Yasunao×Lilis #6
ヴァイオリン:石田 泰尚ピアノ:中島 剛ルクレール/ヴァイオリン・ソナタ ニ長調作品9-3フォーレ/ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 作品13フォーレ/シシリエンヌ 作品78ドビュッシー/「小組曲」より小舟にてサン=サーンス/交響詩「死の舞踏」作品40フランク/ヴァイオリン・ソナタ イ長調(アンコール)ドビュッシー/亜麻色の髪の乙女ラヴェル(コハンスキー編)/亡き王女のためのパヴァーヌドビュッシー(ハイフェッツ編)/ゴリウォークのケークウォーク今日はフランスの作曲家の作品を集めたプログラム。ルクレールは初めて聴いたけど、すんなり入ってきたのは、バロック期の作曲家だからかな。こんな美しい曲を書いた人が惨殺されちゃったなんて、世の中そんなものかしら。フォーレは、後プロのシシリエンヌやレクイエムのような、優美なイメージがあるのだけれど、このヴァイオリン・ソナタはなかなか激しく、いかにも近代といった感じ。後半が始まる前に、石田さん、中島さんのMCタイム。先週の誕生日はオケ(神奈川フィル)の本番で、好きなマーラーだったから嬉しかったとのこと。そしてその日のうちに仙台に移動して、翌日N響メンバーと共演された石田さん。「N響はすごい。さすがN響」を連発、リハではいつもの素敵な私服(笑)からスーツに着替えたというほど。後半もいっぱい弾くからと、そそくさと退場。ドビュッシーは、日傘を差した貴族の婦人が舟遊びをしている様子が浮かぶ。死の舞踏は正に半狂乱。フランクは第2楽章で拍手が沸く熱演。石田さんの音色はもちろん、中島さんのピアノが素晴らしい。ピアノがフルオープンなのに全然うるさくないし、軽やかで柔らか。こういう上手い人と一緒だと、石田さんも弾きやすいんだろうな。先週はマーラーで負けたけど、今日は石田さん堪能。7,8回の日程も発表になったから、また頑張って並びに来なくちゃ。