2005/11/14(月)12:59
ノルウェイの森
この小説を読んで、僕には納得するというか、共感できる部分がたくさんあった。
登場する直子の気持ちも、緑の気持ちも、よくわかった。
なにかずれているという実感。
偏見とか、そういうつまらないもの。
性に対する、色々とめぐる思い。
恋人よ、
僕が病院で治療してもらわないのは、
治ったらあなたとセックスしなければならない気がするからです。
今のままなら、
僕たちはずっと、触れ合うときの温もりだけで生きていられるけれど。
僕はそれがとても愛おしいのだけれど。
あなたは違うね。わかっているけれど。
病院にいくと、その美しい関係が嘘になってしまいそうで怖いよ。
僕が産婦人科に行かなければならない状態、といっても、
それはよくある感染症で、性病ではないので安心してほしい。
子どもからお年寄りまで、体質によって起こる症状があるというそれだけのこと。