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昨日の結婚披露パーティーが終わったあと、参列者の方の何人かから、 「よくアレだけ準備もなくポンポンとアドリブで話ができますね。」 と言われた。 確かに、話したことの9割以上は、その場で思いついたアドリブで話している。 が、何の準備もしていない、というのは、実は正しくない。 それなりに下準備をしていたのである。 では、どんな下準備をしていたのか。 まずは、新郎新婦の情報収集。 これはまあ、友人であるからさほど問題はない。すでに持っている情報を整理しておく。 それと、披露宴のテーマ。 披露宴だからといって、ただ祝福すれば良い、ということではない。 これをはずすと、パーティーそのものが成り立たなくなる。 だから、入念にテーマ選びをするのだ。 それから、式次第の流れ。 やるべきパーツをただ組み立てればいい、という考えでは、きちんとした流れが作れない。 新郎新婦のポジション、司会や祝辞を述べる人の動き、お店の人のサーブのタイミングまで、しっかり映像でイメージしながら、問題ないかどうかを何十回も確認する。 その上で、司会者用のトークの原稿作り。 まずそのとおりになどしゃべるはずがなく、現場での思いつきで話すことは解っていても、必ず原稿は作る。 その上で、リハーサルを何度も繰り返す。 会場に向かう電車の中でも、ぶつぶつ言いながら、何度も何度も練習する。 絶対にこうは言わないだろうと思われるトークを、何度も繰り返し練習する。 そして、会場には一番に入り、テーブルのレイアウトや新郎新婦・ご両親の導線、会が始まる前から、終わったあとまでの参加者の動き等を確認する。 絶対に事前の想定どおりにはならないことはわかっているので、ここで軌道修正をしっかりし、会場の人とも、一つ一つの動きのタイミングを打ち合わせ、合図とうのきっかけもしっかり決めておく。 そのうえで、再度頭の中で映像を描きながら何度もリハーサルを重ねる。大体このあたりで、脳内リハーサルは都合100回を越えていただろう。 また、ご両家のご両親にもご挨拶。事前にフレンドリーな披露パーティーだということだけはしっかり話しておくように新郎新婦にお願いしておいたが、改めて今日のパーティーの趣旨をお話し、少々失礼なこともあるかも、ということをあらかじめお断りしておく。 そして、新郎新婦との打ち合わせ。当日はもうふたりとも舞い上がっているのは、経験上よーく知っているので、ポイントを絞ってリクエストをする。 ……と、事前にこれくらい準備をしておくと、自分も安心できるのだ。 事前に準備をしておかないと、気持ちに余裕がなくなってしまい、気配りも出来ないし、アドリブに必要なその場で発生した「おいしい情報」などを拾いそびれたりしてしまう。 また、突発的に起きたトラブルにも、余裕を持って対応できなくなってしまう。 しっかりと準備をしておけば、何があっても大元の流れに立ち戻れるという安心感があるから、気持ちにゆとりが出来、多少トラブルが起きたって(昨日のパーティーでも実際いくつかトラブルもあったのだが)それすらおいしいアドリブのネタにもなってくれる。 自分なりに、これでもか、というくらい事前準備をしておくこと。 これがアドリブトークをばっちり決める、最大にして最高の方法なのだと私は思っています。 1000日修行報告 楽天日記を書く …… 30/1000日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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