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みなさまは、創傷被覆材というものをご存知でしょうか?
子供の頃はよく転んでも;大人になるとあまり怪我もしないので、擦過傷の治療について真剣に考える機会はありません… 私も知ってはいても、実際使用したこともありませんでしたし、ちょっと怪我したくらいでは自分でバンドエイドを貼って終わりなので考える機会がなかったのですが、先日穴あきデニムを作成するほど派手に転びまして(^^ゞ数年ぶりに病院に行きました。そのとき「傷の治療はみんなまだ間違って覚えているのでは…」と思ったのです。 私のブログは1日72アクセスしかないので、ここでこんなことを書いても仕方ないのかもしれませんが、まだまだ転んで帰ってくるお子様をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、「痛くなくて早く治る治療法」ご紹介しておきますね♪ 私達が子供の頃…転んで保健室に行くと、オキシドール(泡のブクブク出る無色のアレです)で血やゴミを落とし、イソジン(皮膚が黄色くなる消毒液)で消毒、バンドエイドor傷が大きければガーゼをテープで貼って終了… お風呂で濡らさないように気をつけ、消毒のたびにガーゼが傷にくっついていて剥がすときに痛い思いをし、消毒液がしみてまた痛い思いをし、「我慢しなさい!」と言われ; かさぶたが出来て(何回か剥がしてまた怒られて)やっと治る。ということを繰り返していませんでしたか? なので、既成概念として傷が出来たら消毒する→濡らさない→乾燥させる→かさぶたが出来る→剥がれると治ると思っている方が多いのです。 私も数年前まではそう思っていました。 でも、高だか傷の治療といえども進歩するのですね(むしろ遅かった様にも思いますが)。 今の治療は「乾かさない」ことが最重要課題なのです。 1.消毒はしなくて良いので真水(病院だと生理食塩水)でよく洗い流し清潔に保つ。 2.血が止まったあとの滲出液(無色~やや黄色味がかった液)が皮膚を直すので、それを封じ込め乾かさない=かさぶたを作らない。 3.ずーと潤った状態を保ちながら皮膚が再生するのを待つ。 簡単に書くとこうなのですが、かさぶたを作る直し方の3倍くらい早く治り、痛い思いを殆どしなくて良いのです。 傷を乾かさないためにはラップを切って貼っておくだけでも良いようですが、今はいいものが色々あり病院では傷の大きさに合わせて切って使う創傷被覆材+上から貼るフィルムが一般的です。 創傷被覆材はそれ自体に粘着性があるのでフィルムを貼らなくても皮膚には密着しますが、滲出液を含むとゲル状の液体になるので、それが溢れだすのを防ぐためにもフィルムを貼ります。 とはいえなかなか理解しづらいかと思いますので、詳しく知りたい方はこちらのHPがお勧めです。 指を2ヶ所やけどされた看護師さんが、両方の治療を同時に行って比較している写真など面白いページもあります^^ 実は小さいサイズなら市販品もあります。 普通のバンドエイドに比べると高いのですが、1枚で最長5日間使えますし、正しい使い方をマスターすれば病院で初診料を支払うより安い?? ![]() ![]() ![]() ただし2歳以下のお子様や感染のある傷には使用できないので、使用上の注意はよくお読みくださいね^^ UPする段階で気が付いたのですが…… ![]() なんと100話目だったのですね~~!! 石の話にすればよかった…… こんな間抜けな私ですが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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