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カテゴリ:スェーデン生活
膝の腫れが引かないため主治医からたらい回しされて4週間待った挙句、やっと膝専門の整形外科医の診察の順番が回って来た。
前回の骨折時からの教訓、"整形外科医を信用するな" が頭にこびり付いているものの、他に行き先がないので今回は事前に知りたい事だけを質問事項を紙に書いて持参する事にした。 あっと言う間の診察時間で尋ねそびれて、後であっ、しまった!という事が無い為である。 私の予約時間は月曜の朝8時20分だ。ってことは一人20分の計算か。 時間より10-15分早めに着くように、と呼び出し状に書いてあるのでがんばって8時10分に着いた。 ところがドクタ-の診察室の前ではまだ8時の患者が座って待ってるではないか。 病院は8時からだからドクタ-はすでに10分遅れだ。って事は私はあと20分は寝坊できた事になる。 そして寝坊したらしいドクタ-は8時半になってようやく登場。 想像通り若いドクタ-だ。 なぜ想像通り、かと言うとヤング(といっても彼は35歳位だが)は週末の夜遊びで月曜の朝は起きるのがしんどい、と息子達の生活習慣から知っているからだ。 かなり待たされた後に診察室に入って質問のリストを机の上に置く。 私の後ろにはもうすでに何人も待っているが、この質問に答えをもらわないうちは出て行かないぞという意気込みである。4週間待ったのだから当然だ。 ただ問題は質問の数がかなり多いという事だ。 ドクタ-はあくびをこらしながらコンピュ-タ-に登録してあるカルテを読み、リストは無視しようとする。 そうは行くものか。 「もう数ヶ月経っているのにまだ腫れてるのは何故?もしかしたら筋や腱にもダメージがあるのでは?」 こうなったら口頭での質問攻めだ。 「今飲んでる腫れ止めはあとどの位飲み続けても大丈夫?」 「レントゲン医師が書いたなんとかかんとかって何の意味?」 「たまった水は抜いた方が治りが早くなる?」 質問は延々と続くのだが、リストの長さを見たドクタ-は渋い顔をしてコンピューターの画面を私に向ける。 「じゃあ自分でMRT見る?」 マグネットレントゲンの自分の写真を見るのははじめてである。 カラ-3Dで色んな角度から膝が見られて大変面白い。 それでさっきまでの質問はついつい忘れて、 コレは何? これの影は骨?それとも筋?半月版はOK、などと自分の膝に見とれてしまった。 自分のMRTを見る機会があったら是非お薦めしたい ただし重病の疑いが無い時の話だが。 だが、この3D写真はもう3ヶ月も前に撮った物ではないか! 知りたいのは今どうなっているのかだ。 でも面白いなあ そんなこんなで結局写真を2回見せてもらい、触診も2回してもらい、いや、やり直ししてもらい、質問には全部答えてもらい診察室を出たのは1時間後、待っている患者達(10人以上だ)のいらだった視線の中、寝坊ドクタ-は今日は昼食抜きだろうな、などと思いながらリハビリ師の所へ直行。 「腫れ止めは永遠に使えるし、半月版や腱のたぐいに傷はないから散歩しても良いって」 「それは前から分かってた事でしょ」 そうか、アレだけ時間をかけても何もアップデ-トする事実は無かったのだ。 でも散歩OKになったので、気分はきわめてさわやかである。 家に帰って急にヤル気が湧き上がり、キッチンテ-ブルにオイルを塗る事にした。 ラックがかかっていない樫のテ-ブルなので本当は定期的に塗らねばならないのだが、そこはフレヤ家である。 数年前に買ってからまだ一度もやっていない。 テ-ブルの足にも塗る為重たいテ-ブルを持ち上げる、がオイルでつるっと! ああっ! 足は見事に右足の指を直撃! テ-ブルはピカピカになったが散歩プランは先延ばしになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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