のりのりライフへの道

昨日の日記の続きです！

ご興味のある方は、奈良さんの使用楽器を見ながら
読んでいただければイメージしやすいですよ～（笑）


さて、奈良さんのライブの中で最も興味深い体験だったのが、

ＨＡＮＧ（ハン）の演奏だった！

私がＨＡＮＧを知ったのが、昨年の10月。

大阪のとある場所でＨＡＮＧを演奏している人に出会った。

その音を聞いた瞬間からＨＡＮＧの虜（とりこ）になってしまった！

う～ん、一言で言えば、

「にぎやかな水琴窟！」って感じ。


●奈良さんのＨＡＮＧの演奏が始まった。

演奏といっても打楽器なので“リズム・パーフォーマンス”かな？

奈良さんは、ＨＡＮＧを轆轤（ろくろ）のように回し始めた！

そして、回っているＨＡＮＧを叩き出したのだ！

回転が止まるとまた、回す。

そして叩く。

これの繰り返し。

正直驚いた！


大阪で知り合ったＨＡＮＧの演奏者のＡＫＩＲＡ氏とは、

全く演奏の仕方が違うのだ！

ＡＫＩＲＡ氏の場合は、ＨＡＮＧを回すことはない。

ＡＫＩＲＡ氏から出てくるＨＡＮＧの音は、繊細でリズミカル。

ＨＡＮＧを長い足で囲むように置き、コンガを扱うように叩く。

時にはひっくり返して裏の音を出したり、立てて両面を叩く。

かなり感動する。


ところが、奈良さんの場合は、回り続けるＨＡＮＧ叩く。

ＵＦＯ型なので、皿回しで回転がなくなってきたときの皿のように

大きく波打って回るので、非常に叩きにくいはずだ！

奈良さんは、暴れ馬をうまく扱うように暴れまくるＨＡＮＧを

両手でうまく叩いている。

回転がなくなり出すと回すために一瞬叩く音がなくなるが、

すぐにその音の続きを見事に叩き始まる。

ＨＡＮＧは、叩く場所によって音が変わるので、ある種のメロディーを

感じる事が出来る。


ＨＡＮＧが布の上を回っている時は回転している音は

あまり気にならなかったが、

布を外れると、会場の固いフロアーの上でＨＡＮＧが回り出したときは、

ＨＡＮＧの底とフロアーとの摩擦で出て来る低音がまた面白い！！

上と下とで同時に音が鳴っている！

これは面白パーフォーマンスだと思った。

ＣＤを聴いているだけでは、決してわかならい。

確かに奈良さんのライブはどこでこんな音がしているのか

見ていても分からないところが摩訶不思議であり、

奈良ワールドに引き込まれてしまう。

そして、ＨＡＮＧのクライマックスは、奈良さんのオオカミの遠吠えとも

思えるほどの迫力ある声だった！

正に野性的なリズムと力強くＨＡＮＧを叩く音と奇声！

大迫力だった！

私は時を忘れて見入ってしまった。


同じ楽器でもこんなにパーフォーマンスが違うのも大きな

驚きであり、発見だった！！

貴重な体験が出来た！


主催者に感謝！

そして奈良さんにありがとう！

ＡＫＩＲＡ氏のパーフォーマンスもまた見たくなった！