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カテゴリ:映画
そんな訳で、公開当時そこらでクソ映画と大評判だったデビルマンを見ました。
いや、凄かった。感動した。違う意味で。 ここから先はネタバレを地味に含んでおりますので、これから映画版デビルマンを見たいという方は見ない方が賢明です。予備知識なしに観て、あの凄さを味わってください。 この映画失敗の最大の原因は、不動明役の伊崎央登さん。 神がかり的な演技の下手さが印象的です。 台詞は棒読み。表情は変わらず。良く観ないと、涙が流れているかどうかも分かりません。 特に凄まじいのは叫び声。ホントにもう……、「わーーーーー」って感じなんですよ。どんなに格好いいシーンでも、どんなに悲しいシーンでも、この叫び声で全て帳消し。だって、感情が全くこもってないんだもん。 ついつい笑ってしまう、魔性の叫びを持つ男です。 飛鳥了役の伊崎右典さんは上手かったです。相対評価で。 てか、彼が上手く見えてくるこの映画を褒めるべきです。棒読みですよ。右典さん。 ボブ・サップに癒されましたよ。ボブ・サップの演技の上手さに。おかしいよ絶対。 内容自体も、台詞回しが全体的にチープ。 「俺、デーモンになっちゃった」「ハッピーバースデーデビルマン」とか、普通に出てくる脚本家は結構凄いのではないかと存じます。 個々のエピソードもあまり掘り下げず、全体的に薄いしなあ。 まあ、最終的に僕が言えることは、映画館で見た人は本当にお疲れ様でしたということです。 WOWOWで見た僕は、幸せでした。本当にありがとうございました。 なんだかんだで主役の二人はまだ若手ですので、これからグインと伸びることを期待しています。せめて足場にしてくれないと、デビルマンが報われません。 あ、でも、家族大虐殺の場面は結構グッときました。央登さんの「わーーーー」で何かが終わりましたが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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何で棒読みの人を採用?
「わーーーー」で全てが台無しになったのはすごく分かりました。 (Feb 24, 2006 09:21:47 PM)
キキさん
>何で棒読みの人を採用? >「わーーーー」で全てが台無しになったのはすごく分かりました。 ----- 全てはスタッフのみぞ知る、です。 「わーーーー」はあくまでも一因です。なんだかんだで、最初から全てが台無しでした。 (Feb 26, 2006 11:26:41 AM) |
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