女系ってそういうことか の巻
天皇さんの世継ぎの話をよく聞くようになってきました。私自身あまり分かっていなかったのですが、最近ようやく分かりかけてきました。男系天皇でないと・・・というところから、女系でもいいのではないか、と有識者会議から諮問が出て、それで行こうという風になってきている。その、男系・女系というのが分かっていませんでした。今までも女性の天皇さんがいたから、女系でもいいのではないかと思っていたのですが、男系でも女性天皇は可能だそうです。つまり、男性の天皇さんから生まれた子は、男子だろうが女子だろうが、男系になるらしい。だから、今の天皇さんの次に皇太子さんが天皇になられて、次に愛子さんが天皇になるのは、現行のもので十分可能で、過去の女性天皇さんも、そういう男系天皇だったらしい。愛子さんから生まれる子は、男子だろうが女子だろうが、女系になるので現行では天皇になれないらしい。その場合、系譜を過去にさかのぼって、男系の血筋から次の天皇が選ばれたらしい。なるほどです。それで、この男系でしか天皇になれないという伝統は、今までずっと続いて来たようで、ここで変えれば、史上初だそうです。そういう話なら、今までどおり男系天皇継承でいいな。そういう詳しいことが分かっていないから、男系に固執していると天皇の継承者が途絶えるとさえ思っていました。こういうのを今回知りましたが、多くの方が知らないのではないかと思いました。小泉さんは、郵政民営化法案のように党議拘束をかけて、今国会で女系天皇も可法案を通そうとしているが、あまりに拙速に感じます。郵政の時に、「まだ十分話し合われていない」ので反対という自民党議員も、反対派として切り捨てたが、今回もきな臭いです。小泉さんは、国のトップとしては、柔軟さが足らないように思います。靖国神社問題でも、別の戦争犠牲者追悼施設を作って、そちらにお参りするのが、普通だと思う。靖国神社には、一兵士も祀られているが、戦争指導者も祀られている。うちの親父は3男だけど、2番目と4番目が戦争から帰ってこなかった。婆ちゃんがお盆で天井にかかったおじさんの遺影を見る姿と、戦争の事は一切話さない姿は、戦争指導者を赦しているとは思えなかった。敗戦濃厚であることは、そういう人たちなら容易に想像できたはずなのに、長引かせて犠牲者を膨らましてしまった。もし、私の子供の1人が戦争で命を落としたら、戦争を始めた国の幹部は赦せないと思う。そういう人に、後の国のトップが手を合わせるというのは、なんかおかしい気がする。ヒットラーに手を合わせるドイツ首相に、国内外から反発が起きるのと同じ。国家追悼施設建設に何故小泉さんは反対したのだろう?どうも分からない。