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カテゴリ:音楽(クラシック)
ヴィヴァルディとピアソラの「四季」
~石田泰尚が贈る8つの季節~ ソロ・ヴァイオリン:石田 泰尚 コンサートマスター:依田 真宣 チェンバロ:平野 智美 ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲「四季」Op.8 ピアソラ/ブエノスアイレスの四季(弦楽合奏版・デシャトニコフ編曲) アンコール:ピアソラ/エチュード3番(石田さんソロ) ブエノスアイレスの冬 神奈川フィルの名手たちシリーズの6回目。随分前に買ったチケットが、ついにこの日を迎えました!というわくわく感でいっぱい。小宮さん、柳瀬さん、山本さんに米長さんと、神奈川フィルが誇る首席の皆様勢揃い。依田さんはお名前とお顔はよくお見かけするので、どこかのコンマスさんに違いない。 ヴィヴァルディは、音楽堂でシュナイトじいちゃんのチェンバロ弾き振りの、CD化された「四季」、遠路はるばる藤野で聴いた「四季」を思い出す。「春」2曲目でなぜか涙がぶわっとこみ上げて、泣くような曲じゃないだろうと慌てて抑え込む。「夏」は疾風怒濤、嵐に襲われて息が詰まる。呑兵衛たちの実りの「秋」で一息ついて、「冬」の厳しさと暖かさに思いを寄せる。山本さんのチェロが、時に通奏低音として、時にソロとして、なんとも素敵に石田さんに絡み合う。この人は扇の要だなぁと思う。 休憩後、男性の皆さんは黒シャツで登場。小宮さん(イメージ白)の黒に萌え~。石田さんは半身が赤の情熱シャツ。客席から思わず歓声が上がると、左手を挙げて応える余裕のポーズ。ブエノスアイレスの四季は「夏」から「秋」「冬」「春」と、出来た順に演奏。弦楽合奏版だからか、どことなくお上品で洗練された感じ。だけど、それぞれの四季にヴィヴァルディの四季がところどころ散りばめられ、面白い編曲に仕上がっている。 2つの「四季」の聴き比べ、ありそうでない企画だよね。神奈川フィルの演奏で聴けて、なによりの昼下がりでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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