開から目が離せませんね。 ---------------------- (1)自社の株主価値の向上を狙う (2)フジテレビとの友好的な業務提携を図る 昨日の日記で、堀江氏が主張している取得理由の中で上記2つの重大なウソがある、と書き、 実際にリーマンとの契約内容から(1)について検証しました。 今日は(2)の「フジテレビとの業務提携を図る」について検証してみたいと思います。 ライブドアが、ネット企業としての先行きに不安を感じ、良質なコンテンツ獲得のため フジテレビとの業務提携を求め、株式を買収するに至った、という主張については 分かる部分はあります。 では、友好な業務提携を念頭に置き、且つ、小が大を呑み込む買収攻勢を仕掛けた場合、 仕掛けた側の禁忌は何でしょうか? 言うまでもなく、被買収企業の既存のスタイル(文化と言っていい)を否定してしまうことです。 まぁ当たり前ですよね、これからノウハウを学ぼうという相手に、教え請う前から、 「お前のやり方はおかしい。」と否定する共同経営者はいない まして相手は、業界でNO.1の実績(視聴率)を達成したばかりの企業です。 しかし、堀江氏はそれをやった。 最初に「フジにネットの使い方を教えてやれば、もっと儲かる。」と言い、 その後も、ことある毎に相手企業を、「考え方、やり方が古い、無能。」と挑発。 「支配すれば、当然の権利として役員を送り込む。」と敵対姿勢を鮮明にしていきます。 最終的には、相手企業の精神的支柱である新聞を、「あのグループにオピニオンは異色。 新聞がワーワー言ったりしても、世の中は変わらない。」と言い放つに至ります。 (先に、禁忌として「お前のやり方はおかしい。」と言うこと、と書きましたが、このケースでは 「お前らに意見はいらない。」と言っているのと同義です。) 繰り返しますが、相手は業界で昨年実績1位の企業で、友好的な業務提携を望む会社にですよ。 買収サイドがこんな発言をするのは、自前の人材が豊富にあり、旧経営陣、従業員を一掃して 新しい手法でコンテンツを創造していくつもりで無い限り、(それでも極力挑発は控えるものですが) 正気の沙汰でない行為でしょう。 僕には到底、堀江氏が本気で提携を望んでいるとは思えません。 案の定、フジサンケイ・グループの経営陣は勿論、従業員組合からも一斉に反発され、 「ライブドアとの業務提携は、断固拒否する。」の大合唱。 人間の生理的なレベルにまで、嫌悪感を抱かせてしまいました。 (フジテレビ労組の声明文を、一度読んでみることをお勧めします。) 今回の買収で、よく引き合いに出されるのがAOLによるタイム・ワーナーの買収劇です。 新会社のトップになったAOLのケーシーはタイム・ワーナーを強引に合併したものの、 結局はタイム・ワーナーのコンテンツを作れる人々から尊敬を得られず、よって魅力的なモノを 作り出せることもなく、業績悪化。ついにトップの座を追われたそうです。 万が一、ライブドア買収が成功し、強引な業務提携がなされてたとして、実際にそのコンテンツを 作るフジ従業員の何人が、「堀江氏のために働きたい」と思うでしょうか・・。 彼なら「俺のためにでなく、金のために働け。」と言うでしょうが、それはケーシーが辿った末路への 特急券であるのです。 ----------------------------------- バンドの下限に近づき、そこから上放れたと判断し、今朝、ドルを買いました。 目標値は105.60~70です。 ・種 目 : ドル円 ・買 / 売.: 買い―10万ドル ・仕掛け値. : 104.25 ・手仕舞い値: 保有中 ・利益/損失: 保有中 ・コ ス ト : 保有中 ・ストップ : 101.50 本当は20万ドル買って、10万ドルはずっと保有していたい。 色々調べましたが、ドルを現金で買うのは両替手数料が掛かりすぎます・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[マイ・オピニオン] カテゴリの最新記事
|